米IBMは米国時間2009年5月21日,世界の企業によるLinux導入状況について調査した結果を発表した。それによると,技術的スキルをあまり必要としない電子メールや文書作成などにパソコンを使用するライト・ユーザーをまず対象にすれば,Linux搭載デスクトップ機の導入は多くのIT担当者が考えているよりも簡単に進められるという。 社内のLinux導入を経験したITプロフェッショナルによると,ライト・ユーザーを主な対象としてLinux搭載デスクトップ機を導入した場合,移動の多い職員やグラフィック・デザインなどの創作作業に従事する職員を対象にした場合と比べ,その成果は2倍以上高くなる。 調査を担当した英Freeform Dynamicsリサーチ・ディレクタのDale Vile氏によれば,「一部のユーザーは,デスクトップ環境に大きなこだわりを持っており,中にはWindowsに対して執着にも似た強い感
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