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ブックマーク / realsound.jp (252)

  • 『響け!ユーフォニアム3』はなぜ傑作になったのか “原作改変問題”を考える重要な一作に

    『響け!ユーフォニアム3』は原作との向き合い方に重要な一石を投じた。 ご存じの方もいると思うが、主人公・黄前久美子のオーディションの結末について、京都アニメーションは原作から大きな変更を導入した。この変更を賞賛する人もいれば、受け入れられないと拒否反応を示す人もいる。 あの変更について、筆者はどう考えるかをまとめてみたいと思う。ただ、筆者の考えを述べるのみならず、筆者とは異なる考えの人々の気持ちもできる限り汲んでみたい。久美子が作中で「脱落者を出したくない。全員そろってこその北宇治だと思う」と言い、部員一人も取りこぼさないで全国を目指したように、この原稿も同じく改変賛成派も反対派もどちらも取りこぼさないことを目指そうと思う。 たとえ筆者の文章力が足りないせいでそれが叶わず、「死ぬほど悔しい」ことになるとしても、この作品について書く時は、少なくともその意識は持たないといけないと思うからだ。

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    hyougen 2024/07/12
  • 『響け!ユーフォニアム』 最終話、京アニファン涙の理由ーー観客席にいた今は亡きアニメーターの存在?

    ■亡くなったスタッフが観客席に 2024年6月30日に放送が終了した『響け!ユーフォニアム3』の最終話「つながるメロディ」に、京都アニメーション放火殺人事件で亡くなったアニメーターの姿が描かれているのではないかと、話題になっている。きっかけは、黄前久美子役の黒沢ともよがXを更新し、こんなポストをしていたことであった。 【写真】青空に照らされる「久美子」と「あすか」のイラスト 絵の中に、みんなちゃんといた。 キャラクターもクリエイターもみんないた! ああ、嬉しい。 空の上まで響いてるかなぁ 届け〜 絵の中に、みんなちゃんといた。 キャラクターもクリエイターもみんないた! ああ、嬉しい。 空の上まで響いてるかなぁ 届け〜 (ともよ)#ユーフォ3期 — 黒沢ともよ official (@TomoyoKurosawa) June 30, 2024 この“クリエイター”という言葉に、多くのファンが反

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    hyougen 2024/07/06
  • 『プリパラ』10周年、普遍のキャラはどうつくられた? アートデザイナー・金谷有希子に聞く、創作の裏話

    『プリパラ』10周年記念のロゴ。前面に押し出されているリボンが、作品の重要なイメージになっている。 女の子向けのゲーム・アニメとして高い人気を誇った『プリパラ』が、2024年に10周年を迎えた。2014年に新たな『プリティーシリーズ』としてスタートした作は大ヒットし、今でも新作グッズが発売され、様々なイベントが開催されるほど支持されている。また、今年7月には10周年を迎え、8月からは10周年を記念した展示会も開催される予定だ。 ゲームの「み~んなトモダチ!! み~んなアイドル!!」というコンセプトが共感を呼び、プリチケというチケットを通じて友情を深め合う世界観も秀逸であった。そして、個性豊かなキャラクターたちのデザインも高い人気を誇る要因のひとつではないだろうか。 主人公の真中らぁらを筆頭に、世代を超えて愛されるキャラクターをデザインしたのが、ゲーム会社「シンソフィア」に所属するアートデ

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    hyougen 2024/06/25
  • 連載:道玄坂上ミステリ監視塔 書評家たちが選ぶ、2024年5月のベスト国内ミステリ小説

    今のミステリー界は幹線道路沿いのメガ・ドンキ並みになんでもあり。そこで最先端の情報を提供するためのレビューを毎月ご用意しました。 事前打ち合わせなし、前月に出た新刊(奥付準拠)を一人一冊ずつ挙げて書評するという方式はあの「七福神の今月の一冊」(翻訳ミステリー大賞シンジケート)と一緒。原稿の掲載が到着順というのも同じです。今回は五月刊の作品から。 千街晶之の一冊:深水黎一郎『真贋』(星海社FICTIONS) 小説家はたとえ自分の専門領域ではなくても、取材と勉強によって知識を自らのものとし、作品に活かす。とはいえ、にわか勉強では決して書けないタイプの小説というものもあり、深水黎一郎の『真贋』がそれに該当する。警視庁に新設された「美術犯罪課」の課長代理·森越歩未は、名家の西洋画コレクションにまつわる脱税疑惑と、描かれた女性が歳をとってゆく日画の謎に立ち向かう。これまでも優れた芸術ミステリを発表

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    hyougen 2024/06/11
  • 菊地成孔×荘子it『構造と力』対談 「浅田彰さんはスター性と遅効性を併せ持っていた」

    浅田彰『構造と力 記号論を超えて』(中公文庫) 1980年代のニュー・アカデミズムを代表する一冊『構造と力 記号論を超えて』が中公文庫で文庫化され、大きな反響を呼んでいる。批評家の浅田彰がドゥルーズなどのポストモダン・現代思想を明晰に体系化した同書は、1983年の初版刊行当時、社会現象になるほどの大ベストセラーとなった。 40年ものあいだ読み継がれてきた名著の文庫化にあたって、リアルサウンドブックでは、音楽家・文筆家の菊地成孔氏とDos Monosのラッパー・トラックメイカーの荘子it氏が書について語り合う対談を行った。菊地氏は2003年、自身が主催するバンド・DC/PRGで『構造と力』と題するアルバムを発表するなど、浅田氏から影響を受けている。荘子it氏は、学生時代に菊地氏の著作などから遡る形で書『構造と力』を知って、読み耽ったのだという。第一線の音楽家の二人は、書をどのように読ん

    菊地成孔×荘子it『構造と力』対談 「浅田彰さんはスター性と遅効性を併せ持っていた」
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    hyougen 2024/06/11
  • 「声優アニメディア」休刊に寄せて 2004年の創刊から変化した、声優雑誌の役割と課題

    「声優アニメディア」が6月10日発売の「声優アニメディア 夏号」を最後に休刊となる。ネットに読者を奪われた紙の雑誌が、次々と休刊になっている流れに沿ったものとも言えるが、声優人気に陰りは見えず逆に注目は高まる一方。活躍する場となっているアニメも全世界的な盛り上がりを見せているだけに、どうして今なのかといった疑問も浮かぶ。声優雑誌はどこに行くのか? 「声優アニメディア VOLUME.1」 水樹奈々、田村ゆかり、清水愛といった女性声優の名前が、大きな文字でずらりと並んでいる。保志総一朗、三木眞一郎、関智一といった男性声優の名前も見える。2004年に創刊された「声優アニメディア VOLUME.1」の表紙を見ると、その頃にどのようなアニメが放送されていて、誰が声優として活躍していたかを思い出せる。 これが、現在発行されている最新号「声優アニメディア 春号」(メイン画像)では大きく違ってくる。フロン

    「声優アニメディア」休刊に寄せて 2004年の創刊から変化した、声優雑誌の役割と課題
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    hyougen 2024/05/31
  • 新連載「天音かなたは音楽を学びたい!」:草野華余子に聞く、音楽を届けるために大事なこと「ちょっと傲慢になってもいい」

    ホロライブプロダクション所属のVTuber 天音かなたの新連載「天音かなたは音楽を学びたい!」がスタート。同連載は、自身でも楽曲制作を行う天音かなたがホストを務め、様々なアーティストやクリエイターにインタビュー。音楽制作のプロセスやアーティストとしてのスタンスについて話を聞いていく。 第1回目のゲストは草野華余子。LiSAをはじめ、西川貴教、A.B.C-Z、FANTASTICSといった幅広いアーティストに楽曲提供する作詞作曲家であり、シンガーソングライターとして自らもステージに立つ“二足の草鞋型アーティスト”だ。 インタビューでは、草野華余子の音楽活動を始めたきっかけから、楽曲提供をする上で大事にしていること、アーティストとしての心構えなどを天音かなたが掘り下げる。(編集部) 曲を作るときは絶対にお酒飲まない(草野) 草野華余子 天音かなた(以下、天音):今回は対談をお引き受けいただいて、

    新連載「天音かなたは音楽を学びたい!」:草野華余子に聞く、音楽を届けるために大事なこと「ちょっと傲慢になってもいい」
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    hyougen 2024/05/06
  • 『文學界』編集長・浅井茉莉子インタビュー「文芸誌が生き残っていけるかは、たぶんこの5年10年くらいが正念場」|Real Sound|リアルサウンド ブック

    又吉直樹『火花』(2015年)、村田沙耶香『コンビニ人間』(2016年)という芥川賞受賞作を担当したことで知られる浅井茉莉子が、2023年7月に『文學界』編集長に就任した。『「AV」女優の社会学』(2013年)で注目された鈴木涼美に小説の執筆を依頼したのも、浅井である。鈴木の2作(『ギフテッド』2022年、『グレイスレス』2023年)は、芥川賞候補作となった。他分野からの積極的な起用で純文学の世界に新風を吹きこんできた編集者は、老舗文芸誌をどう舵取りしようとしているのだろうか。(円堂都司昭/2月2日取材・構成) 『文學界 2024年5月号』 ――編集者という仕事を意識し始めたのは、早かったそうですね。 浅井:を作る人になりたいとは10代の頃から思っていました。学校に行くのは嫌だけど、屋ならいくらでもいれたし、親もなら買ってくれたので、就職する時も自然と出版社に行きたいと思いました。大

    『文學界』編集長・浅井茉莉子インタビュー「文芸誌が生き残っていけるかは、たぶんこの5年10年くらいが正念場」|Real Sound|リアルサウンド ブック
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    hyougen 2024/05/03
  • チバユウスケ、人称表現から歌詞を紐解く 空想を飛び出し“他者”と向き合った約30年の変遷

    昨年11月に亡くなったチバユウスケ。The Birthdayの楽器隊がチバの遺志を受け継いで完成させたEP『April』(4月3日リリース)では、彼の病の気配など微塵も感じさせないパワフルなロックが鳴っている。 唯一無二のしゃがれた歌声。純粋で尖っていて、けれどどこか憎めない人懐っこさ。ビールと煙草、音楽をこよなく愛し、まさしくRock 'n' Rollが人間の形を成したような男。その立ち居振る舞いや生き様は、最後まで大勢の人々を魅了したままだった。思えばメンバーや形態は変動しつつも、30年近くにわたって多彩な曲を作り続けてきたチバ。替えの利かない強烈な声や音楽性と同様、彼が紡ぐ歌詞の独特な世界観も、リスナーをいまだ惹きつけてやまない魅力のひとつでもある。 逝去に際し、彼がこれまで記した歌詞を収録した詩集2冊(『チバユウスケ詩集 ビート』『チバユウスケ詩集 モア・ビート』)も再び話題に。こ

    チバユウスケ、人称表現から歌詞を紐解く 空想を飛び出し“他者”と向き合った約30年の変遷
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    hyougen 2024/04/23
  • 「ずっと音楽が鳴り続けている人でした」チバユウスケ『EVE OF DESTRUCTION』担当編集・尾藤雅哉が語る秘話

    THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)やThe Birthdayとして活躍し、昨年他界した日屈指のロック・ボーカリストであるチバユウスケさんの書籍『EVE OF DESTRUCTION』(ソウ・スウィート・パブリッシング)は彼の遺作となった作品だ。 書籍には、チバユウスケさんの音楽人生において欠くことのできなかった重要なレコードの数々が紹介されている。掲載されるレコードは12ジャンルで250枚以上が掲載。ジャケットをみているだけでも楽しめる内容で、チバさんが愛したレコードを彼の言葉と共に追体験できる。さらに巻末には、レコード同様にチバさんが集めてきたバンドTシャツのコレクションの一部も特別に掲載。レコードからTシャツまで、チバさんの一貫した音楽愛を感じ取ることができるだろう。 この『EVE OF DESTRUCTION』を企画した担当編集者

    「ずっと音楽が鳴り続けている人でした」チバユウスケ『EVE OF DESTRUCTION』担当編集・尾藤雅哉が語る秘話
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    hyougen 2024/04/15
  • BUCK-TICK、THE BLUE HEARTSらが築いた礎 バンド活況の扉を開いた80年代後半のロックシーン

    3月3日に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の「今改めて知りたいBUCK-TICK特集」にて、1987年にメジャーデビューしたバンドの顔ぶれに出演者たちが驚いていた。そこで名前が挙がっていたのは、BUCK-TICK、THE BLUE HEARTS、ZIGGY、UNICORN。確かに1987年は、1990年前後に興隆したバンドブームの扉が開いた年と言える。この後「ホコ天」「イカ天」がキーワードになり、バンドは文化や経済とも結びつくムーブメントになったのだ。 パンク/ニューウェイヴの流れから生まれた80年代ロックの隆盛 それまでの流れを振り返ってみよう。1980年代前半に世界中で起きたパンク/ニューウェイヴのムーブメントは、それまでとは違ったロックを生み出した。日ではYMO(Yellow Magic Orchestra)に始まるテクノポップも加わり、演奏スタイルやファッシ

    BUCK-TICK、THE BLUE HEARTSらが築いた礎 バンド活況の扉を開いた80年代後半のロックシーン
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    hyougen 2024/03/26
  • 「商業カメラマンが育っていないんです」ベテラン雑誌編集者が嘆く、出版業界の構造的な問題点

    ■素人フォトグラファーに仕事を発注? イツバネットの代表取締役・河戸弘太氏が、小・中学校の入学式を撮影するフォトグラファーをあろうことかXで募集したとして、炎上した。同氏はXを更新、謝罪に追い込まれてしまったニュースが話題となった。撮影は中止することに決めたという。 この度は小中学校の入学式の撮影案件につきまして多くの方にご心配・ご迷惑をお掛けしましたこと誠に申し訳ありません。 詳細につきまして文字数の関係で下記にて記載させていただきます。 pic.twitter.com/PUionKpRzd — 河戸 弘太 | itsuba.net LLC (@itsuba2) March 3, 2024 募集要項は「一眼レフで人を撮った事がある方」というもので、報酬は3万5000円というものだった。この募集要項を読んだ限りでは、趣味レベル、素人レベルのフォトグラファーが応募してくる可能性があり、しかも

    「商業カメラマンが育っていないんです」ベテラン雑誌編集者が嘆く、出版業界の構造的な問題点
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    hyougen 2024/03/18
  • 怒髪天 増子直純が明かす、“メンバー解雇”決断の経緯 4人最後のステージは「感謝しかない」

    増子:全然何もない。これからいろいろあってもやっていくぞ! っていうのが、なんか予言書みたいになっちゃったね。いろんな意味を持っちゃって。 ——〈人生の大サビに乗って〉と高らかに歌っていますが、これは40周年以降のこと、そして60代へ向けての大勝負という意味合いですよね。 増子:そうだね。まさかこんなことになるとは思わなかったけどね。矢沢(永吉)さんを見て思うけど、やっぱりこのスタイルで続けられるのは、あと十数年だと思うんだよ。アコースティック編成になったりとか、そういうことはできるかもしれないけど。あと十数年しかないと思ったら当に“大サビ”なんだろうな。そこをどう駆け抜けていくか。歳を重ねることによって、身体のいろんなところに不具合が出てくるわけじゃない。それをどう乗り越えるかだよね。できなくなったこともあるけど、逆にできるようになったこともあるし。そこのバランスをどうやっていくのかっ

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    hyougen 2024/03/06
  • ムーンライダーズが特異なバンドであり続ける理由 優れたリスナー、先鋭的なディガーとしての鈴木慶一の功績

    ムーンライダーズが特異なバンドであり続ける理由 優れたリスナー、先鋭的なディガーとしての鈴木慶一の功績 ムーンライダーズは、日音楽史において最も特異なバンドの一つである。「現存する日最古のロックバンド」(中心メンバー鈴木慶一が2023年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した際の贈賞理由に記載)と言われるとおり、長大なキャリアを持っているのだが、その音楽性は作品ごとに異なり、一貫した味わいを保ちながらも得体の知れない広がりを示し続けている。こうした活動が後続に与えた影響も大きい。鈴木慶一ソロのプロデュースも務めた曽我部恵一(サニーデイ・サービス)や、近年のムーンライダーズに参加している佐藤優介(カメラ=万年筆)と澤部渡(スカート)を筆頭に、永井聖一(相対性理論)やアーバンギャルド、ゆるめるモ!や3776、空間現代といった面々も影響を受け、ムーンライダーズのトリビュート盤やリミックス集に参加

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    hyougen 2024/03/06
  • 清原果耶、シュー・グァンハンは「紳士的で優しい方」 『青春18×2』新場面写真公開

    シュー・グァンハン(グレッグ・ハン)と清原果耶がW主演を務める日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』の新場面写真が公開された。 作は、台湾で話題を呼んだ紀行エッセイ『青春18×2 日慢車流浪記』にインスパイアされたチャン・チェンが映画化を企画し、監督に藤井道人を切望し始動したプロジェクト。『余命10年』『新聞記者』などを手がけてきた藤井監督にとって初の国際プロジェクトとなるラブストーリーだ。 始まりは18年前の台湾。カラオケ店でバイトする高校生・ジミー(シュー・グァンハン)は、日から来たバックパッカーのアミ(清原果耶)と出会う。天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー。しかし、突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案する。時が経ち、現在。人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いたハガキを再び手に取る。初恋の記憶が蘇り、あの日

    清原果耶、シュー・グァンハンは「紳士的で優しい方」 『青春18×2』新場面写真公開
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    hyougen 2024/03/03
  • リアルサウンド連載「From Editors」第44回:キース・ヘリングがアートを介して向き合ってきたこと

    「From Editors」はリアルサウンド音楽の編集部員が、“最近心を動かされたもの”を取り上げる企画。音楽に限らず、幅広いカルチャーをピックアップしていく。 キース・ヘリングの生涯にふれる 先日、森アーツセンターギャラリーで開催されている『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』に行ってきました。国内には中村キース・へリング美術館がありますが、巡回展としては23年ぶりとのこと。キース・ヘリングといえば、アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアなどと共に80年代のニューヨークで活躍し、ストリートからアートを広めてきた一人。彼のイラストは日でも人気が高く、これまでさまざまなグッズや広告などに起用されてきました。名前を聞けば特徴的なモチーフの数々を思い浮かべることができる人は少なくないはずです。 私も存在やイラストについては認識していたものの、どんな人物なのかを知る機会は意外とな

    リアルサウンド連載「From Editors」第44回:キース・ヘリングがアートを介して向き合ってきたこと
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    hyougen 2024/02/08
  • 杉江松恋×千街晶之×若林踏、2023年度 国内ミステリーベスト10選定会議 栄えある第1位の作品は?

    恒例となりましたリアルサウンド認定国内ミステリーベスト10。投票ではなく、千街晶之・若林踏・杉江松恋という3人の書評家がすべてを読んだ上で議論で順位を決定する唯一のミステリー・ランキングです。2023年度についても2023年12月23日に選定会議が開かれ、以下の11作が最終候補として挙げられました(奥付2022年11月1日〜2023年10月31日)。この中から議論により1位の作品が選ばれました。選考の模様をお届けします。 『11文字の檻』青崎有吾(創元推理文庫) 『魔女の原罪』五十嵐律人(文藝春秋) 『鈍色幻視行』恩田陸(集英社) 『鵼の碑』京極夏彦(講談社ノベルス) 『悪逆』黒川博行(朝日新聞出版) 『幽玄F』佐藤究(河出書房新社) 『エレファントヘッド』白井智之(角川書店) 『あなたが誰かを殺した』東野圭吾(講談社) 『アミュレット・ホテル』方丈貴恵(光文社) 『化石少女と七つの冒険』

    杉江松恋×千街晶之×若林踏、2023年度 国内ミステリーベスト10選定会議 栄えある第1位の作品は?
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    hyougen 2024/01/28
  • NHKドラマ『岸辺露伴は動かない』も担当 菊地成孔、ギルド的集団 =「新音楽制作工房」立ち上げの狙い

    ーー日ではこれまでになかったスタイルですし、しばらくは説明が必要かもしれないですね。 菊地:確かに何だかわからないでしょうね、最初は。マンガやアニメでいうと「フジオ・プロ」(赤塚不二夫)みたいなことですが、新音楽制作工房の場合、“先生とアシスタント”ではなくて。「菊地さんに仕事を頼むと、お弟子さんが手伝う」ではなく、あくまでも並列の関係なんです。最終的な目的は、日では明確にされていなかったギルド的な制作集団として確立させ、「メンバーに直接仕事を頼みたい」という状況を作ること。そのために彼らの作品をアップするカタログのサイトを制作しています。19名いますし、なかには100曲近いストックを持っているメンバーもいるので、かなりの量になりますね。聴いてもらえればわかると思いますが、あるものを片っ端から入れているわけではなくて、当然、すべてプロのクオリティに達しています。我が子かわいいじゃないで

    NHKドラマ『岸辺露伴は動かない』も担当 菊地成孔、ギルド的集団 =「新音楽制作工房」立ち上げの狙い
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    hyougen 2024/01/24
  • 解読『ジョジョの奇妙な冒険』Vol.2 スタンドという“発明”ーー他に類を見ない表現と概念を考察

    「波紋」が描かれなくなった理由とは ちなみにこのスタンド、いまでは『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの代名詞のようになっているが、実は第1部と第2部では登場しない。 では、第1部と第2部の主人公たちはどのようにして敵と戦ったのかといえば、それは、「波紋」と呼ばれる技を使ってであった。 波紋とは、東洋の仙道に伝わる特別な呼吸を使い、太陽の光と同じ波動を持つエネルギーを生み出す技のことである。そう、一見、似たもの(エネルギーの可視化)のように思えるかもしれないが、波紋とは「技術」のことであり、「スタンド」とは「力」のことなのだ。 ちなみに、波紋は、後続の作品――たとえば、近年最大のヒット作でいえば、『鬼滅の刃』の「呼吸」などに多大な影響を与えていると思われるが、実は荒木の「発明」というわけではない。というのは、もともとこの種のスーパーナチュラルな要素の強いバトル漫画では、人間の潜在能力を引き出す

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    hyougen 2024/01/12
  • サバシスター なち×横山健に聞く、PIZZA OF DEATH所属までのストーリー 憧れの場所で叶えるバンドの夢

    2024年元日、新年の幕開けにふさわしいサプライズニュースが届けられた。なち(Vo / Gt)、ごうけ(Dr)、るみなす(Gt)からなる注目の3人組ガールズバンド・サバシスターが、ポニーキャニオンより1stフルアルバム『覚悟を決めろ!』を3月8日(サバの日)にリリースしメジャーデビューを果たすこと。そして、横山健(Hi-STANDARD/Ken Yokoyama)が代表を務めるPIZZA OF DEATHにマネジメント所属するという発表である。 サバシスターは、2022年3月の結成からわずか5カ月で『SUMMER SONIC 2022』への出演を果たすと、全国各地のライブシーンで存在感を拡大。また「ジャージ」や「スケボー泥棒!」といった日常をユニークな視点から切り取った楽曲の歌詞やキャッチーなボーカルがTikTokでも話題を集めるなど幅広い層に浸透中だ。親しみやすいバンドのキャラクターとは

    サバシスター なち×横山健に聞く、PIZZA OF DEATH所属までのストーリー 憧れの場所で叶えるバンドの夢
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    hyougen 2024/01/06