市民だけでなく、今や”世界中の映画ファンが待ち望む国際映画祭“の興奮も冷めやらぬトロント。 この映画の街で、今年で6回目を迎え、秋の恒例イベントとなったトロント日本短編映画祭(Toronto Japanese Short Film Festival)が10月7日より開催される。日系コミュニティを中心に大きな話題を提供し続けているこの短編映画祭、今年もカンヌ映画祭国際批評家週間ヤング批評家賞を受賞した中野裕行監督の『アイロン』(06)、毎年大爆笑を誘う小島淳二、ラーメンズ、小林賢太郎のユニットNAMIKIBASHI制作の『The Japanese Tradition〜日本の形〜』シリーズから『折り紙』(06)などの秀作、全28作品が4日間に渡って上映される。同映画祭のウェブサイト上では豪華なラインナップがすでに発表されているが、その中から、一昨年は『サプライズ・ブラザース』、昨年はイメ
音楽界のカリスマ、灰野敬二。一般的にノイズロックと形容される彼の音楽は、日本国内外で熱狂的に支持され、30年以上に渡るそのキャリアにおいて100枚以上のCDをリリースしている。C3R, Sister Ray両レコードレーベルによって可能となった初のトロントライブで彼が紡ぎ出した音楽は、世界中の全ての音楽が重なり、たった一つの音となったかのように響いた。そして、その響きは偶然に出会ったような顔をしながら必然的にまた重なり合い、何層ものレイヤーを暗闇に生み出した。ドレイクホテルの『アンダーグラウンド』を満員に埋め尽くす聴衆は驚愕し、魂を抜かれたようにその音楽に、聴き入ったのだった。 このライブの前日、灰野氏は弊誌のインタビューに答え、音楽への愛に満ちた彼の世界へと案内してくれた。 ―その一瞬のために費やすもの 「例えば、HMVなり、タワー(レコード)なりに行くと、まず、ロックのところ(セ
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