結節(シコリ)が触れるもので、シコリが1つだけ触れるものとシコリが2つ以上触れるものがあります。 シコリが1つのときは腺腫か嚢腫です。 シコリが2つ以上のときは腺腫様甲状腺腫です。 このような場合では、たちの悪いものかどうかが一番の問題になります。 甲状腺の触診が大切なのは当然ですが、最近では甲状腺の超音波検査と穿刺吸引細胞診でほぼ診断がつきます。 超音波は痛くもかゆくもない検査です。診察のときにその場ですぐにできます。また、必要なら腰掛けに座った状態で穿刺吸引細胞診を行います。これは細い注射針を刺してほんの少しの細胞を採って、顕微鏡で見ます。普通の注射と同じでそんなに痛くはありません。最近では、超音波で見ながら針を刺して細胞を採れるようになりましたので、1cm以下の小さなシコリでも調べられるようになりました。これを、超音波下穿刺吸引細胞診と言います。
Yasuhiro Ito, Takashi Uruno, Keiichi Nakano, Yuuki Takamura, Akihiro Miya, Kaoru Kobayashi, Tamotsu Yokozawa, Fumio Matsuzuka, Seiji Kuma, Kanji Kuma, and Akira Miyauchi. Thyroid 13: 381-387, 2003. 最近、超音波ガイド下穿刺吸引細胞診の進歩により直径1cm未満の微小乳頭癌の診断率が向上した。従来より、剖検にて潜在性乳頭癌が高頻度に見つかるという研究結果が報告されているため、甲状腺微小乳頭癌を全例、手術すべきかどうかについては賛否両論がある。我々は1993年から2001年までの間に超音波ガイド下穿刺吸引細胞診で診断した微小乳頭癌732例に対して、手術しないで経過観察するという選択肢を患者
AACE clinical practice guidelines for the management of thyroid carcinoma アメリカ臨床内分泌病専門医協会およびアメリカ内分泌学協会作成 1997, AACE この甲状腺癌管理のための臨床ガイドラインは、アメリカ臨床内分泌病専門医協会(AACE)とアメリカ内分泌病学協会(ACE)が過去3年間に続けて出した甲状腺疾患の管理のためのガイドラインの第3弾となります。AACEの使命の一つは、内分泌疾患についての認識を高め、それによって内分泌疾患をもつ患者に対するケアのやり方や質の改善を図ることにあります。甲状腺疾患は、一般や医療界からほとんど注意を向けられておりませんが、生活の質(QOL)やヘルスケアシステムのコストに甚大な影響を与えるものであります。臨床内分泌病専門医は、甲状腺疾患の罹患率や重要性について、一般および医療界の
[第1部]精神に現れてくるもの:甲状腺とのつながり この小さな内分泌腺が気分や感情、および行動にどれほど密接な影響を及ぼしているかについて。
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