高校1年、あまりに見事なスイング。 記憶がよみがえってきた。 九州学院・村上宗隆を初めて見た1年生の夏予選。試合前の見事なトスバッティングをよく覚えている。 多くの選手が、前でバットにボールをチョコン、チョコンと合わせているだけの中で、1年生・村上宗隆は1球1球明確なトップとインパクトを作って、ワンバウンドで相手に打ち返す。 つまり、実戦のスイングと同じ作法で、丁寧にトスバッティングを繰り返す。本当の意味で「試合前の練習」になっていた。 「低いボールも手で返すだけじゃなく、ちゃんと柔軟な膝の対応で打ち返してね。この子は上手いなぁ……と思いましたね。当時はまだ体も細くて、パワーよりボールを捉える上手さのほうが目立ってましたから。練習して、練習して、スイングスピードが上がって、インパクトも強くなって、打球が上がるようになった。最初から今みたいなホームランバッターではなかったんですよ」 とにかく
大野雄大「約束していた」「受け入れられないけど」金メダルを天国の木下投手へ掲げる 多くの選手がカメラに向かってポーズを作る中、栗原陸矢外野手(ソフトバンク)からメダルをかけてもらった大野雄大投手(中日)は金メダルを見つめた後に天に掲げ、小さくうなずいた。 大野雄は表彰式後、この行動について、3日に27歳の若さで亡くなった中日・木下雄介投手に向けて行ったことだったと明かした。大野雄は「木下に最後に会ったのは残留練習の時。その時に『大野さん金メダルとったら見せてください』と約束していたので。それで、あいつに報告できたので良かった」と語った。 今大会の登板は1試合だったが、この日もブルペンで肩を作り準備を続けていた。「今日も登板があれば、あいつのことを思って投げたでしょうし。なかなか受け入れられないけど、前を向いてやっていくしかないので」。ショックをにじませながら、苦しい胸の内を明かした。 ht
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