虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症 平肝熄風、気血双補。やせ形でやや虚弱、腹直筋に緊張が見られる患者の痙攣、情緒不安、不眠、自律神経失調症、血の道症、夜泣きなどに用いる。元来は小児向けの処方だが、(量を調節すれば)同じような症状がみられる成人が服用しても問題はない。近年の研究から、進行した「アルツハイマー型認知症」で起こる妄想や、徘徊(はいかい)、暴力などのBPSDと呼ばれる病態の改善にも効能があることが知られている[3][4]。 また、ADHDやうつ病にも効能がある。[5][6] 岩﨑鋼(Iwasaki K)らは認知症患者(原疾患:アルツハイマー、脳血管障害、Lewy小体病)でMini-Mental State Examination (MMSE) スコア24 未満、neuropsychiatric inventory (NPI) スコア6 よ