ワンセグ機能付きカーナビの持ち主に、NHKとの受信契約を結ぶ義務があるかどうかが争われた訴訟で東京地裁は5月15日、義務ありとする判決を下した。NHKによると、カーナビの受信料について争われた訴訟は初めて。 放送法64条1項は「受信設備を設置した者」に契約を結ぶ義務があるとしている。今年3月には、テレビを持たず、ワンセグ携帯のみのユーザーについて、契約義務ありとした高裁判決4件が確定していた。 NHKの規約では、一般家庭については「世帯ごと」の徴収になるため、テレビなどで受信契約を結んでいれば、カーナビのワンセグについて追加で受信料を徴収されることはない。 しかし、事業所については、受信機の「設置場所ごと」としており、ワンセグ機能付きのカーナビが搭載されていれば、事業所が所有する自動車1台ずつからの徴収となる。 今回の判決を受けて、企業や官公庁が所有するテレビが見られるカーナビについて、受
横浜市教育委員会が、公立中学校で生徒が昼食をとる時間を初めて調べたところ、昨年度は9割の学校が「15分」で設定していたことがわかりました。教育委員会は、食育や成長の観点から足りないとして、時間を延ばすよう改善を求めています。 その結果、昨年度、各学校の昼食時間は、準備時間はほとんどが5分で、昼食をとる時間は全体の9割に上る135校が「15分」だったことがわかりました。 残りの13校も「20分」でした。 教育委員会によりますと、各学校で長年、続いているとみられ、時間の確保が難しいという声が現場から上がっているということです。 文部科学省は、昼食の参考となる給食の指導について示した手引きの中で、時間の目安は明示していませんが「楽しく会食する時間で、ゆとりある落ち着いた雰囲気で食事ができる環境づくり」を求めています。 横浜市教育委員会では、生徒の食育や成長の観点から改善を求めていて、一部の学校は
「退位礼正殿の儀」で天皇、皇后両陛下に「国民代表の辞」を読み上げる安倍晋三首相/4月30日午後5時3分、皇居・宮殿「松の間」 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 4月に行われた「退位礼正殿の儀」歴史的な儀式での、安倍首相の失言が世間を騒がせた。ミスは誰にでもあるが、それを防ぐ準備は十分だったのか? 首相の姿勢が問われる。 * * * 4月30日、「退位礼正殿の儀」で、安倍晋三首相はおそらく歴史に残る大失言をしてしまった。それが起きたのは「国民代表の辞」のほぼ末尾だ。 「天皇、皇后両陛下には末永くお健やかであらせられますことを願っていません」 これでは、国民の大多数の願いとは全く逆だ。 文書として公表された「国民代表の辞」には当然、「願ってやみません」とある。なぜこんな間違いが起きたのか。動画で確認すると、安倍氏は懐から出した文書を読み上げたのだが、「あられますことを願って」まで
10月1日(火)を予定! 改称後の駅名標イメージ(画像:京阪電鉄)。 京阪電鉄と京阪ホールディングスは2019年5月14日(火)、京阪本線の深草駅(京都市伏見区)を「龍谷大前深草(りゅうこくだいまえふかくさ)」駅に、八幡市駅(京都府八幡市)を「石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)」駅にそれぞれ改称すると発表しました。 いずれも10月1日(火)に改称予定。龍谷大前深草駅は、駅徒歩3分の場所に位置する龍谷大学を駅名に加え、分かりやすくします。石清水八幡宮駅は、石清水八幡宮の最寄り駅であることを周知し、観光資源をPRすることで地域の活性化につなげます。 なお、10月1日(火)には、石清水八幡宮駅と接続する鋼索線の通称が男山ケーブルから「石清水八幡宮参道ケーブル(略称、参道ケーブル)」に変わります。駅名も、八幡市は「ケーブル八幡宮口」に、男山山上は「ケーブル八幡宮山上」にそれぞれ変更されます。
先日掲載の「『バイト炎上動画』問題で露呈した、外食大手チェーン店の脆弱性」等の記事で、日本の外食産業の問題点を指摘してきた、米国在住の作家・冷泉彰彦さん。冷泉さんは今回、自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、古き良き個人経営の飲食店が事業として成り立っているアメリカの現状を紹介した上で、日本から「自営の食堂」が消えてしまった理由と、激増するチェーン店の現場に希望が全く見えなくなってしまった原因を記しています。 なぜ、日本の外食産業の現場には希望がないのか? 大陸横断鉄道の150周年記念式典、そして史上最強の蒸気機関車「UP4000型」復活運転の取材でユタ州に行ってきました。ユタ州といっても、今回は州都のソルトレイク・シティーとその北部にある州第3の都市オグデンが中心だったのですが、驚いたのは「食」のレベルが高いということです。 そうは言っても、完全な山国ですから、そんなに各国料理
タイトルにもあるのだが満員電車にベビーカーを乗せるのは反対である、とだけ書くとなんとなくだが、とても炎上しそうである。 ここで、賛成の方々やお母さんたち(お父さんかもしれないが今まで目についた意見に女性が多かったため、お母さんとさせていただく)にお願いがある。 まず、反対というだけで目の敵にしないでほしいのだ。反対派の人間に理不尽な理由で反対する方々や実際に罵声を浴びせられればそんなことは難しいのかもしれない。 それはもう仕方がない。 他人にあたりたくなると思う。 今回批判等承知の上で書いてみた。 これを読んでも納得できなければ気が済むまでどんな言葉を投げていただいても結構である。 何があってもベビーカーには絶対に配慮すべきで私には人の心が足りないというのであればきっとそうなのだろうと自戒をしようと思う。 また、これも炎上しそうなことではあるが、お母さんたちは日々の子育てや家事に加えて仕事
動物行動学研究家でエッセイストの竹内久美子さん 日本には女性の天皇が即位された例が10例ある。うち2例は「重祚(ちょうそ)」(一度譲位した天皇が再び即位すること)なので、実質8人である。そのうちの6人が6~8世紀に集中しており、初めての女性天皇は推古天皇だ。なぜこの時代に女性天皇が多かったのか。 一説には、蘇我氏や藤原氏といった有力豪族の血がいくつも皇室に入っていた。権力闘争のあおりを受け、次期の男系の天皇が決まらず、女性天皇で中継ぎするケースが多かったからだという。 もっともこの時代にも天皇が若くして崩御。皇位継承順位の1位にあたる親王が幼いために皇后が代理でつなぐケースもあった。親王が生まれるまで女性天皇が中継ぎしたこともある。女性天皇の残る2例は17~18世紀だ。 ≪時を超え変化なく受け継がれ≫ ここで注目すべきは、女性天皇は存在したが、女系天皇は一人も存在しなかったということだ。女
有名大学に入学したとたん、何をすればいいのか分からなくなる学生がいる。その原因は「学ぶ喜び」を奪う受験勉強の行き過ぎにあるのではないか。ジャーナリストの池上彰氏と作家で元外務省主任部席官の佐藤優氏が対談した――。 ※本稿は、池上彰・佐藤優『教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。 ■「地方の公立校の人間が非常に少ない」 【池上】私は、今、東京工業大学で教えているのですが、いろんな意味で深刻だと思うのは、入ってくるのが圧倒的に首都圏の中高一貫私立校出身者で、地方の公立校の人間が非常に少ないことなんですよ。状況は、東京大学でも一橋大学のような大学でも同じでしょう。 【佐藤】学生たちが均質化している。 【池上】そうです。彼や彼女たちは、基本的に恵まれた環境に育ち、子どもの頃から塾通いをし、偏差値の高い私立学校で学び、とずっと同種の
新潟県の高校で7月、野球部マネージャーの女子高生(16)が練習終了後に走って学校に帰った直後に倒れ、低酸素脳症で亡くなったと報じられた。 朝日新聞の報道によると、倒れた直後に駆けつけた指導者は、「呼吸は弱いけどある」と判断し、AED(自動体外式除細動器)は使わなかったという。 これについて、SNS上では「突然、心停止になった時に起きる『死戦期呼吸』を見逃したのではないか」という推測が広がった。この女子高生が実際に「死戦期呼吸」をしていたのかどうかは定かではないが、この聞き慣れない名前の呼吸、突然倒れた人が発している危険なサインの一つだ。 BuzzFeed Newsは、心臓病や不整脈に詳しい、立川病院病院長で日本AED財団理事長でもある三田村秀雄さんに、「死戦期呼吸」とは何か、突然目の前で人が倒れた時にどのように対応したらいいか、お話を聞いた。 突然心停止を起こす原因は? 「死戦期呼吸」とは
今の高校の普通科では、大学入試に困らない指導が行われ、生徒の学習意欲が低下しているとして、自民党の教育再生実行本部は、普通科の見直しなどを盛り込んだ提言をまとめました。 そのうえで、「学校ごとに特色を出した新たな枠組みを作り、指導方針を明確化することが必要だ」と見直しを求め、新たな枠組みのイメージとして、科学技術分野の教育に特化した「サイエンス・テクノロジー科」や、国際社会で活躍できる人材を育てる「グローバル科」などを挙げています。 また、次世代の学校の指導体制について、ICT=情報通信技術の環境を整備して、児童・生徒一人一人の学習状況などを集積し、個別の状況に応じた学習活動が展開されるようにすべきだとしています。 実行本部は、近く政府に提言することにしています。
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