「棋士がコンピュータに負ける―。 そういう日が遠からず来ることがあるとしても、そこに自分が対局者としているなんて、一体いつから想像できただろう」(佐藤慎一) ニコニコ生放送で累計200万人以上が視聴した、プロ棋士VSコンピュータ将棋による世紀の団体戦「第2回電王戦」。 みなさんも、もちろん観ましたよね? 毎週土曜日、ニコニコ生放送に釘付けになった日々。 あの戦いの真実を、舞台裏を出場者本人が語った一冊がついに完成しました! その名も「第2回電王戦のすべて」。 発売日:7月24日(水) 定価:1,554円(税込) ISBN:978-4-8399-4787-3 特に、プロ棋士による書き下ろし自戦記はいずれも渾身の内容。一局一局にテーマがあり、ドラマがあり、棋士の人生があります。 第1局 やるべきことをやった 阿部光瑠 第2局 一局入魂 佐藤慎一 第3局 鏡を通して見えたもの 船江恒
参考リンク:「枯れた趣味」としての将棋 - phaの日記 上記エントリを読んで、「将棋本好き」としては黙っていられず、僕の「将棋関連オススメ本」を厳選して御紹介する次第です。 将棋関連本には、「ある程度将棋の知識があったほうが楽しめるもの」もありますので、それに関しては「将棋知識必要度」を独断で判定しました。 「将棋のことはわからないし、興味ないから、将棋関連本には手を出しづらい」という方も、「人間ドラマの宝庫」として、ぜひ将棋ものにも目を向けていただければと思います。 では、早速。 (1)月下の棋士(将棋知識必要度:ほぼ不要) 月下の棋士 (1) (ビッグコミックス) 作者: 能條純一出版社/メーカー: 小学館発売日: 1993/09メディア: コミック購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (27件) を見る 月下の棋士(1) (ビッグコミックス) 作者: 能條純一出版社
平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 皆さんに楽しんでもらえるのかどうか。 前回と同じく、かなり不安になっていたのですが、 ありがたいことに、増刷が決定しました。 しかも、増刷分の部数は通常よりも多く、事実上の3刷といった感じです。 また、嬉しいレビューをたくさん頂きましたので、 今回もご紹介します。 アマゾンのレビュー。4つ頂いています。 SHOGI DIARY 将棋初心者が初段になれる本をご紹介! 14へ行け 読書メーター 他にも、ツイッターや、直接お会いした方から、たくさんの感想を頂いております。 個人的な感想としては、 少し難易度が上がってしまったかな、という反省があります。 振り飛車編の続編という位置づけ、 五大戦法を網羅した構成等、いろんな要素はあるのですが、 さらなる工夫が必要だったのかもしれません。
「ニコニコ生放送」第3弾放送が決定! これだけを知っておけば、タイトル戦の観戦がますます楽しくなる! 観る将棋ファンや将棋初心者を特に対象にしてプロの序盤戦術をわかりやすく伝える上野裕和五段の「将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編」が3月21日に発売されます。 3/21(木)19:00~ 開催予定です。 http://live.nicovideo.jp/watch/lv130073472 本放送は、著者の上野裕和五段自らが、本書と、前著「将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編」をもとに、プロ将棋を観戦する際のツボをわかりやすく伝授するというもの。 将棋の序盤戦法の歴史や考え方を分かりやすく解説し、指す将棋ファン、観る将棋ファンから大好評の「将棋・序盤完全ガイド」について、上野裕和五段本人が制作秘話や著書への思いを語ります! 上野裕和五段に対する質問を募集します! 本書に関する質問はもちろん、棋士の生
将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 (マイナビ将棋BOOKS) 作者: 上野裕和出版社/メーカー: マイナビ発売日: 2012/10/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 『最新戦法の話』(勝又清和/浅川書房)が刊行されたのは2007年4月ですが、将棋の序盤戦術の変遷はそれから更に進化しながら深化しています。そんな序盤戦術の変遷について、振り飛車対居飛車の対抗形に焦点を絞った上で、主に振り飛車側の視点から、従来の序盤から最新形までの歴史的な流れを解説することを目的としているのが本書です。その名の通り、”序盤完全ガイド”です。アマチュア5級から10級のファンでも分かるような内容をということで、そもそも、序盤とは何か?といった説明や、その戦法の狙い考え方・流行した背景といった基本的知識など、ともすれば解説などで疎かにされがちな
現役の阪大院生でもある糸谷哲郎六段の処女作。 本書は一手損角換わりの概論書である。一手損角換わりを理論的に考察することを目的としている。なぜ理論化にこだわったかについては第2章第1節に書かれている。要約すると、一手損に詳しくない人、指したことがない人にも分かりやすく伝えるためである。理論は感覚よりも大雑把にしか理解することができないが、言語化される分共有しやすい。また、理論を学ぶことでその戦法の感覚を体得しやすくなる。 理論書なので、手順の枝葉末節よりも戦法の思想を説明することに重点を置いている。 一手損角換わりの本でありながら、第一章ではゴキゲン中飛車や横歩取り8五飛の話が出てくる。現代の後手番戦法の中での一手損角換わりの立ち位置を説明するためである。ここ数年の将棋界では後手番の苦しさが語られることが多い。例えば渡辺竜王は「後手は後手だから何をやっても苦しい」(将棋世界2013年1月号.
帯表に書かれてる「現代将棋をめぐる知の冒険」とか、ちょっと調子に乗りすぎだね、これは。 「本書は一手損角換わりがどのようなことを目指しているのかということを、近年の将棋界における研究の変転から見ていきたいと思う」(まえがきより) 本書は大学院の哲学科在籍という異色の経歴を持つ糸谷哲郎六段が書き下ろした将棋戦術書であり、真の将棋理論書。現代将棋の最先端「一手損角換わり戦法」を題材に、最新の戦法に底流する思想を根元から捉えることを目論む、全く新しいタイプの将棋書籍といえます。 これまでの将棋書籍を読む感覚で本書を手に取った方は、まず間違いなく度肝を抜かれることでしょう。一手損角換わりをテーマにするといっておきながら、第一章で語られるのは矢倉、ゴキゲン中飛車、横歩取り8五飛、角交換振り飛車なのです。 つまり、ここで語られることは現代将棋における後手番戦法の比較検討であり、一手損角換わりの特徴(置
2013年01月28日19:31 カテゴリ将棋本 糸谷哲郎「現代将棋の思想 ~一手損角換わり編~」 一手損角換わりというと、すぐに去年の竜王戦の▲渡辺vs△丸山を思い浮かべる将棋ファンも多いだろう。あの時に丸山が採用した四手目に△8八角成として△3二玉と構える形が、本書の最終章で取り上げられている。 竜王戦の際には、昨年も一昨年も後手の丸山の作戦がうまくいかず、先手の渡辺がうまく対策を講じたという印象だった。あの後手の形は玉のコビンが開いていて陣形として不安定だし作戦としてどうかと感じられた。あの丸山流の一手損作戦に渡辺が引導を渡したようにも素人ファンには思えたものである。 この糸谷本は、そういう主張に対する反論にもなっている。まず、第一にあの丸山流の形は、実はまだ未解決の変化を多く含んでいる。竜王戦で出た形にも言及しながら、後手が正しく指した場合の変化について糸谷の見解を述べている。そし
「観る将棋ファン」のための将棋観戦記ブログ。将棋が指せなくてもプロ棋士の将棋観戦は楽しめます。「スポーツを楽しむように将棋観戦を楽しむ」をモットーに毎日朝7時頃に更新しています。朝刊がわりに将棋観戦記をどうぞ!! 糸谷哲郎五段 応援サイト 糸谷哲学 ~直感は経験の集積から成る分析の更新もままならぬ日々ですが…。 せめて成績等のデータを更新したいのですが、ちょっと追いついていません。。ほぼ一年以上経ちますが…(汗 やっぱりホームページブームがあり、その後にブログ、その後にミニブログと来ているのは伊達ではなく、更新の難易度が格段に違いますね。。技術的というよりも心理的な、というか。 さて、現代将棋の思想 ~一手損角換わり編~ が遂に届きました。 序文、そして一手損に入るまでの流れ、最後に一手損の歴史をたどる前に描かれる一手損とはなにか?という序盤で完全に打ちのめされました。 少しだけかいつまん
山口瞳「血涙十番勝負」(中公文庫) 作家などの文化人が囲碁・将棋のプロ棋士と指導対局を行い、その模様に雑文を織り交ぜたものを連載するというものはいくつかあるが、(少なくとも将棋の世界では)その最高峰とされる本であり、以前から読もうと思っていた。 最近になって再評価の機運もあるが、個人的には山口瞳をそれほど大した小説家だとは思わない。もちろん、いくつも美しい文章を書いているのは承知しているが、彼の小説家としての限界が、彼と同じく被害者意識的嗜好性を持つ当方には透けて見え、それだけ点が辛くなってしまうところがあるのかもしれない。例えば「血族」、彼の小説の中でも最も優れた部類に入る作品であり、僕も好きな本であるが、小説を組み立てる上での根気、特に資料の扱い方といったところがどうしても弱い(これは日本の小説家全般に感じる不満である)。本書における山口瞳自身の表現を借りるなら、「途中まではいいんだそ
完全にノーマークだっただけに衝撃が大きい。こんなに丁寧に初級者にまで目を配った棋書は初めてだ。 序盤の研究で知られる上野裕和五段によるプロ将棋の序盤完全ガイドが完成! ゴキゲン中飛車、石田流、角交換振り飛車・・・、なぜ今これらの戦法が流行っているのか、知りたくありませんか?? 最新の序盤手順を解説した本は数多くありますが、本書は「なぜ現在その形が流行しているか」を戦法の歴史からさかのぼって解説した棋界初の画期的一冊。将棋を指す方はもちろん、自分ではあまり指さないという方でも十分理解できるように、図面に矢印等の記号をふんだんに使い、直感的にも分かりやすくなっています。 基本用語の解説から、プロの最新局面の解説までが一気に理解できるはずです。将棋戦法の変遷は読むだけで面白く、将棋を指す上でも観戦する上でも、大いに役立つ内容となっています。 丁寧なんだけれど、必要最低限にまで説明を絞ってて、高段
平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 思いがけない反響に驚いています。 本当にありがたいことです。 全部網羅できているか分かりませんが、とりあえずご紹介を。 まずは、棋書ミシュランさんの書評。 最高のS評価を頂きました。 そして、Amazonさんでもたくさんのありがたいレビューを頂いてます。 中小企業診断士ユニット“やったるでー48”さんのブログ。 読書メーターに寄せられたレビューです。 こばちゃんのワクワク対局、というブログのレビューです。 IHARA Takehiroさんのグーグル+の記事。 その他、ツイッター等でも多くの反響があり、 それを見て買いたくなった方が購入される、というありがたい流れになっています。 それでは、頂いたレビューを自分でなるべく客観的に分析してみます。 1、「分かりやすい」「読みやすい」
当サイトでは、サイトの利便性向上のため、クッキー(Cookie)を使用しています。 サイトのクッキー(Cookie)の使用に関しては、「プライバシーポリシー」をお読みください。 数々の偉業を成し遂げた天才棋士、羽生善治氏。その強さのカギは、「直感力」にあるという。羽生氏は、直感の醸成は、自分1人ではなし得ず、相手の力を活かし、自分の力に変えることが、創造性、やる気の継続へとつながると語る。 ※本稿は、羽生善治著『直感力』(PHP新書)を一部抜粋・編集したものです。 「他力」を活かす 将棋では、対局中、相手の集中力によって自分の集中力が呼び起こされることがある。 脳が共感するとでもいうのだろうか。お互いにピンポンのボールを打ち合っているうちに、リズムが合ってくるようなもの、といったら分かっていただけるだろうか。対局しているうちにだんだんと相手の集中に乗っていく感覚を得ることがある。 心理学で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く