「誰もが知るヒット商品やサービス。それを仕掛ける、あるいは舞台裏を支える人々の仕事にフォーカスした連載企画。今回取り上げるのは、1954年に第1作が公開されて以降、時代を超えて愛される怪獣映画「ゴジラ」だ。 近年も、2014年公開のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』、2016年の『シン・ゴジラ』、2017年・2018年のアニメ映画三部作、2019年の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』と、毎年のように新作が登場し、もれなくヒットを飛ばしている。 とりわけ、『シン・ゴジラ』以降はその盛り上がりに火がつき、キラーコンテンツ化。こうしたブームを支えているのが、東宝の精鋭社員で組織されたゴジラ戦略会議、通称「ゴジコン」(The Godzilla Strategic Conference)である。2014年の立ち上げ以来、看板コンテンツの伝統を守りつつも新規ファンを開拓し続けている。 今回は
拝啓、これから働く君へ。 この文章はそこそこ長い。だから倒叙(とうじょ)ミステリーのように、先にたどり着く結論を言ってしまおう。 君が思っているよりもずっと、やりたいことを仕事にすることはできる。 理由は簡単。まだ君は、仕事と呼ばれるものの範囲の広さと多様さと自由を知らないから。この結論に向かって、なるべく退屈にさせないよう、僕があがいてきた日々とともに、この文章は疾走していく。 映画や音楽好き、あるいはミュージカルやアニメのオタクなら、映画館「立川シネマシティ」の名前を小耳に挟んだことくらいはあるかもしれない。 【極上音響上映】とか【極上爆音上映】とか、「宣伝メールが怪文書だ」とか、「ポップコーンがマズい」とか、「ホットドッグはウマい」とか良い評判から悪い評判まで、検索すれば思いのほかたくさんの結果が見られるはずだ。僕はそこの企画担当、遠山武志。 たくさんの愛してくれる人と、大嫌いな人が
「自分の仕事が好き」。心からそう言いきれる人は、どれくらいいるのだろうか? 単に賃金を得るための手段ではなく、人生を賭するライフワークとして仕事に打ち込む。結果、一般的な幸せやレールから外れることになっても、おかまいなしに没頭し続ける。そんな、少しはみだした「クレイジーワーカー」の仕事、人生に迫る連載企画。今回お話を伺ったのは、株式会社「椎茸祭」代表取締役の竹村賢人さんだ。 椎茸祭は、文字通り「しいたけ」を軸にしたビジネスを手掛ける会社。1年半前に竹村さんが起業し、今はしいたけを使った「おだしドリンク」の製造・販売などを行っている。 新卒で大企業に入社するも、すぐに退職。キャリアに悩んでインドに渡り、インド人の朗らかさに癒され再起するも、務めていた事業所の閉鎖で日本へ帰国。その後はチームラボでデジタルアートに携わったり、会社を作ったり……。31歳にして、濃密な人生経験を積んできた。そんな竹
あるときから「忖度」という言葉は悪しきもの、忌むべきものとして用いられるようになった。しかし、本来は「他者の心情を推し量り、配慮する」ことを指す。それはさまざまな人と関わりながら仕事をし、生活を営む我々の社会においては大事な素養の一つであり、程度の差はあれ、多くの人が何かしらの忖度をしながらそれぞれのコミュニティを立ち回っているのではないだろうか。 今回お話を伺うのは、執事の新井直之さん。世界中の資産家やビジネスエリートを顧客に持つ、プロフェッショナルだ。一流のサービスを受けることに慣れたVIPに対し、それを上回る仕事で信頼を得てきた新井さん。そのおもてなしの根底にある、「忖度の力」について聞いた。 ── まず、執事とは具体的にどんなことをする仕事なのでしょうか? 新井さん(以下、敬称略):おそらく、みなさんがドラマや映画でご覧になっている執事のイメージというのは、お仕えする方にお食事を出
「自分の仕事が好き」。心からそう言いきれる人は、どれくらいいるのだろうか? 単に賃金を得るための手段ではなく、人生を賭するライフワークとして仕事に打ち込む。結果、一般的な幸せやレールから外れることになっても、おかまいなしに没頭し続ける。そんな、少しはみだした「クレイジーワーカー」の仕事、人生に迫る連載企画。今回お話を伺ったのは、弁護士の小林航太さんだ。 話題を呼んだNHK「みんなで筋肉体操」で、謎の筋肉弁護士として出演した小林さん。実はそれ以前から肉体派コスプレイヤーとして、界隈では知られた存在だった。東大法学部からロースクールを経て、司法試験に一発合格。今年から弁護士の道を歩みつつ、肉体改造、コスプレも継続している。仕事と趣味を力いっぱい謳歌する、小林さんの生きざまに迫る。 東京大学在学中、コスプレ開眼 ── 弁護士が本業の小林さんですが、他にも“筋肉コスプレイヤーチーム「肉体造形部」で
仕事の世界と趣味の世界 こんにちは。東京スリバチ学会会長の皆川です。 学会会長という肩書きで活動もしていますが、仕事は建設会社の設計部門に所属し、オフィスビルやマンション、商業施設などの建築設計を手掛けています。 小学生の頃、上京の折りに原宿の国立代々木体育館に衝撃を受け、建築の設計を通じて、自分が味わった感動を他の人にも与えられたら……などと大胆にも思い、建築家になることを夢見ました。現在は会社組織の中ではありますが一級建築士を生業とし、設計図と向き合う毎日を過ごしています。現実の設計業務はイメージと違って地味な作業が多いのですが、図面に描いた構想が、世の中に立ち現れる場面では、この仕事に就いた喜びを実感しています。 一方の趣味の世界では、大好きな町歩きの延長線上で前述した「東京スリバチ学会」なるものを15年前に立ち上げました。休日などには東京スリバチ学会の会長として、都内に点在するスリ
梅雨のどんよりした天気が続きますね。精神科医の熊代亨といいます。 「自分はこんな仕事がしたい」「こんなキャリアアップを目指したい」――そういった話を具体的に語る若者が、私にはまぶしく見えます。就職・転職活動上の建前として仕事やキャリアを語るのでなく、可能性のあるビジョンを持ち、はっきりとした志を語ってみせる若者って、いるところには本当にいるんですね。 そうはいっても、仕事なんてしたくない人、キャリアなんてさっぱり分からない人も多いことでしょう。 私の世代は「就職氷河期世代」といわれ、とびきりの就職難を経験しました。しかしそんな時代にもかかわらず仕事への意識が低い若者はたくさんいて、かくいう私もその一人でした。それでも意外とみんな生き延びていけるもので、他業種に就職した仲間たちも、今ではひとかどの社会人です。 今回はそんな私自身の経験を踏まえて「やりたい仕事なんて分かっていなくても大丈夫なん
「自分の仕事が好き」。心からそう言い切れる人は、どれくらいいるのだろうか? 単に賃金を得るための手段ではなく、人生を賭するライフワークとして仕事に打ち込む。結果、一般的な幸せやレールから外れることになっても、おかまいなしに没頭し続ける。そんな、少しはみだした「クレイジーワーカー」の仕事、人生に迫る連載企画。今回お話を伺ったのは、関東を拠点に庭師として働く村雨辰剛(むらさめ・たつまさ)さんだ。 伝統的な日本文化に魅せられ、18歳で母国・スウェーデンから来日。一生の仕事に庭師を選び、26歳で帰化して「日本人」になった。厳しい職人の世界でもまれること7年。作業着姿もすっかり板についた村雨さんの、"クレイジーな生きざま"に迫る。 まずは、そのご尊顔をアップでご覧いただきたい。かっこいいのだ。おまけに筋肉もムキムキである。 映画スターのように端正な顔立ち、そして、アスリート顔負けの肉体美を持つ庭師。
こんにちは。僕は食品業界で働く中年サラリーマン、フミコフミオである。十数年間、インターネットの片隅で、勝手気ままにブログを書いてきたので、ひょっとすると僕の名を知る奇特な方もおられるかもしれない。今日は縁あって、仕事人生に漠然とした不安を抱く若き皆さんへ、44歳の中年サラリーマンの立場から、「居場所の作り方」について話をしてみたい。まとまりのない話になるし、ウザいのは重々承知の上である。 僕は2017年の夏からお世話になっている今の職場で、近く営業の責任者を任されることになっている。2016年の末に管理職を務めていた会社を何の考えも見通しもなく退職し、8カ月間のアルバイト生活を経ての中途入社というしょうもない経緯を考えると、逆転満塁ホームランのような昇進だ。もし、この文章を読んでいる方の中で近く退職を考えている方がおられるなら、いったん深呼吸をして、将来について考えてみてほしい。計画はある
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く