もし、安保法制の中身に賛成でも手続きがおかしければ反対して欲しいんですね。 今回は皆様も感じていらっしゃるように民主主義の手続きが踏まれていないと思います。 こういうとね、多くの愚かな政治学者を含めて「民主主義とは多数決だからそれでいいんだ」と応えるかもしれませんね。 それが何故愚かなのかというとね、政治思想の歴史を知らないからなんです。 それは具体的にはルソーによるロックの反駁として知られています。 ルソーはロック流のある種の代議制民主主義をこう言ったんです。 「選挙のときだけ参加して、あとは奴隷になる仕組みだ」 ですので、代議制は必ず、デモその他に国民たちが絶えず参加することで補完されなければならないとされた。 つまり、民主主義とは何かといいますと「参加による自治」のことをいいます。 まず、ここまでが前置きです。 分かっていただけましたか(繰り返しましょう)。 まず、民主主義の本質とは