毎年50名前後を東大に送り込み、「開成・麻布・武蔵」の御三家につぐ新・御三家の一つとして知られる進学校の駒場東邦中学校・高校。同校で、パワハラ、セクハラ問題が発生し、平野勲校長が退任することが「週刊文春」の取材でわかった。複数の教職員によれば、1月8日の職員会議で平野校長は「理事長の命令により、今年度いっぱいで校長を辞めることになりました」と説明し、事実上の更迭であることを明かした。 スキャンダルが発覚したのは昨春のことだった。 「男性教諭のA氏からセクハラを受けたという女性職員の申し立てがあり、3月20日付でAさんは出勤停止1カ月の処分となりました。被害者と加害者の2人は飲み友達から不倫関係に発展。校内の理科準備室で逢瀬を重ねていたようで、“痴情のもつれ”の側面もあったようです」(職員) 同時期にパワハラ疑惑も起きていた。 「前年度の入試に関する会議で『東大の合格者数が減ったのは指導に問