先日も取り上げた週刊現代の記事でクルーグマンは 中央銀行の独立性への介入に関しては、もはやあれこれ躊躇すべきではありません。日本のGDPデフレーターは、ここ13年間、下がりっ放しです。それなのに今、日銀が重い腰をあげないというなら、(その責任者たる総裁は)銃殺に処すべきです。 と述べている。 もっともな意見であるが、ここで13年間というのは97年の消費税増税によるCPIの上昇によるデフレ脱却が含まれていないことに留意してもらいたい。 デフレはいつからかと言うのも人によって期間が変わる。 07年の原由高騰ではコアCPIではデフレは脱却したとも言える。 しかし、GDPデフレーターで見た場合には消費税増税によるCPI上昇というテクニカルな要因を除けば約16年間に渡ってデフレなのである。 また深読みするとこのクルーグマンの銃殺すべしというのは興味深い。 日銀法を改正しなくとも総裁が交代する場合があ