[チューリヒ 26日 ロイター] スイスの医薬品大手ロシュは26日、米遺伝子解析機器メーカー、イルミナに対する57億ドル(1株当たり44.50ドル)の敵対的買収案について、株式買い付け期間を4月20日まで再延長した。 これまでのところ、ロシュの提案に応じたのはイルミナの発行済み株式の0.1%程度。アナリストは、ロシュが最終的に買収提示価格を引き上げるとみている。 買収防御策として毒薬条項(ポイズンピル)を導入したイルミナは、ロシュの提案内容は依然「極めて不十分」とし、「当社はロシュの提案を大幅に上回る価値を創造できる体制にあり、株主も明らかにそれに同意している」と声明で明らかにした。