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ブックマーク / blog.kosukefujitaka.com (8)

  • Once in dark rooms: キース・ヘリング、アートに関する文章の翻訳について

    私の日々のメイン業務はNY Art Beatの運営なのだが、フリーランスでアートやデザインに関する文章の英語訳、もしくは英語の日語訳の仕事を頂く機会が結構増えてきた。知り合いのアーティストのポートフォリオ用のステートメント英訳から、全く知らない方からの記事の翻訳、企業や公共機関の仕事まである。 そんな中でも、最近一番大変で、そして一番刺激的で楽しかった日語訳の仕事を紹介したい。 ナタリー福田さんという方の、ロンドンの大学院での芸術史過程の修士論文で、キース・ヘリングに関するものなのだが、驚くことに、全文が引用だけで構成されていて、固い芸術史の修士論文の形式としては信じられないような、いわば詩的でとてもアーティスティックなテキストなのだ。文学において、50年代にブライオン・ガイシンによって広められ、『裸のランチ』で知られるウィリアム・バロウズなどが多用していたカットアップという手法がキー

    Once in dark rooms: キース・ヘリング、アートに関する文章の翻訳について
    hyougen
    hyougen 2010/04/07
  • ジェフ・クーンズのインタビューに考えさせられる。

    The Art Newspaperがジェフ・クーンズに今ロンドンのサーペンタインでやっている個展にひっかけてインタビューをしていて、その中身がいろんなことを考えさせられてなんというかすごかったので、要約しつつ、順につっこんでいきたい。翻訳が主目的ではないので、かなりラフに訳している。興味があれば全文お読みください。どの項目も面白い。 インタビュー記事全文は下記。 "Jeff Koons on his Serpentine show, his inspirations and how his studio system works" The US artist reveals what he hopes to communicate to the public through his work Touring Jeff Koons's gigantic Chelsea studio in a

    ジェフ・クーンズのインタビューに考えさせられる。
    hyougen
    hyougen 2009/08/07
  • カタログで振り返る7月のNYアートシーン

    的には日でこのブログを読んでくださっている方が大半ということもあり、自分が見て、オススメできる展覧会のカタログを月一で紹介していこうと思う。全て、amazon.co.jpにリンクしてあるので、日から簡単にオーダーできる。もちろん、それで興味を持ってリンクをたどってカタログを購入していただけば、ほんの少し僕に紹介料が発生することになっている。 これはいわずもがな。ロンドンのテートではじまって現在NYのメトロポリタン美術館に巡回しているフランシス・ベーコンの大回顧展のカタログ。250以上の素晴らしい作品写真に加え、多くの識者によるエッセイで彼の個人史、写真、映画など他のメディアからの影響などについてもわかる。

    カタログで振り返る7月のNYアートシーン
    hyougen
    hyougen 2009/07/29
  • 美術館での写真撮影について(森美術館のアイウェイウェイに触発されて)

    森美術館のアイウェイウェイ展がクリエイティブコモンズのライセンス「表示-非営利-改変禁止 2.1 日」を採用し、館内での写真撮影を認めたというニュースを確かtwitterで知って、単純に喜ばしいことだと感じた。 例えば、西日新聞にはこう出ている。 「展覧会の撮影できます 東京・森美術館が試み」 日を代表する現代美術館として知られる東京・六木の森美術館は24日、25日に開幕する中国の著名アーティスト艾未未(アイ・ウェイウェイ)さんらの展覧会で、観客の写真撮影を許可する取り組みを試験的に始めると発表した。国内の美術館では非常に珍しい試みで、著作権をめぐる議論に一石を投じそうだ。 森美術館によると、撮った画像は加工せず、非営利目的で使う-などの条件で、誰でも撮影できる。著作権の柔軟な運用を目指す米国の運動「クリエイティブ・コモンズ」の仕組みを採用した。 国内では、所蔵作品展の撮影を認める

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  • こんなに楽しい現代美術がわからないという人のための入門書(藤高編)

    昨日、みたいもんのいしたにさんの”こんなに楽しい現代美術がわからないという人のための入門書”という記事を読んでとってもうれしくなった。というのも、いしたにさんは有名ブロガーだが、いわゆるアート関係者ではなく、アートに対しては一般的な人の目線で記事を書いていたから。こういうことってあんまりなかったんじゃないかと思う。有力ブロゴスフィア(この言い回しって古いのかな)で、建築、映画に関するものはたまにあり、まあデザイン関係の話題も散見されるとして、アートに関するものってほとんどなかったような気がする。あっても村上隆のMy Lonesome CowBoyが16億円で落札されたときくらいか。 これに触発されて自分も続けと思って、はたと気がついた。このブログを読んでくださっている方の中には僕がアートについては"よく"知っている人だという前提で読んでくださってる方もいらっしゃると思う。僕は、作品や展覧会

    こんなに楽しい現代美術がわからないという人のための入門書(藤高編)
  • アート広報にtwitterを!

    このブログ記事を書こうと思って調べてみると、わたし個人としては、2007年3月26日に最初のつぶやきをしているので、かれこれ2年近くtwitterをつかっていることになる。これはこれで驚きだ。Twitterって何?という方にはwikipediaのページを。Twitter(トゥイッター、ツイッター)は個々のユーザーが「つぶやき」を投稿し合うことでつながるコミュニケーション・サービスということだそうだ。 個人としては、近くにいなかったり、日頃それほど会わない人とのゆるいコミュニケーションツールとしてそれなりに面白いなあと思っていたのだが、なんとはなしに、去年の11月からNY Art Beatとしてのアカウントをはじめてみたら結構驚いた。反響がすこぶるよかったのだ。NY Art Beatにはオープニングパーティーだけを集めたリストがあり、そこから今日の夕方に行けるオススメのオープニングの情報や、

    hyougen
    hyougen 2009/01/22
  • どうして「アートなんて解んない」のか?

    若い世代が中心になって、音楽映画、アート、デザインなど幅広いカルチャーを紹介し、そのシーンを盛り上げようと精力的に活動しているフリーCD/オンラインマガジンのCINRA Magazineが今号は「アートなんて解んない」という”つり”タイトルで、アートについて地に足のついた、幅広いアプローチで、アートを特集してくれている。編集長の杉浦さんから教えていただき、早速オンラインで読ませていただいた。 すばらしい森村泰昌さんのインタビューや、若い作家へのインタビュー、川村記念美術館のガイドツアーのレポートなど、多くの視点で、今号のタイトルへの答えを考えるきっかけを与えてくれる。音楽は毎日聞いているが、美術館にはほどんど行かない、ギャラリーなんて行ったことないといった若い人たちを読者として想定しているのだと思うが、同じ目線で丁寧に編集されている。アートに対するスタンスがちょっと穿っていすぎかなと思う

    どうして「アートなんて解んない」のか?
    hyougen
    hyougen 2008/07/24
  • Kosuke Fujitaka Art Advisory

    藤高 晃右   ご連絡はメール(kosukeアットkosukefujitaka.com)にてお願いします。 東京アートビート  /  NY Art Beat  共同設立者 NYを拠点に日企業の米国進出コンサルおよび、アートコレクターへのアートアドバイザーサービスを提供。 1978年大阪生まれ。東京大学経済学部卒業。新卒時にはソニーエリクソン勤務。2004年に日最大のバイリンガルアート情報サイトTokyo Art Beatを共同設立。2008年・2009年4月に東京で行われた国際若手アートフェア101 TOKYOの共同設立者でもある。2008年にニューヨークに引っ越しNY Art Beatをスタート。2014年にはスマートニュースの米国従業員1人目として参画し、米国立ち上げ、メディア事業開発に従事(2023年まで)。アートを中心に執筆も多数。 - グローバルな視点でのアートコレクション作

    Kosuke Fujitaka Art Advisory
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