メンタルヘルス障害(心の病、精神疾患)は、個々人にとって苦痛であるばかりでなく、治療費や仕事の効率が落ちたり仕事ができないことによって失われる経済的なコストは計り知れない(DALY指標による寿命換算の社会的コスト計測の試みは図録2050参照)。失われた経済的コストの金額評価は英国ではGDPの2%以上と見積もられている(OECD Factbook 2009)。 日本でもメンタルヘルスの問題は近年大きくクローズアップされているが、他国と比較して日本の状況はどの程度なのであろうか。ここでは、WHOによって大規模に実施された疫学的調査(世界メンタルヘルス調査)の結果を引用しているOECD Factbook 2009のデータを使って各国比較のグラフを作成した。 調査では共通の診断法に基づき各種の障害と重症度、受診率(診療を受けたかどうか)の状況を調べている。対象となった障害は、不安障害(anxiet
2009年07月24日 精神疾患の家族歴で、本人の発症、再発、重症化のリスクが上昇。 ニュージーランドの男女981人を3−32歳まで追跡したところ、大うつ病性障害、不安障害、アルコール依存、薬物依存について、三世代における家族歴の保有率が高いと、本人の同じ疾患の発症、再発、重症化、医療利用増加のリスクが全般に高かった。論文はArchives of General Internal Medicine 2009年7月号に掲載された。 三世代における家族歴の保有率は、祖父母、父母、10歳以上の兄弟姉妹の人数を分母として、該当の疾患の既往がある者の人数を分子として計算した。その歳、一親等(父母と、同父母の兄弟姉妹)は1人、2親等(祖父母、異父母の兄弟姉妹)は0.5人として計上した。 一方、発症年齢については、家族歴の保有率と関係しなかった。この点について著者らは、うつ病の家族歴により本人のうつ
The .gov means it’s official. Federal government websites often end in .gov or .mil. Before sharing sensitive information, make sure you’re on a federal government site. The site is secure. The https:// ensures that you are connecting to the official website and that any information you provide is encrypted and transmitted securely.
19th August 2024: digital purchasing is currently unavailable on Cambridge Core. Due to recent technical disruption affecting our publishing operation, we are experiencing some delays to publication. We are working hard to restore services as soon as possible and apologise for the inconvenience. For further updates please visit our website: https://www.cambridge.org/universitypress/about-us/news-a
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く