ヨハン・セバスチャン・バッハの 『無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007』 から、有名な第1曲 プレリュードの演奏を、YouTube で聴きくらべてみることにする。 パブロ・カザルス(1876-1973) 1890年、若きカザルスは楽器店で当時全く無名だった 『無伴奏チェロ組曲』 の古い楽譜を見つけた。彼がこの曲を初めて公開演奏したのは1904年。ここまで十数年かかっている。全曲初録音は1930年代に行われ、今でも2枚組 CD で当時の演奏を聴くことができる。 上の映像は1954年に撮影されたもので、プレリュードは 0:52-2:58 で聴くことができる。 チェロってこんな音だったの? と驚いてしまうくらいユニークな音である。乾いていてゴツゴツしている。だが、カザルスのバッハは何度聴いても飽きることがない。 ポール・トルトゥリエ(1914-1990) フランスのチェロ奏者といえばピエ