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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/mit_sloan (89)

  • 補足:「正しい日経新聞の読み方」 - My Life After MIT Sloan

    前回の記事「正しい日経新聞の読み方(主に新社会人向け)」に補足。 コメント欄やTwitterはてななどでいただいたコメントを拝見していて、前の記事だけでは不親切だったな、と思ったので。 1.まずは新聞記事の中で「空」「雨」「傘」を峻別するように読む ビジネスの経験が長い人ならともかく、今まで「空→雨→傘」的な考え方をしたことが無い人が、いきなり新聞でそれをやるのは難しいのかもしれない、と思った。 まずは新聞記事の中で、一文一文読んで「これは空(事実、ファクト)だ」とか、「この部分は記者による雨(解釈・解説)だな」とか、峻別するようにすること。そうすると、だんだんと記者の解釈に惑わされずに、「空(事実、ファクト)」の部分だけを取り出して読む、ということが出来るようになる。 日経新聞の良いのは、記者が少なくともちゃんと訓練されているので、(インタビューや解説記事を除く)ほとんどの文章の最初の

    iGucci
    iGucci 2011/05/25
  • 正しい日経新聞の読み方。(特に新社会人へ) - My Life After MIT Sloan

    1. ビジネスマンが日経を毎日読むのは、ピアニストが毎日音階練習をするのと同じ 私は、Twitterなどでたまに日経新聞などのメディアを批判することがある。最近、それが私をFollowしている私より若い人に悪影響を与えているんじゃないかという気がしたので、この記事を書くことにした。というのは、私が日経新聞の記事に関してTwitterで批判を書いたりすると、「だから日経は駄目だ」「日経を読むのは時間の無駄だ」という大量のRetweetが送られてくるのである。 いや、そんなことはないです。ビジネスの世界に身を置くつもりなら、日経やそれに類するものはちゃんと読まなきゃ駄目ですよ。別に私は日経の回し者じゃないので、WSJでもFTでも日刊工業新聞でも良いけれど。 ビジネス界にいる人が新聞を毎日読むのは、言ってみれば、スポーツ選手が筋トレを毎日したり、ピアニストが音階練習を毎日したり、料理人が桂剥きを

    iGucci
    iGucci 2011/05/25
  • 英語をモノにしたい人のためのお勧めYoutube動画。 - My Life After MIT Sloan

    私は今でも、英語はまずは最低限の単語力を身につけること、 それから英語を読んで、書くことが最も効率がいいと思っている。 (特にある程度の英語力が身につくまでは必須。 参考記事:英文を読むのが苦手な人はまずは単語力を身につけよう (2010/01/15)) しかし、留学したいとか、仕事で使うとか、余程の動機がなければ、なかなか続かない。 でも、人間楽しいことなら続けられる。 そして、やっぱり生の英語を聞くのは楽しい。 というわけで、Youtubeの英語コンテンツで、英語の勉強に役に立ちそうなものとか、 単に面白いから、英語やりたいなと思いそうなものとかを紹介しておく。 長かったゴールデンウィークもあと一日で終わり、最後にこれらでも見て楽しんでください、という意味もこめて。 1.ABC News または好きなニュースコンテンツ@Youtube 英語を勉強するにあたって、英語系のニュースを聞くっ

  • 【書評】コマツに学ぶ、経営のグローバル化-坂根正弘「ダントツ経営」 - My Life After MIT Sloan

    ご無沙汰してます。 4月から始まった仕事、やりがいのある面白い仕事なのですが、結構大変。 一ヶ月経って、漸く忙しさもひと段落ついたので、ブログを再開しようと筆を取りました。 前記事の原発関連の話題も書きたいけど、最初はリハビリもかねて、最近読んだ中から、面白かったをご紹介。 (ブログは書かなくても、は読んでるんだよね・・) 日企業としては、グローバル化に大きく成功しているといえる、コマツ。 その会長の坂根正弘氏の書いた「ダントツ経営」。 もともと、グローバル化に成功している企業の事例を調べるつもりで読み始めたのだけど、 それ以外の部分もかなり面白かった。 というか、大事なことが一行の文章の中に、ちょろっと埋め込まれていて、危うく読み飛ばしそうになる。 付箋を貼って読んでいると、付箋だらけになった。 いわゆる経営者人が書いた系ので、ここまで密度の濃いのは珍しい。 これは面白かった、

  • 日本の原発からクリーンエネルギーへの移行は日本再生の鍵となる - My Life After MIT Sloan

    MIT Sloan MBA留学記とその後。2010年6月に卒業。留学情報、ワイン、イノベーション論、技術・組織論まで 今回の大震災で、世界的に最も大きな影響を与えたのは、原発事故だった。 放射能漏れにとどまらず、長期的な電力供給の不足による計画停電が行われる状況。 経済への負の影響に加え、暴動が日人だから起こらないであろうギリギリの状況を目の当たりにして、多くの国の政府は戦々恐々としたことだろう。 1. 福島原発事故によって世界的な原発移行の流れはいったん停止。一時的に化石燃料にシフトするだろう この事故によって、現在、世界的に原発への流れが瞬間的に止まった形になっている。 最も原発の建設計画が盛んなインドと中国で、新規建設の停止が発表された。 アメリカでも8基の新規原発の建設が予定されていたが、世論の大きな反対があり、中止の可能性は高い。 新興国の経済成長が加速するにつれ、石油などの化

  • 人生には「選択と集中」が大事な瞬間がある - My Life After MIT Sloan

    色んなことに手を出して、自分の可能性を広げるのが大切な時期もある。 でもずっとそればかりでは、人生で何も成し遂げられなくなる、とよく思う。 特に大人になり、仕事の責任も重くなり、更に家庭も出来たりすると、「自分の時間」がどんどん無くなる。 限られた時間とエネルギーの中で取捨選択をしなければ、何も成し遂げられずに終わるだろう。 その中で何かを達成するためには、別の何かを犠牲にする必要がある。 昔、親日家のシラク元仏大統領の、テレビのインタビューを見て衝撃を受けた。 「日、特に相撲が当に大好きなので、日語を勉強したいと思っているのですが、 政界に入ってからはやるべきこと、やりたいことが多く、日語の勉強に時間をかけることが出来ません。 自分がもっと時間を取れる人間だったら、もっと日語の勉強をしたいですが。」 当時中学生で、人生の時間が有限だということに気がついていなかった私は、この言葉

  • 日本の大学教育から起業家やグローバル人材を育てる4つの提案 - My Life After MIT Sloan

    前回の記事-日の大学入試制度は当に間違っているのか-から結局5日経ってしまった。 待っていてくださった方は有難うございます。 今日は、前回の記事を受けて、現行の日の大学入試制度を活用して、起業家とかグローバルな人材とかを輩出することは出来るんじゃないかということを書きます。 前回の記事は、日の現行の大学入試は変なのか、それでは大学で企業家とかグローバルとかの人材を出せないのか、というのが論点だった。結局別に日の入試制度が世界的に変なわけではない、それに変えるのはコストと手間がかかる、当にやって意味があるのか、というところだった。 ・小論文や面接による大学入試が行われるのは、米国の一部のトップスクールであり、 世界の大部分では、(記述式・選択式問わず)筆記試験一発で大学への合否が決まっている。一方で、起業家やグローバルな人材を生んでるのは、米国のトップスクールだけだろうか?そうで

  • 日本の大学入試制度は本当に間違っているのか - My Life After MIT Sloan

    今日で国立大2次試験の前期が終了。まだ後期試験が残っている人も、センターから試験続きだったのがひと段落、というところではないだろうか。 受験生と関係者の皆様はお疲れ様でした。 頑張ってる受験生をさしおいて、大学入試の時期になると「日の大学入試制度はおかしい」という議論が毎年噴出する。 こんなカンニング事件が発生したりすると、それを燃料に議論は燃える。 京大入試問題、試験中に質問サイトへ投稿、受験生か-日経新聞 そもそも日の大学入試というのは当に「おかしい」のだろうか。何が論点なのかをちょっと考えてみたい。 日の大学入試は間違っているのか 「日の大学入試が間違っている」という論の多くは、次の3点に尽きると思われる。 1) 今日が必要としてるのは、グローバルなリーダーとか起業家とかである。一回限りの筆記のみの学力試験でそういうポテンシャルを持った学生を採用できるわけがなく、試験が出

  • 米国ではグルーポンの何が問題になってるのか - My Life After MIT Sloan

    最近日でも話題のグルーポンであるが、米国では先週のスーパーボウルでやらかしちゃって大変なことになっている。 先週日曜(2/6)のスーパーボウルでグルーポンが出したTVコマーシャルが、チベット騒乱を利用したものだったため、米国中の人々の批判を買っている。 スーパーボウルとはアメフトのファイナル。 日で言うと、ワールドカップ日本代表が決勝まで勝ち残るレベルの国民的イベント。 その試合中3回に渡って流されたというCMの内容は、こういうものだ。(Lilac 訳) 美しいヒマラヤ・・・、世界で一番美しい場所のひとつだ。 そこに住むチベットの人々は今大変な目にあっており、彼らの美しい文化は失われようとしている。 でも彼らは、驚くほどうまいフィッシュカレーをいまだにべているんだ! グルーポンのクーポンを使えば、シカゴのヒマラヤレストランで、このフィッシュカレー、30ドルのところを、なんと15ドルで

  • グローバル化を前提としたキャリア設計 - My Life After MIT Sloan

    以前からこのブログでも書いているように、私は日に一人当たり生産性の高い、高機能移民を呼び込むことに賛成だ。 インドからエンジニア、フィリピンから看護師、介護士や英語教師、中国台湾から優秀な留学生を呼び寄せて就職させればよいと思っている。 また、日のグローバル企業が、次々と外国人や留学生を採用する「グローバル採用」が増えているが、これはあるべき姿だと思っている。 こうならなければ、日が経済力を維持し、日企業が成長し続けることは難しくなると考えているからだ。 そういう時、必ずコメントされるのが次の内容。 「Lilacさんは、優秀な中国人が流入しても自分は絶対勝てると思ってるから言えるんです。 中国人に採用を奪われて職に就けない今の若い人の立場を考えて下さい。絶対に言えないと思います」 当にそうだろうか? 仮に、私が中国人に職を奪われるからグローバル採用をやめるべきと論じ、日企業が

  • GDP世界一の都市・東京 - My Life After MIT Sloan

    先日、日経産業新聞を読んでいたとき、一面に出ていた世界の都市GDPランキングが目に飛び込んできた。 PWCCが出している試算らしいが、以下のとおり。(リンク先に30位までのランキングがある) なんと、東京が2008年の試算で、さらには2025年の予測でも世界で一位になってる。 2位がニューヨーク。 国別のGDPでは、去年くらいから中国に抜かれて3位に転落。 さらに先々週は、日国債も格下げされて、あのスペインより下になっちゃったし。 「あー、もう世界の経済ランキング系では日はダメだね~。 こうなったら目指すはナンバーワンよりオンリーワン?(←古い)」 なんて気持ちになっていたが、こんなところに1位が残っていたか!という感慨。 それにしても、次なる疑問は 「何で国別GDPでは米国、中国に次いで世界3位なのに、都市別では東京が1位なの?」 ということじゃないだろうか? 1. 世界に誇る広大な

    GDP世界一の都市・東京 - My Life After MIT Sloan
  • リーダーがチームの力を活かして育てるためにやるべき5つのこと - My Life After MIT Sloan

    チームを率いるリーダーにとって、チームメンバーを活用して、仕事そのものを成功に導くことは最も大切なことだ。 加えて、チームの人の力を最大限に活かして、長期的視点で育てていくことも大切だと思う。 特に性格的にENFJ(=teacher,memtor)の私は、どうしても後者の方に関心が行ってしまうらしい。 チームを任されるようになって半年程度の私自身が出来てるとは限らないけれど、 後者のポイントでこれが出来ると人の力を活かせるなあと常々思っているポイントを5つ、自戒をこめて書いてみるです。 (個人的には4と5が大切だと思うです) 1.動きやすいように、見通し・段取りをつけてあげること これは単にプロジェクトを成功させるためだけでなく、人を活かすという観点でも重要だと思う。 ある仕事を達成するために、どの時点でどのようなことが出来ていなければならないのかを明確にし、合意する。 そうすれば、チーム

    iGucci
    iGucci 2011/02/06
    「「やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」続きがあったとは知らんかった。
  • 「動詞になる」のはサービス提供企業の究極の目指す姿 - My Life After MIT Sloan

    語でも「Googleで何かを検索すること」は「ググる」という動詞になっているけど、 英語でも今やgoogleは普通に動詞として使われる。 例えば、 "I don't know this word.." "Google it!" (「俺この言葉知らない」「ググれよ」) I googled the word to make sure I'm using it in the correct form. (私は正しい用法を使っているか確認するため、その言葉をググってみた) などなど。 Wikipediaではto google という動詞として登録されている。 それからSkype。 これも英語圏の日常語では、「ネットIP電話で会話する」という動詞で使われてる。 ためしにTwitter内で検索してみるとこんな感じの表現にたくさん遭遇するだろう。 I skyped my boyfriend last

  • アメリカ就職面接その2-想像力を働かせて準備する - My Life After MIT Sloan

    前記事、アメリカ就職面接を突破する-MBA面接のコツも含めて の続きで、面接には準備が重要だと言う話。 「準備が重要なの当たり前じゃん」と思うかもしれないが、英語という慣れない言語で、相手が何にも日のことを分かっていない状態でゼロから論理的に説明しよう、となると、やっぱり「ぶっつけ番」では何も出来ない。 普段、その場で何とか出来てしまう「どたんば力」がある人も、英語力には自信があるという人も、油断せずにちゃんと準備をやるべし、と思っている。 特に就職環境が厳しい今年は、数名の優秀な人が一人で5,6社の内定を勝ち取り、取れない人はひとつも取れない、と言うことが起こっていた。 来年も同じだろう。 日でも「就職勝ち組」「負け組」という言葉があるけど(あんまり好きじゃないけど)、米国でも全く同じ状況だ。 他の人より圧倒的に抜きん出ていないと、勝てない、と言う状況。 私は準備の時にどれだけ深く

  • アメリカ就職面接を突破する-MBA面接のコツも含めて - My Life After MIT Sloan

    アメリカでインターンを獲得するの記事の第二弾です。 MBA生に限らず、日人がアメリカで就職活動をする際にポイントになってくるのが、 1. 事前のネットワーキング(知り合い作り) 2. 履歴書を、受ける会社に合うようカスタマイズ 3. 「米国式の」面接を突破する の3つだと思っています。 これって良く考えたら、MBA受験するときのコツと全く同じなんだよね。 だから、MBA受験生の方も参考にしていただければ幸いです。 1は、意外かもしれないが、日以上に「コネ」が大切になってくるということ。 就職先を探す、って意味でも、履歴書や面接を突破するって意味でも。 MBAでもこれは同様。(だからスクールビジットが大事だと切に思うわけです) これは別記事で書きます。 2は、英語の履歴書って、入学・卒業・入社・タイトルだけ書けばよい日語の履歴書と違い、 何をやってきたかを詳しく書く必要があるので、そこ

  • MBA生が夏のインターンを獲得するには - My Life After MIT Sloan

    そういえば、そもそも何で今、西海岸でインターンをやってるのか、何も経緯を書いてなかった。 このインターンが決まったのは2月の半ば。 周りに比べてかなり早い時期だった。 MBA生は、アメリカ人なんかまだ誰もインターンなんか決まっていない状況だった。 (一番早い投資銀行とコンサルですらまだだった) そんな時期に、インターンが決まったとか書くのはかなり気が引けたので、書かないでいたら、そのままズルズルと6月になって、インターンに突入してしまったというわけ。 (実は2月半ばにヴァージン・アメリカでカリフォルニアに行き、帰りにサンタナ・ロウに寄ったのは、この会社の最終面接に呼ばれたときだった。) MBAといえば、3ヶ月以上ある長い夏休みにインターンで働くのはつきもの。 昔は日人といえば、社費で来て夏は旅行三昧という人が多かったかもしれないが、時代は変わってきている。 最近は、商社からの社費の人はも

    MBA生が夏のインターンを獲得するには - My Life After MIT Sloan
  • 日本でも転職を前提とした就職が当たり前になる時代 - My Life After MIT Sloan

    最近、新聞で新卒の就職活動に関する記事が多いのを見て、ふと思うこと。 就職活動をしている学生が、一生同じ企業に勤め続ける割合は、今後圧倒的に減っていくのだろうな、と思う。 日企業でも、レイオフ(リストラ)や転職が徐々に一般的になっていることを考えると、 今後はアメリカみたいに、数年後には転職することを前提として就職活動するのが当たり前となってくるかもしれない、と思う。 数年後に転職が前提となると、中途市場で必要とされる人材になれる職種や企業に就職したい、という考えの人が今後増えてくるだろう。 何故なら、才能が花開く可能性を見る新卒採用に比べ、中途採用はもっとシビアだ。 実際にその分野で何かを成し遂げた経験があるとか、成し遂げるための能力が実際にそろっているとか、そういうことがもっと重視される。 そうすると、若いときはじっくり社内の様々な仕事を覚えて~という企業よりも、若いときから前線に出

  • 起業したい人がMBAに行って何の意味があるか - My Life After MIT Sloan

    起業したい人がMBAに行って意味があるのか」と良く問われるので、私なりにまとめておこうと思う。 「MBAに行く意味があるか」という一般論は不毛だと思うけど、対象を絞ればそれなりに答えられるところもあると思うので。 実際、多くのMBAには「起業したい人」がかなりの数、来ている。 また、MBA側も起業を意識した教育を提供し、積極的に宣伝にいそしんでいる。 将来、少しでも起業したいと考えている人が、MBAに行った方が有利になるのか、MBAがどんな役に立つのかと不安に思うのは、当然かもしれない、と思う。 はっきり言って、起業のアイディアが固まっていて、一緒に起業する仲間もいて、資金など起業のめどが立ちそうなら、MBAなんて行かず、すぐに起業すれば良いのだと私は思う。 だけど、それって稀有な才能に恵まれた人だろう。 普通の人は「将来は起業したい」と思っていても、会社勤めしながら、起業のアイディアを

  • チームの人を活かすということ - My Life After MIT Sloan

    最近、TAをやってる授業の中間発表が近くなってきたため、学生のチームと面談をやることが増えてきた。 私が直接頼まれて相談に乗ることもあるが、大体は先生とチームとの面談に私も参加する、という感じ。 先生がチームをどう指導するかを見てると勉強になる。 昨日は、先生の指導を見ていて、ひとつはっとさせられたことがあったので、メモっておく。 起業や企業経営にも役に立つ話だと思う。 昨日面会したチームの中にひとつだけ、明らかに問題を抱えているチームがあった。 軍隊出身の真面目なアメリカ人がリーダーっぽくやってるチームなのだが、 チームメンバーの一人が忙しいことを理由にほとんどミーティングにも参加せず、貢献もしないのだという。 更に、授業で与えられた課題を元にテーマを設定したが、非常に難しく、難航しているという。 その軍隊出身のリーダーは、メンバーがちゃんと参加しないことでチームの風紀が乱れており、 そ

  • ビジネスとアカデミアの二つの大きな違い - My Life After MIT Sloan

    先週書いた記事、私が人生の進路変更をした当の理由-My Life After MIT Sloanにはたくさんの反響を頂いた。 そのコメント欄で、@uranometree さんから以下の質問を頂いた。 Lilacさんはアカデミックからビジネス界へ転身した際に、特有の苦労をされたのではないかと思います。転身した時に感じたギャップや教訓などあったら教えてほしいと思います。 私の経験では、二つほど、非常に大きなギャップを感じたことがある。 1) ビジネスでは、アカデミアで必要とされるほど、分析などへの精度へのこだわりが無い。 ある程度検証されていれば、スピードや実行を確実にする、のがずっと大切。 これは駆け出しの頃に気づいたこと。 アカデミアの世界では、大体の仮説の方向性が正しいと検証されていても、細かい問題点などで矛盾が無いか、非常に精度の高いところまで確かめる。 世界中で複数の研究グループが