金ピカ衣装で「おぼっちゃま」キャラを貫き、赤いハンカチをかみ「すまんのぉ~」。ほら吹き漫才の第一人者、漫才師横山たかし(本名・山高孝=やまたか・たかし)さんが1日午前3時51分、多臓器不全のため、大阪市内の病院で亡くなっていたことが2日、分かった。70歳だった。昭和の上方演芸界を代表した漫才師、故横山やすしさんの弟子。 所属事務所によると、今年4月ごろに受けた検査の結果が芳しくなく、そのまま入院。体調が戻ることなく、亡くなったという。親族にみとられて、息を引き取った。 通夜は1日に、葬儀はこの日午前、たかしさん本人の強い意向で、すでに密葬として終えられた。事務所は「お別れ会を後日、営み集うべく検討している」とコメントし、場所は大阪市内で予定している。 たかしさんは昨年1月、腸腰筋膿瘍(ちょうようきんのうよう)の手術を受け、療養した後に、同5月の興行で車いすながら、舞台復帰していた。復帰後も