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ブックマーク / nazology.net (12)

  • 「意思決定の仕組み」がついに判明(ハーバード大学) - ナゾロジー

    意思決定とは、どんな現象なのでしょうか? 米国のハーバード大学で行われた研究によって、意思決定が行われる際に、脳内の神経ネットワークが使用する「基礎的なルール」が判明しました。 研究では特にT字路での二者択一の状況という、最も単純化された意思決定が調べられており、根幹となる仕組みに迫っています。 これまで意思決定の起こる仕組みについて多くの理論が提唱されてきましたが、皮質において実際に確認できたのは今回が初めてとなります。 どんなニューロンが接続され、どのように発火することが「意思決定」となるのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年2月21日に『Nature』にて掲載されました。

    「意思決定の仕組み」がついに判明(ハーバード大学) - ナゾロジー
  • 約1億人を調べた史上最大規模の研究で新型コロナワクチンの健康リスクが明らかに - ナゾロジー

    約1億人を調べた結果です。 デンマークの国立血清研究所(SSI)をはじめとした国際研究によって、新型コロナウイルスワクチンの健康リスクが示されました。 9900万人を対象とした史上最大規模の研究で、主としてファイザーとモデルナの開発したmRNAワクチンおよびアストラゼネカが開発したウイルスベクターワクチンの3種類でみられた、副反応13種が調べられています。 なお今回の記事はワクチンの有害性を強調するものではありません。 また最終的な結論として、ワクチン接種の利点が健康リスクを上回っていたことも、あえて先に述べてさせて頂きます。 その上で、新たに判明した副反応を報告します。 対象となる副反応は、心臓にかんする「心筋炎(MYO)、心膜炎(PER)」。 脳脊髄や末梢などの神経系にかんする「ギラン・バレー症候群(GBS)、横断性脊髄炎(TRM)、顔面麻痺(BP)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、熱

    約1億人を調べた史上最大規模の研究で新型コロナワクチンの健康リスクが明らかに - ナゾロジー
  • 飲酒で胃は殺菌できるのか? - ナゾロジー

    「ウィルスなんて、酒で消毒してやるわぃ!」とは、威勢の良い酒飲みが得意とするセリフですよね。 「そんなん無理っしょw」と切り捨てるのはちょっとお待ちを。「酒飲んで消毒」は、まったくの間違いではないようです。 アルコールと酸が混ざることで殺菌効果が強まることを、高知大学の研究チームが明らかにしています。 アルコール度数が低い酒でも、胃酸と混ざることによって、細菌を死滅させることができるそうです。 研究を主導した松岡教授は「酒で消毒」について「酒飲みのざれごととは言い切れない」と述べています。 研究の詳細は、2021年6月3日付の『Microbiology Research International』誌に掲載されています。

    飲酒で胃は殺菌できるのか? - ナゾロジー
  • 大阪大学が「光から物質を生成する過程」を算出することに成功! - ナゾロジー

    光子の衝突は空間に対生成を引き起こす光子の衝突は空間に対生成を引き起こす / Credit:Canva . ナゾロジー編集部私たちの目には見えるけれども手で触れることのできない光。 この光が、ある特殊な条件下で物質を生み出すことができると聞いたら、あなたはどう思うでしょうか? まるでSF映画のような話ですが、これは科学の進歩がもたらした現実の物語です。 この現象の核心は、「光子同士の衝突が物質を生成する」ということです。 光子とは、光を構成する粒子で、通常は質量を持ちません。 しかし、高エネルギーの状態で光子同士が衝突すると、電子と陽電子という質量を持つ粒子が生まれるのです。 これはアインシュタインの有名な式E=mc²、つまりエネルギーと質量の等価性を具現化したものです。 光子が物質を生成するこの能力は「場の理論」を理解するにあたり非常に重要です。 私たちの住む宇宙には、電磁場や重力場など

    大阪大学が「光から物質を生成する過程」を算出することに成功! - ナゾロジー
  • 現実世界がバグっていることを感じさせる量子物理学ニューストップ7 - ナゾロジー

    量子物理学ニュース第7位~第4位第7位:情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している第7位:情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している / Credit:川勝康弘情報理論は世界の秘密を暴くのでしょうか? 英国のポーツマス大学(UOP)で行われた研究によって、情報力学第2法則の存在は、私たちが存在する宇宙全体がシミュレーションであることを示すとする、興味深い結果が発表されました。 情報力学は情報は宇宙の基的な構成要素であり、エネルギーと質量の両方を持つ物理的な存在であると定義しており、既存の情報熱力学とは厳密には異なっています。 また情報力学第2法則においては、あらゆる現象の情報内容は最小限に抑えられる傾向があるとされています。 新たな研究ではこの情報力学の第2法則による情報圧縮が、生物の遺伝情報や原子の情報量、数学的対象性、さらには宇宙全体に

    現実世界がバグっていることを感じさせる量子物理学ニューストップ7 - ナゾロジー
  • 実は宇宙全体がブラックホールだった?宇宙の全物体を表記した図から意外な結論 - ナゾロジー

    宇宙の「まとめ」です。 オーストラリア国立大学(ANU)で行われた研究によって、宇宙に存在するあらゆる物体のサイズと質量の関係を1枚の紙に並べた、最もスケールが大きい図表が作られました。 この図表を見れば、宇宙に存在するあらゆる物体のサイズと質量がどんな関係にあるかがわかり、私たちの宇宙の基的な性質を視覚的に知ることができます。 ただ作られた図表は「素粒子から全宇宙」までを網羅する極スケールであるため、ぱっと見ただけではよくわかりません。 そこで今回は図表のどこに何があるかをわかりやすく説明し、「宇宙全体がブラックホールになる」ことを示唆する理由についても解説したいと思います。 研究内容の詳細は、2023年10月1日に『American Journal of Physics』にて「全ての物体といくつかの疑問(All objects and some questions)」とのタイトルで公

    実は宇宙全体がブラックホールだった?宇宙の全物体を表記した図から意外な結論 - ナゾロジー
  • AIに物理法則を学習させたら、未知の物理変数で現象を表現し始めた! - ナゾロジー

    AIには人類が知覚できない何かがみえているようです。 米国のコロンビア大学(Columbia University)で行われた研究によれば、AIに物理法則を学習させ、それを表現するために必要な「変数」の数を考えさせたところ、現在の人類には理解できない要素が含まれることが判明した、とのこと。 ありふれた振り子運動や回転運動でも、AIは人類とは異なる独自の変数を用いて物理法則を理解し、正確な運動予測まで成功させていました。 研究者たちは、AIは人類がまだ発見できていない未知の方程式と「変数」を用いて、物体の運動法則を理解している可能性があると述べています。 もし研究者たちの予測が正しければ、誰もが知る振り子運動や円運動などには誰も知らない「裏の方程式」が存在することになります。 研究内容の詳細は2022年7月25日に『Nature Computational Science』にて掲載されました

    AIに物理法則を学習させたら、未知の物理変数で現象を表現し始めた! - ナゾロジー
  • 2千年前の鮮やかな色彩がそのまま保存された「古代エジプトの天井画」を発見! - ナゾロジー

    エジプト中南部の町エスナにある「クヌム神殿」は、ある点で考古学者の強い注目を集めています。 それは、神殿内に描かれたレリーフ(浮き彫り)や壁画に鮮やかな色が現代まで残されていることです。 古代エジプトの遺物には、色付きで制作されたものも多いですが、これらは大抵、数千年の経年劣化で色あせているか、完全に色落ちしています。 ところが、クヌム神殿では、レリーフや壁画が塵や煤に覆われていたことで、約2000年もの間、色彩が保存されたのです。 そしてこのほど、独テュービンゲン大学(University of Tübingen)とエジプト古美術・観光省(MoTA)の共同研究チームは、クヌム神殿内で新たに、色彩豊かな天井画の復元に成功したと報告しました。 その保存状態の良さと緻密な芸術性に、驚くこと間違いなしです。 Spectacular ceiling frescoes discovered in t

    2千年前の鮮やかな色彩がそのまま保存された「古代エジプトの天井画」を発見! - ナゾロジー
  • 太陽系からもっとも近いヒアデス星団が、見えない「何か」に破壊されていた - ナゾロジー

    おうし座にあるヒアデス星団のコア。星団のメンバーとなる星をピンク色で示している。 / Credit:ESA/Gaia/DPAC, CC BY-SA 3.0 IGO; acknowledgement: S. Jordan/T. Sagrista. space

    太陽系からもっとも近いヒアデス星団が、見えない「何か」に破壊されていた - ナゾロジー
  • 「カニ」への進化を繰り返した甲殻類の系譜が明らかに! タラバガニがヤドカリに分類される理由 - ナゾロジー

    地球上で生きるにあたって、カニの姿はコスプレ衣装のようなものかもしれません。 3月9日に『Bio Essays』に掲載された論文では、甲殻類のカニ型へのフォームチェンジ(カニ化)が生命進化の過程で計5回、そしてカニ型から非カニ型への変化(脱カニ化)が計7回起きていることが示されました。 さらにそれぞれ全てが独立した進化イベントだったため、地球では「カニのような非カニ」と「カニっぽくないカニ」が各地で出没するようになったのです。 しかし、どうして甲殻類の形態変化はそこまで敷居が低いのでしょうか?

    「カニ」への進化を繰り返した甲殻類の系譜が明らかに! タラバガニがヤドカリに分類される理由 - ナゾロジー
  • "脳が無い動物でも眠る"と判明! 睡眠の起源はどこにあるのか? - ナゾロジー

    ヒドラはサンゴやクラゲの仲間。脳が無いヒドラも眠ることが判明した。神経の睡眠システムは脳が誕生するより前から存在していたと考えられる / Credit:Science Advances animals plants

    "脳が無い動物でも眠る"と判明! 睡眠の起源はどこにあるのか? - ナゾロジー
  • カラスにも「自意識」があることを初めて実証!生物の主観は”大脳皮質”がなくても発生可能だった - ナゾロジー

    ドイツ・テュービンゲン大学・神経科学研究チームは、24日、「カラスにヒトと同じ主観的意識の存在が初めて認められた」と発表しました。 『Science』に掲載された実験では、カラスがスクリーン上に表示された視覚刺激に対し、意識的に知覚・判別できることが示されています。 こうした意識構造は、ヒトを含む霊長類でしか確認されておらず、鳥類では初のことです。 研究主任のアンドレアス・ニーダー教授は「この結果は、意識の起源と進化について新しい見方を切り開くもの」と述べています。

    カラスにも「自意識」があることを初めて実証!生物の主観は”大脳皮質”がなくても発生可能だった - ナゾロジー
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