アルバート・エリス 享年93歳、単刀直入な助言で知られる現代心理学のアイコン Albert Ellis, 93; modern psychology icon delivered his advise in blunt fashion, Los Angels Times, July 25, 2007 現代心理学の挑発的なアイコンであり、問題の理性的な観察と素早い感情の制御による心理療法を一般に広めたアルバート・エリスが、7月24日、ニューヨークの自宅で老衰のため亡くなった。93歳だった。 エリスの死は、1959年に創立されたアルバート・エリス研究所によって発表された。彼はマンハッタン・ミッドタウンにある研究所の最上階に暮らしていたが、この場所は、2005年に内部抗争と財政難が報道される中、研究所が彼を理事会から除名したときまで何十年となく続いた、毎週恒例の伝説的セラピーセッションの舞台でも
Dr.DaveことDavid Van Nuys博士は、心理療法家であり、もと大学教授でもあり、そしてマーケットリサーチャーとしての顔も持つ。Dr.Daveは2005年から心理学に関するポッドキャストShrink Rap Radio Podcastsを製作している。これは主に心理学諸分野のエキスパートへのインタビュー形式の番組で、毎回大変中身が濃く、興味深い内容ばかりである。そしてカバーされる領域が広く、改めて心理学が一括りできない広大な学問分野であることに気づかされる。 そしてこのDr.Daveが2007年に始めた第二のポッドキャストがこのWise Counsel Podcasts なのだが、これは心理療法やメンタルヘルスサービスの利用者への情報提供に主眼を置いた番組だ。毎回様々な療法家へのインタビューで構成されている。このシリーズの2回目の番組で紹介されたのが、スキーマセラピーの創始者、
私の勤務する児童相談所に家族療法・家族面接を導入してから、10年以上たちました。子どもの問題は、子どもだけを取り出してみても何も見えてこず、また何も解決できないと言っても過言ではありません。 児童相談所は、この<子どものトータルな育ち>に対して援助をしていく公的機関です。昨今言われる「子育て支援」「家庭支援」という言葉を待つまでもなく、子どもが育っていく苗床としての<家族>に焦点を当てて取り組まなければなりません。 このページでは、私達がなぜ家族療法をはじめとするシステミックなアプローチにこだわろうとするのかについて、いくつかの拙文を掲載いたします。 ・子育てのための家族支援 子育てや子ども問題を考える時に、<家族>という視点がどのようなもの なのかについて解説しています。 ・児童相談所でなぜ家族療法なのか 児童相談所という職場で、なぜ家族療法やシステミックなアプローチについて
安価なプラセボより高価なプラセボの有効性が高い 〔米ノースカロライナ州ダーラム〕デューク大学(ダーラム)行動経済学のDan Ariely教授は,投与される同種のプラセボでも,10セントの錠剤より2.50ドルの錠剤のほうが鎮痛効果が大きいとする研究結果をJAMA(2008; 299: 1016-1017)に発表した。 パッケージに一工夫必要 Ariely教授は「薬剤の効果を高めるのは薬剤自体であり,特定の薬剤に対する思い入れではないと医師は考える傾向がある。しかし,実際には患者と医師の間には微妙な相違があるようだ」と指摘している。 同教授とマサチューセッツ工科大学(MIT,マサチューセッツ州ケンブリッジ)の共同研究者らは,標準的なプロトコルを設定し,82例を対象に2種類のプラセボの効果を検討した。被験者の手首に軽い電気ショックを与え,プラセボ投与前後の疼痛を主観的に評価した。なお,
PTSD(心的外傷後ストレス障害ないしは外傷後ストレス障害,Post-Traumatic Stress Disorder)とは,生命や身体に脅威を及ぼし,強い恐怖感や無力感を伴い,精神的衝撃を与える心的外傷体験(災害,暴力,性暴力,重度事故,戦闘,虐待など)を原因として生じる特徴的なストレス症状群である。ここでは,外傷体験別のPTSD発症率や,診断や治療に関する最新の知見を解説し,わが国はPTSDとどのように向き合っていくべきかについて展望してみたい。 3 大症状は再体験症状,回避・精神麻痺症状,過覚醒症状 PTSD症状の中核は 3 症状クラスターから成る。すなわち,(1)再体験症状:外傷的出来事に関する不快で苦痛な記憶が突然よみがえったり(フラッシュバック),悪夢として反復される。また,思い出したときに気持が動揺し,身体生理的反応(動悸や発汗)を伴う(2)回避・精神麻痺症状:出来事に
●メンタライゼーションと境界パーソナリティ障害 MBTが拓く精神分析的精神療法の新たな展開 ベイトマン A./フォナギー P.著 狩野力八郎・白波瀬丈一郎 監訳 判型: A5 頁数: 488頁 価格: 5,565円(税込) ISBN(旧): ISBN(新): 【9784753308033】 刊行年: 2008-03-25 目次● 日本語版に寄せて 序 文 著者について 序 論 本書の著者 1 境界パーソナリティ障害の疫学的,病因論的調査 1.問題の明確化 2.疫 学 3.臨 床 像 4.BPDの自然経過 5.メカニズムと病因論的因子の研究 6.結 論 2 治療調査と転帰 1.心理学的治療 2.薬物療法 3.転帰調査における問題点 3 境界パーソナリティ障害のメンタライゼーションに基づく理解 1.境界パーソナリティ障害borderline
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く