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ブックマーク / www.ashida.info (12)

  • BLOG「芦田の毎日」: 増補版(Version 17.0) 追悼・吉本隆明

    増補版(Version 17.0) 追悼・吉隆明 2012年03月17日 ●追悼のための銘辞 ぼくの孤独はほとんど極限に耐えられる ぼくの肉体はほとんど苛酷に耐えられる ぼくがたふれたらひとつの直接性がたふれる もたれあふことをきらつた反抗がたふれる ぼくがたふれたら同胞はぼくの屍体を 湿つた忍従の穴へ埋めるにきまつてゐる ぼくがたふれたら収奪者は勢ひをもりかへす だから ちひさなやさしい群よ みんなのひとつひとつの貌よ さやうなら ― 「ちひさな群れへの挨拶」(1952年)より ぼくが真実を口にすると ほとんど全世界を凍らせるだらうといふ妄想によつて ぼくは廃人であるさうだ おうこの夕ぐれ時の街の風景は 無数の休暇でたてこんでゐる 街は喧曝と無関心によつてぼくの友である 苦悩の広場はぼくがひとりで地ならしをして ちようどぼくがはいるにふさはしいビルデイングを建てよう 大工と大工の子の神

  • BLOG「芦田の毎日」: ホイットニーヒューストン追悼(三つのビデオ画像付き) ― 和田アキ子は許せない。

    hrkntr
    hrkntr 2012/02/26
    「歌手としてはもうとっくに終わっている和田アキ子」に大賛成です
  • BLOG「芦田の毎日」: 立花隆はくだらない(〈教養〉とは何か?)

    立花隆はくだらない(〈教養〉とは何か?) 2001年05月06日 ゴールデンウイーク。どこにも行くところがないから、屋に立ち寄ると、横積みで置いてある立花隆のが目にとまった。 『ぼくが読んだ面白い・ダメなそしてボクの大量読書術・驚異の速読術』。 立花隆は、なぜ「勉強家」なのだろう。こんなに勉強して、こんなにを読んでいったいどうするというのだろう(といっても、立花隆の読んでいる文章量は外務省の役人が一日に読む文献量に比べれば遙かに少ないだろうが)。 を読んで知的になるというのは、若いギャルたちが、渋谷の遊び方を「知っている」というのとまったく同じことだ。立花隆が、宇宙、サル学、遺伝子、エコロジー(その他諸々)の知見をもっているのと若い女の子が男との遊び方を「知っている」のとは何も変わりはない。 要するに、立花隆が知っていることを若い女の子たちは知らないし、女の子たちが知っているこ

    hrkntr
    hrkntr 2011/10/09
  • BLOG「芦田の毎日」: 「学び合い」教育の諸問題(2) ― 上越教育大学・西川純とのやりとりを通じて思ったこと

    「学び合い」教育の諸問題(2) ― 上越教育大学・西川純とのやりとりを通じて思ったこと 2011年02月18日 この記事は「『学び合い』教育の諸問題 ― 上越教育大学・西川純とのやりとりを通じて思ったこと」( 2011年02月17日)http://www.ashida.info/blog/2011/02/post_403.html#more の1)~53)の続編(54)~(83)です。まだまだ続きますが、とりあえず私の整理の中間報告をします。 【「学び合い」教育の諸問題(54)】さて、できる子供は、通常の一対n個の授業のように先生に直接教わる機会を経ないでも、教室内で主には自学習を進める。その“教材”は教科書+業者の教材プリントかも知れない、教員のオリジナルプリントかも知れない。教員によってまちまちだ。 【「学び合い」教育の諸問題(55)】しかし、自学習で「問題を解く」という行為は、ある種

  • BLOG「芦田の毎日」: 「学び合い」教育の諸問題(1) ― 上越教育大学・西川純とのやりとりを通じて思ったこと

    「学び合い」教育の諸問題(1) ― 上越教育大学・西川純とのやりとりを通じて思ったこと 2011年02月17日 【「学び合い」教育の諸問題(1)】この教育「実践」を行う教員たちは「子供の潜在的能力」や「子供の可能性」に期待する教員が多いが、学校教育「以前」、教員の教育「以前」、教室授業「以前」の子供の「潜在的能力」、「可能性」とは、結局のところ家族の環境や地域の環境に色濃く影響を受けたものでしかない。 【「学び合い」教育の諸問題(2)】その意味で、抽象的な「子供の潜在的能力」や「子供の可能性」一般などというものは存在しない。「純粋な子供」というのも低俗なロマン主義でしかない。「かわいい」少女もまたただ単に大人が喜びそうな表情、仕草、トークとは何かを心得ている「ませた」少女に過ぎない。まあ、その意味では〈少女〉は男の子よりはるかにませてはいるが。 【「学び合い」教育の諸問題(3)】学校「以前

  • BLOG「芦田の毎日」: 2004年度卒業式式辞 ― 努力する人間になってはいけない

    2004年度卒業式式辞 ― 努力する人間になってはいけない 2005年03月16日 やっぱり何度やっても式辞は、自己嫌悪の連続。いつも2度とやりたくない、と思う。講演などいくら慣れていても、式辞は全く別次元。自己採点は2、30点。教員の採点では70〜80点が平均。企業の後援会の方がひとり近寄ってこられて、「毎年楽しみに聞いています。身につまされることが多くて」と感想を伝えてくださったのが、せめてもの救い。一応、全文掲げておきます。実際に話したことは、この8割くらいです。『芦田の毎日』の読者の方にはすでに周知のテーマですが。御勘弁ください。 ------------------------------ 卒業おめでとうございます。 保護者の方々、来賓の方々、お忙しい中お越し頂いてありがとうございます。 学生、教職員一同に成り代わりまして、感謝申し上げます。 私は、3年前には(3年制の建築工学科

  • BLOG「芦田の毎日」: 就職活動開始の学生諸君に贈る ― 就職活動への檄20箇条

    就職活動開始の学生諸君に贈る ― 就職活動への檄20箇条 2010年09月07日 就職活動も9月になって格化してきた。私が学生の就職について思うところを20箇条にしてまとめてみた。お役に立つかな。学生諸君、頑張れよ。 【就職活動への檄(1)】 就職は、「自分の夢」「将来の夢」「自己実現」「能力の開花」に関わっているだけではない。自分自身が新たに築く家庭の家計の支えになることにも繋がっている。 【就職活動への檄(2)】 「夢」を実現しても生活ができなければ意味がない。特に最近は、共稼ぎをしても世帯年間収入が600万円を超えない家庭が多い。子供を妊娠・出産しなければならない女性が働くことを前提にしてもその程度の年収ということを真剣に考えている学生が少なすぎる。 【就職活動への檄(3)】 そもそも就職は「私の夢」を実現することではない。まずは自分を会社に買ってもらうわけだから(学費を払って授業

  • BLOG「芦田の毎日」: 学生は〈顧客〉か? ― 〈学校教育〉とは何か?

    学生は〈顧客〉か? ― 〈学校教育〉とは何か? 2006年12月04日 この間、若手教員と話していて、面白い議論になった。 保護者と学生とは授業料を頂いている〈顧客〉なのだから大切にしなくてはならない、「CS=CUSTOMER SATISFACTION(顧客満足)」を意識しない学校運営は意味がないという意見だ。 私は若手のその意見を聞いていて、ずーっと違和感があった。 一番大きな違和感は、まさにCS=〈顧客満足〉という言葉そのものだった。 私は、言葉の意味になかなか合点がいかないときには、その反対語を考えることにしている。 「顧客満足」の反対語は何か? 「顧客満足」の反対語は「教育」でしょう、と私はふと思った。 教育される側は、当に「顧客」なのか? もともと「顧客」や「CS」というマーケティング概念は、〈消費者〉という概念が成立して以来の概念だ。 というよりも〈マーケティング〉という領域

  • BLOG「芦田の毎日」: 【第二版】女性とは何か ― 女性にとって男性とは何か

    【第二版】女性とは何か ― 女性にとって男性とは何か 2010年10月12日 以下の30講は、昨晩22:47:20から深夜の00:03:12まで約1時間20分にわたって(twitter上に)連続ツイートした内容です(http://ow.ly/2RGK2)。ひょんなことから、女性論の話になり、ちょっと格的に、女性という性はどんな性なのか、男性とどこが違うのかを論じてみたくなりました。もちろん突然の主題でしたので、充分な準備をしていません(私の議論はほとんどフロイト論です)。しかも書き殴り(笑)。言い過ぎているところは読者の知性で修正しながら読んでみて下さい。※なお、この記事は最初にツイートした文言を、わかりやすさを配慮してかなり修正しています。 【女性について(1)】〈女性〉とは、最初に愛し愛された人間が〈同性〉である者のことを言う。反対に〈男性〉とは、最初に愛し愛された人間が〈異性〉であ

  • BLOG「芦田の毎日」: 校長の仕事

  • BLOG「芦田の毎日」: 子どもに携帯電話を持たせてはいけない

  • BLOG「芦田の毎日」: 増補(ver.3):シラバスとは何か ― 大学のシラバス主義には何が欠けていたのか

    増補(ver.3):シラバスとは何か ― 大学のシラバス主義には何が欠けていたのか 2009年02月02日 〈シラバス〉には、私の考えるところ3つのタイプがある。 一つは日型シラバス。これは、学生サービス型シラバス。学生は学年当初、期首当初の科目選択のための便宜としてこれを使う。 二つ目には、アメリカ型シラバス。これは、教材型シラバス。毎回毎の受講に必要な情報が盛り込まれている。苅谷剛彦は、アメリカの大学のシラバスには、①授業の基情報 ②担当講師情報 ③講義の目的、スケジュール、読むべき文献 ④成績評価の方法  ⑤文献の入手方法 ⑥履修条件(授業を選択できる条件)などが含まれており、「事務的連絡文書」「法的契約書」「学術情報」「指導文書」の四つの側面(『アメリカの大学、ニッポンの大学』苅谷剛彦)があると言っている。 日の大学も91年の大綱化以降、「自己点検・評価」の努力義務化とともに

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