第108回日本精神神経学会が5月24-26日,札幌コンベンションセンター(札幌市)他にて齋藤利和会長(札医大)のもと開催された。「新たなる連携と統合――多様な精神医学・医療の展開を求めて」をテーマに掲げた今回は,注目を集める発達障害やひきこもり関連の演題が多く設定され,疾患横断的な視点から議論が展開された。 パーソナリティ障害(Personality Disorder:PD)は,行動や考え方が周囲になじまず,社会生活をスムーズに送れない状態を指す。シンポジウム「パーソナリティ障害の臨床」(司会=慈恵医大・中山和彦氏,三田精神療法研究所・牛島定信氏)では,近年医療者以外からも高い関心を集めるPDについて,臨床の視点からその概念をあらためて定義すべく,4人の演者が登壇した。 パーソナリティ障害を再定義 まず牛島氏が,表出している精神・身体症状だけでなく,背後にあるパーソナリティの問題に着目する
表紙 (PDF形式:10KB) 発行に当たって (PDF形式:11KB) 目次 (PDF形式:23KB) 第1部 ひきこもり支援者のための実践的な知識や制度等の解説 第1章 ひきこもりの心理状態への理解と対応 (PDF形式:51KB) 斎藤 環(爽風会佐々木病院 診療部長) 第2章 ひきこもりと発達障害 (PDF形式:87KB) 星野 仁彦(福島学院大学 大学院附属心理臨床相談センター 心療内科医師) 第3章 ひきこもり当事者への就労支援 (PDF形式:43KB) 小島 貴子(東洋大学経営学部経営学科 准教授) 第4章 長期化するひきこもりへの支援~精神保健からのアプローチ~ (PDF形式:53KB) 大沼 泰枝*・小泉 典章(長野県精神保健福祉センター) * 現所属:長野県リハビリテーションセンター 第5章 親が高齢化、死亡した場合のための備え(生活維持のための自助) (PDF形式:12
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