自衛隊「逐次投入」に批判も 地理条件で規模制約、任務は拡大―能登地震 2024年01月10日07時17分配信 能登半島地震を受け、手渡しで物資を輸送する陸上自衛隊=6日、石川県輪島市(防衛省提供) 能登半島地震を受け、自衛隊は派遣規模を段階的に増やし、現地に投入した隊員数は9日時点で約6300人となった。半島先端部への災害派遣という地理的制約から、過去の同規模の地震に比べて少数での対応を余儀なくされ、「逐次投入」との批判も受ける。その中で救助や捜索に加え、避難所で要望を聞き取るなど被災者支援任務が従来以上に拡大している。 「いつもの薬」高齢者ら安堵 調剤薬局車が活動開始―能登地震 木原稔防衛相は9日の記者会見で、自衛隊派遣について「その時点で必要となる最も効果的な活動を見極めつつ人員を振り向けることとしている」と強調。寸断された道路を復旧しながら活動地域を広げ、部隊を投入していると説明した