■詩人・金時鐘(キムシジョン) 両親の写真を私は居間に飾っています。1949年、朝鮮半島の南方に浮かぶ済州島(チェジュド)を離れたのが今生(こんじょう)の別れになりました。父が亡くなる半年ほど前、「時鐘(シジョン)に写真でも送ろう」と母と撮ったものを人づてに受け取りました。その写真に朝晩あいさ…
〈シンフォニック・ジャズ〉の過去から現在、そして未来へのブリッジとなる作品を――〈NEO-SYMPHONIC JAZZ at芸劇〉をプロデュース ライヴもコンサートもたくさんあるのに、あまり聴く機会のない音楽がある。何人か集まったらできるというよりは、人と場所とリハーサルを要し、それでいて、リスナーはあまりそのあたりの音楽がぴんときていない、というような場合に。 〈N響JAZZ at 芸劇〉を続けてきた東京芸術劇場が、装いも新たに〈NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇〉を開催する。プロデューサーは挾間美帆。 ヨーロッパ芸術音楽を中心に学ぶ大学に身をおき、ジャズのサークルに属し、という挾間美帆にとって、〈シンフォニック・ジャズ〉はみずからの音楽の軸にもなっている。でも、だ。一方で 〈シンフォニック・ジャズ〉って?との疑問を抱く方も多かろう。挾間美帆に訊ねたところ、こんな応えがかえ
書店員個人が創設した文学賞ながら、作品選びの確かさや本の売り上げにつながることから、書店業界などで注目されている「新井賞」が17日発表されました。 「新井賞」は東京の書店員、新井見枝香さんが平成26年から芥川賞や直木賞と同じ日に、その半年で最もおもしろいと感じた本を独断で選んでいます。 直木賞の候補作の中でおもしろいと思った作品が選ばれなかったことをきっかけに、勤めていた書店やSNSで発表したところ、読書の好きな人たちなどの間で評判となり、ほかの書店でも「新井賞」を取り上げるコーナーが設置されるまでになりました。 17日は午後8時すぎに新井さんが自身のツイッターアカウントで今回の受賞作をフランスの小説、レティシア・コロンバニ氏の「三つ編み」と発表しました。 この作品は世代や国の異なる3人のヒロインを描いた小説で、女性ならではの苦しみや思いが心に響いたとしています。 新井さんは「直木賞が決ま
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