安倍政権が史上最長となった理由の一つに、選挙の強さが挙げられる。2012年の衆院選で民主党から政権を奪回した後、自民党は5回の選挙で大勝を重ねてきた。話題のドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で、世襲の自民候補相手に毎回苦戦する姿が描かれる小川淳也衆院議員(49)=無所属=は、その強さの秘密をどう分析しているのか。【牧野宏美/統合デジタル取材センター】
![安倍政権が残したもの:安倍政権の長期化 「最大の応援団はふがいない野党」 小川淳也衆院議員 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dd7c33e88149d2e8602e5752dbb3adc39d993e4f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2020%2F09%2F11%2F20200911k0000m040088000p%2F0c8.jpg%3F1)
立憲民主党(旧)と国民民主党、無所属議員らが合流して結党する新党の党名が「立憲民主党」(新)と決まり、初代代表に枝野幸男氏が選ばれた。党名も党首も維持されたということは、素直に考えれば「3年前に結党した立憲民主党(旧)の旗のもとに多くの野党議員が結集し、野党第1党として『政権の選択肢』たり得る規模に成長した」と意義づけてもいいだろう(枝野氏を含む当事者は全員が異を唱えるだろうが)。 「結局は旧民主党の再結集」という冷ややかな声も聞こえる。本当にそうだろうか。結集した顔ぶれだけに気を取られると、今回の合流の本質を見失うのではないか。(ジャーナリスト=尾中香尚里) ▽対案提示から対立軸提示へ 今回の新立憲民主党結党は、これまで長く続いた従来の野党像を大きく転換させる可能性がある。簡単に言えば「提案型政党」から「政権との対立軸を示す政党」への変容である。与野党対立の構図が「同じ方向性を持つ二大政
立憲民主党や国民民主党など149人が集まる“合流新党”の代表選が行われ、枝野幸男さんが選ばれました。党名は『立憲民主党』の名を引き継ぎます。新党は、どんな社会を目指すのか。立憲民主党・枝野幸男新代表に聞きました。 149人という野党第一党の代表に選ばれました。今の心境はいかがですか? 立憲民主党・枝野幸男新代表:「緊張感と責任の重さを痛感しています。せっかく皆さん色んな経緯を乗り越えて、政権の選択肢になるための発射台を作り直すことができました。党内で役割分担をするわけですが、50人の中で役割分担をするのと、100人規模で役割分担をするのでは、効率というか、力の発揮具合が全然違います」 ◇“自己責任”から“支えあう社会”へ 新しい立憲民主党は、自民党との対立軸をどのように作っていきますか? 立憲民主党・枝野幸男新代表:「今、(次期総裁に)有力とされている菅官房長官から『自助』と言って頂いたこ
春闘で各社の回答が書き込まれる金属労協のホワイトボード=東京都中央区で2019年3月13日午後0時27分、根岸基弘撮影 「400万人を超える雇用をつくり出した。働き方改革や1億総活躍社会に向けて大きな一歩を踏み出すことができた」。安倍晋三首相は辞任を表明した8月28日の記者会見で、アベノミクスの成果として雇用情勢の改善を挙げた。景気回復を背景に、この7年8カ月で雇用関連の統計が改善したのは確かだ。だが、非正規労働者の比率が高まるなど雇用の内実は大きく変化した。 2012年12月の政権発足時に4・3%だった完全失業率は19年末に2・2%まで改善。就業者数(原数値)も497万人増え6737万人となり、有効求人倍率も全都道府県で1倍を超えた。ただ、増加分のうち350万人は正社員より立場が不安定な非正規労働者だ。 …
8月、全国で自殺した人は合わせて1849人で、去年の同じ時期より240人以上増えたことが分かりました。国は新型コロナウイルスの感染拡大の影響がないか、分析を進める方針です。 このうち、男性は60人増えて1199人、女性は186人増えて650人となっています。 都道府県別では、 ▽東京都が最も多く、去年の同じ時期より65人増えて210人、 次いで ▽愛知県が46人増えて119人、 ▽神奈川県が27人増えて109人、 ▽千葉県が47人増えて107人、 ▽埼玉県が41人増えて105人となりました。 厚生労働省は、「自殺者の数が増加傾向に転じたかどうかは現時点で断定できないものの重く受け止めている」として、新型コロナウイルスの感染拡大が自殺者の増加に影響していないか詳しく分析を進める方針です。 あわせて、8月開設した相談窓口などを紹介する特設サイトについても広く利用を呼びかけています。 また、加藤
「アベノミクスは買いだ」 世界にそう喧伝していた安倍晋三首相。だが、8月28日の辞任会見で「アベノミクス」という言葉は最後まで使わなかったーー。『アベノミクスの終焉』の著書がある同志社大学商学部の服部茂幸教授が話す。 「アベノミクスが中途半端で終わったことを表しています。アベノミクスは、日本銀行が国債をたくさん買い入れることにより、市中に大量の通貨が供給され、金利は下がり、企業活動が活発化。物価の上昇とともに賃金も増え、消費も拡大すると謳っていました。その景気回復へのシナリオはすべて頓挫したのです」 7年8カ月も続いた第2次安倍政権の根幹政策だったアベノミクス。その実態を検証しよう。 ■物価上がるも賃金下がり 『ツーカとゼーキン 知りたくなかった日本の未来』の著者である弁護士の明石順平さんはこう語る。 「確かに、物価は上昇しました。消費者物価指数は’12年から’19年までに7.2%、食料品
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