旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理 栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。 バックナンバー一覧 梅雨に入り、産卵を前にした、今が最もおいしいと言われる鱧(はも)――。 関東以北の方々にとっては馴染みの薄い魚かも知れませんが、関西、特に京・大阪の夏には、なくてはならぬ高級魚です。 鱧天 【材料】骨切り鱧…1パック/卵…1個/冷水…100ml/薄力粉…70g/揚げ油…適量/大根おろし…適量/天つゆ、塩、すだちなど…適量 【作り方】①鱧は食べやすい大きさに切る。②ボウルに卵と冷水を入れてよく混ぜ、薄力粉を加えてざっくりと混ぜる。③170℃に熱した油に②を絡ませた鱧を入れ、両面を揚げたら油を切り、敷き紙の上に盛りつける。