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ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (18)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 勉強法に悩んでいるみなさんへ (6)一秒で集中する方法

    勉強が苦手だとか、成績が伸び悩んでいる人たちの中には、勉強法がわからずに苦しんでいる人たちもずいぶんといるのではないかと思います。 以下、小学高学年の子どもでもわかるように、できるわけわかりやすく「勉強法」を解説したいと思います。参考にしてください。 なお、ここで解説する勉強法は、大人になってももちろん活用できます。脳は、「完成型」のない「オープン・エンド」。意欲さえあれば、何歳になっても新たな学びを積み重ねることができるのです。 6、1秒で集中する方法 はっと気付いた瞬間に、集中する。1秒で集中する。そんなことができたら、苦労しないよ、という子がいるかもしれません。 確かに、どれくらい集中できるかどうかには、個人差があります。一方で、それは、鍛えることができるものでもあります。生まれつきの「性格の差」で、集中できる、できないということが決まっているわけではありません。 腕立て伏せや、腹筋

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 勉強法に悩んでいるみなさんへ (2) プレッシャーは、自分でかけよう。

    勉強が苦手だとか、成績が伸び悩んでいる人たちの中には、勉強法がわからずに苦しんでいる人たちもずいぶんといるのではないかと思います。 以下、小学高学年の子どもでもわかるように、できるわけわかりやすく「勉強法」を解説したいと思います。参考にしてください。 なお、ここで解説する勉強法は、大人になってももちろん活用できます。脳は、「完成型」のない「オープン・エンド」。意欲さえあれば、何歳になっても新たな学びを積み重ねることができるのです。 2、プレッシャーは、自分で自分にかけよう。 勉強が嫌いだ、と言っている子どもの中には、お母さんやお父さん、先生に「勉強しろ、勉強しろ」と言われて、それがイヤで勉強のことを考えるのが嫌いになった、という人もいるかもしれません。 もちろん、お母さんだって、お父さんだって、先生だって、みんなのことを思って「勉強しろ!」と言っているのです。大人になって、社会に出ると、勉

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 日本にはあるんだ!

    マイクをつけて出ていこうとしたら、SHELLYが「もぎさん」と、そでに触れた。 「スティームかけておきましょうか。」 しまった。またばれてしまった。「衣裳」(といっても自前だけれども)のジャケットを、リュックの中にくしゃくしゃ丸めて入れていたのが見つかってしまった。 「この人は、ジャケットでもなんでも、ぐるぐる入れてしわだらけにしてしまうのです。」 SHELLYがジェームズ・ダイソンさんにそう説明している。というか、チクっている。 なんてこった。 スタジオ。ダイソンさんは素晴らしかった。例の「サイクロン」の掃除機は、5500のプロトタイプを作ったそうだ。「羽根のない扇風機」、エアマルティプライヤーは、別の目的のために開発していて、たまたまその原理が見つかったのだそうである。 「ほら、内部のこれが回転して、するとここで早い気流が生じる。すると陰圧になるから、後ろから空気を吸い込むでしょう。吸

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 市川海老蔵さんについて

    11月26日にこのブログに書いた日記を、入院中の市川海老蔵さんが読んで下さったらしい。 連日の報道については、いろいろと思うことがある。考えは全く変わっていないので、改めて、当日に書いた日記を再掲する。 これまで、忙し過ぎたんだから、これを「休む」良い機会だと思って、ゆっくりと治していただきたい。一日も早いご快復を祈る。海老蔵さんの笑顔を見るのを、みんな待っています! 「海で荒波にもまれている漁師が、数日間陸に上がる、そのような狭間」 歌舞伎役者というものが、いかに過酷な稼業であるか、なかなか想像できるものではない。 公演が始まれば、ほぼ一ヶ月、休みなしで演ずる。一番大変なのは、昼夜通し公演で、朝から晩まで、休みなしに台詞を吐き、舞台を飛び回り、見得を切らなくては行けない。 声を整え、体調を維持する。その努力は大変なものである。だから、公演中は、市川海老蔵さんは文字通り劇場と家、あるいは

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 国会運営、ムダが多すぎる。仕分けをしてもらってはどうか?

    問責決議のような無駄なことをしている時間があるということは、つまり国会議員は暇なのだろう。不思議な話である。国政の難問、課題は山積しているというのに。 立法府たる国会の責務を果たそうと思ったら、現状、政策についての調査、研究、議論、それこそいくら時間があっても足りないはずだ。センセイ方の時間の使い方にとやかくものを言う筋合いではないが、国会運営、ムダが多すぎる。仕分けをしてもらってはどうか? 日の国会で以前から不思議なのは、単なる数合わせになっていることである。政党は大事だが、一方で議員はそれぞれその判断力を買われて当選したはずであり、個々の案件について、自らの経験、良心、判断に従って投票する、ということがなかれば単なる数合わせの駒になってしまう。 党議拘束はある程度は必要だが、それが数合わせになってしまうと、要するに議員はろくに勉強しなくても党の方針に従って投票するロボットとなる。それ

  • 茂木健一郎 連続ツイート: 連続ツイート 根拠のない自信

    しゅりんくっ! ぷれいりーどっぐくん、ねむいけれども、おはよう! 根拠(1)にサインを頼まれるとき、イラストを描く。ときどき座右の銘を書け、と言われるから、「根拠のない自信を持て」と記す。最初は苦し紛れだったのだけど、繰り返すうちに身になってきた。 根拠(2)学生時代から、「なんで、お前、そんなに根拠のない自信があるんだよ」と言われてきた。生きる上での気合いのようなもので、やろうと思ってやっているわけではない。結果として良かったのではないかと思う。 根拠(3)赤ん坊は、根拠のない自信に満ちている。ハイハイするときに、「できるかな」などと思わない。伝い歩きをするときに、「今日は調子が悪いから明日にしよう」などためらわない。 根拠(4)大人になるにつれて、人は根拠のない自信を失う。それで、何かをしないことの言い訳ばかりうまくなる。他人に対しても阻害する。君はそう言うけどね、一種の理想論であっ

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 連続ツイート 「書く」

    書く(1)『脳をやる気にさせるたった1つの習慣』(ビジネス社)は、「書く」ことの効用を巡るである。先日取材を受けて、書くことの意味について話していて、いろいろなことを思い出した。 書く(2)書くというと、すでに脳の中にある情報が出てくるだけだと思いがちだが、そうではない。「書く」という文脈を設定することで、その場で情報が生成される。出てきたものが、自分にとっても驚きということはしばしばある。 書く(3)何を書いてわからないから書かない、というのが一番もったいない。書いてみれば、自分が何を書きたかったかがわかるはず。とにかく、手を動かすことが大切なのである。 書く(4)私が生涯の研究テーマである「クオリア」に出会ったのも、「書く」ことと関係していた。理化学研究所からの帰り、ノートにものすごい勢いでアイデアを書いているうちに、突然、電車の「がたんごとん」という音が質感として聞こえた。その日は

  • 茂木健一郎 クオリア日記: どうせ、ベタ記事にしかならねえぜ。

    昨日、代々木公園野外音楽堂で「就活生の音フェス」があった。明治神宮の森を抜けて、駆けつけた。ちょうど、定刻の10時。しかし、少し押した。 「ユーストリームするのか?」と聞いたら、「機材がありません」などと言うので、その場でマックブックを出して、e-mobileでつないで自分でユーストリームした。生中継しながら、録画した。 最初の僕のセッションが終わって、次の杉村太郎さんが喋っている時に、舞台のそででMacBookのそばに座っていたら、実行委員の女の子が来て、「あのう、お客さんから見えないところに下がってくださいと、ディレクターから指示が来ていまして」と言う。 その女の子には全く罪がないのだが、オレはカチンと来て、「邪魔なのか?」と聞いた。そうしたら、「メディアの方もいらしてますから」というので、ますますアタマに来て、「どうせベタ記事にしかならねえぜ」と言った。 今朝の朝日新聞東京版に記事

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 自分自身からの脱藩

    世の中には、他人に対して、「お前はこうだから」と決めつける論がある。また、そのような決めつけを商売をしている人たちがいる。 科学的な皆無である血液型人間学もそうである。あるいは、学歴で人を決めつけるという風潮もそうである。あるいは、日人は日の風土、日の社会の中に生まれ、育って来たのだから、変わることなどできないという論もそうである。外国語や音楽の修得には、早期教育が不可欠であるという論もそうである。男女の脳差を強調し、固定化する風潮も然りである。 人をカテゴリー分けして、安心する。それは、「現状」を追認し、安定させるには資する。しかし、人間の脳の可塑性、「変化し得る」能力に注目し、引き出す上では阻害要因となる。 実際には、人間は、変わることができる。確かに、生きる上でさまざまな制約や、持って生まれた資 質はある。しかし、だからといって、人生がすべて決まってしまうわけではない。幼い時に

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 坂本龍馬が現代に生きていたら、スティーヴ・ジョブス氏のよき友人となったろう

    グローバリズムの時代となり、インターネットをはじめとする情報ネットワークで世界中が結びつけられ、偶有性が避けられない時代。このような時代に日が適応し、再び輝きを取り戻すためには、「脱藩」精神を持つことが避けられない。 日人が「脱藩」精神を発揮する上で、阻害要因になっていることはいくつかある。実際、日人の多くは、「脱藩」からほど遠い生活を送ってきたし、今も送っている。 やっかいなのは、それらのことの多くが、明示的なルールにも、言語にもできないということである。無意識のうちに日人の多くが従っている暗黙のルールがある。 そして、そのことに、日人である私たちは、なかなか気付かないのである。 意思決定のプロセスや、システムの在り方を議論する際に、しばしば「マインドセット」という言葉が使われる。ある組織やグループに属する人々がさまざまなことを評価したり、行動の選択をするにあたって暗黙のうちに

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 日本の大学のガラパゴス化

    最近、さまざまな大学では、「就職」への対応を売り物にしているのだという。大学三年の秋から就職活動が始まるという日の企業の「慣行」に合わせて、一年生の時からキャリア教育をするのだという。 このような風潮は、二重三重に間違っていて、最終的には日の国益を損すると私は考える。 日の大学が、日の企業の予備校化するということは、日の大学のガラパゴス化をますます加速化させる。現状でも、日の大学は、日で生まれ、日語を母国語とする学生しかほとんど志望しない「日でしか通用しない商品」となっている。日の企業への就職の予備校となることは、つまりは、日の大学が日の企業に就職することに興味がある人以外には、進学することを検討するに価しない存在になることを意味する。 日の大学で学ぶ学生たちにとっても、就職予備校化は長い目で見れば致命的な欠陥となりうる。なぜならば、大学で身につけるスキルが日

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 脳のトリセツ 「脱藩後」をどう生きるか

    週刊ポスト 2010年4月30日号 脳のトリセツ 第39回 「脱藩後」をどう生きるか 組織の一員として働くのは喜ぶべきことである反面、その人の限界にもなる…必要なのは、組織ではなく安全基地である。 抜粋 実は、この三月末で、知り合いの編集者が5人もいっせいに出版社を辞めてフリーになってしまった。「これからはフリーランスの時代だ」と常々言っている人間としては、友人として喜ばなければならない。しかし、現実になってみると、なかなか難しいものだなと思う。 組織に頼らずに、いかに生きていくか。一人ひとりが、その方法論を普段から構築しておくべき時代が来たのだろう。 今年は大河ドラマの影響もあって、坂龍馬ブームである。龍馬の人生において重要な意味を持ったのは、何よりも数えで28歳、満26歳の時に「脱藩」したことだろう。 土佐藩という組織に縛られていては、自由な活躍ができない。その後の龍馬の縦横無尽な活

  • 茂木健一郎 クオリア日記: ○○は脳に良いですか?

    いろいろな方とお話していて、良く聞かれるのが、「○○は脳に良いですか?」という質問である。 ○○をべるのは脳に良いですか? 朝○○をするのは脳に良いですか? メディアの中で、「○○は脳に良い」という言い方がしばしば見受けられるので、一つの思考の型として流布しているのだろうと思われる。しかし、科学的には、「○○は脳に良い」という言明には、あまり意味があるとは言えない。 だから、私は、このような質問をされると、一瞬絶句して、それからどのように答えようかと、一生懸命言葉を探す。 なぜ、科学的には、「○○は脳に良い」という言い方をしないのか。きちんと説明をする必要があるように思う。 「○○が脳に良い」という言い方の背景にある考え方は、科学的な言葉におきかえれば、脳の状態について、ある評価関数があって、○○によってその「数値」が上がるということを意味する。 たとえば、「朝チョコレートをべるのが脳

  • 茂木健一郎 クオリア日記: ギャップ・イヤー

    東京の某所のカフェで、仕事をしていた。たくさんやらなくてはならないことがあって、ちょっとあせっていた。 ふと顔を上げると、ヨーロッパから来たらしい青年が、前のテーブルに座っていた。バックパックを背負い、真剣な顔をしてを読んでいる。そのが、Roger PenroseのEmperor's New Mindだったので、思わずはっとした。 ちょっと背伸びをするふりをして、テーブルを立って、滅多にそんなことはしないのだけれども、声をかけてみた。 「こんにちは、失礼ですが。ペンローズを読んでいるんですね?」 「ああ、はい。」 「学生さんですか?」 「いや、そうではありません?」 「旅行中?」 「はい。去年、大学を卒業ました。」 「どこの大学を出たのですか?」 「ケンブリッジ大学です。」 「ああ、ぼくもケンブリッジに留学していました! 何を専攻していたんですか?」 「物理学です。」 「じゃあ、ぼくと

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 小鳥さんみたいに

    『ザ・ベストハウス123』 の収録。 「伝説」がテーマだった。 そうしたら、審議長の荒俣宏さんが、 「伝説ならばボクにだってありますよ。」 と言った。 「なにしろ、出版社内に20年間 住んでいましたからね。」 以下、荒俣さんと、私を含む スタジオの面々との会話。 「何歳から何歳くらいまでですか?」 「三十過ぎから、五十過ぎくらいまで かな。」 「えっ、じゃあ、最近までじゃないですか?」 「そうですねえ。」 「奥さんはその間どうしていたんですか?」 「いやあ、うちのが来てくれたのは、最近の ことなんで。」 「どうやって寝ていたんですか?」 「いやあ、編集部の床に段ボールを敷いて 寝ていたんですよ。」 「なんでそんなことをしていたんですか。」 「ずっと原稿を書いていましたからねえ。 編集部には資料もあるし、便利だから。」 「お風呂はどうしていたんですか?」 「夜になると、近くの公園に行くんです

  • 茂木健一郎 クオリア日記: プロフェッショナル 山田 日登志

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 苦みの中に甘さを

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 男はハカ

    朝早く渋谷へ。 雑誌「DIME」のキーパーソン インタビュー。 編集部の藤谷小江子さん、 ライターの佐藤恵菜さん、 カメラマンの高仲建次さん。 もともとはPHP研究所の 木南勇二さん、丹所千佳さん、 横田紀彦さんがアレンジ下さったのである。 大場葉子さんから、大場旦さんの 近況をうかがう。 「茂木さんとは、原稿だけの つながりではないですから」 と大場旦さんは言っているらしい。 原稿が一向に進まなくて、 すみません。 近くへ移動。 ラグビー、ニュージーランドの 名門All Blacksの元選手であり、 現在は日本代表チームのhead coachである John Kirwanと対談。 「アタマの中身が70%ラグビーで 出来ている男」花野剛一さんが 撮影する。 ラグビーマガジンの田村一博さん。 ジョンは、「ラグビーは、接触の あるチェス(chess with contact)だ」と言う。 身体

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