共に生きるパートナーがいない人は、とかく偏見の目で見られがちだ。だが、それはあくまでも世間のイメージである。 歴史的にみると、独身生活は時代が進むにつれ、どんどんと良いものになってきているのようだ。これは個人についても言えることで、年齢を重ねるほどに、独身生活に対する満足感は高まってくるという。 かつて恋人が欲しいという気持ちは孤独感と関係していた。だが、今ではそれほど関係がないということが、ドイツの研究結果により明らかになった。 シングルライフをエンジョイする現代人 これは『The Journal of Gerontology: Series B』に掲載された、パートナーとの関係と孤独感をテーマとした最近の研究で明らかになったことだ。 この研究論文では、「ジャーマン・エイジング・サーベイ(German Ageing Survey)」で集められた40~85歳のドイツ人を代表するサンプルを分