子どもには「ギリシア人の家庭教師」をつけてやりたい。 かのアレクサンダー大王には、大哲学者のアリストテレスが家庭教師に就いたという。 また、古代ローマではギリシア人の家庭教師を招いて、子弟の教育にあたらせたともいう。 こうした「ギリシア人の家庭教師」が、アレクサンダー大王やローマ人子弟に教育効果をもたらしたのは間違いなかろう。 また、日本でも戦前には「書生」という風習があって、インテリな学生を家事手伝いとして自宅に住まわせる風習があった。 「書生」の存在は、その家の子どもに少なからぬ影響を与えたことだろう。 昨今は、「文化資本」という言葉が語られることが多い。 文化資本とは、語彙力や言葉遣い、学力や教養や美的センスといった、個人的リソースのことを指す。 文化資本は直接的にはお金にならないかもしれないが、地位や人間関係へのアクセスを左右し、巡り巡って経済資本をも左右するという点において、やは
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