Word ではきちんと組版できない、と諦めていませんか? たしかに、Word は和文組版には適していません。 でも、ちょっとした工夫で、きちんと組版できるようになります。 今回は、「字詰と行長」について紹介します。 (Windows7 上の Word 2010 で説明します。) 一般的に、版面は以下の手順で作ります。 1. 文字サイズ、字詰、行間を調整して、版面の寸法を決める。 2. 余白の寸法を調整して、版面の位置を決める。 (参考: W3C 日本語組版処理の要件 2.4.1 基本版面の設計手順) しかしながら、Word では逆の手順で版面を設定しなければいけません。 つまり、まず余白の寸法を決めて、残りの部分が版面になります。 そのため、Word では様々な不都合が起こります。 その一つが、「字詰と行長」の問題です。 Word の標準の書式を見てみましょう。 標準では、1行の字詰は 4
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