流れる情報をつかまえてワーワー言って、しばらくすれば忘れている。 アホである。アホなのである。阿呆。 万物は流転するようだが、それは流転ではなく、回転寿司で流れてきたメロンにレーザーポインターの光をあてて、「ウケるー」とか言っているような状態である。 ウケねっつの。 Webサービスが充実し、それらが連携すればするほどに、そのアホさにも拍車がかかっていくように感じる。 何の意志もなく使っていたらアホになっていく。行間が読めなくなっていく。マウスのホイールがきかなくなっていく。菓子パンのビニールを食べてしまっていく。らりるれろの発音がおかしくなっていく。ソーセージが上手くむけなくなっていく。円が高くなっていく。スーパーの買い物カゴにしおれたレタスの切れ端が残ってしまっていく。ティッシュの2枚目が出なくなっていく。 Webをうまく使いこなすには、「鈍感力」や「スルー力」が必要とも言われるが、僕は