こんにちは。 今回からいくつか、「Haskell Implementors’ Workshop 2019」に私が先月参加した際のレポートとして、印象深い発表をテーマごとに分けた短い記事を執筆します。 最近公開されたGHC 8.8の話はもちろん、未来のGHCやその他のHaskellの処理系を知るのによいイベントでしたので、その一部だけでも伝われば幸いです。 Link to hereそもそもHaskell Implementors’ Workshop (HIW)とは? シリーズ(?)第1回目なので、簡単にHIWそのものについて紹介しておきましょう。 HIWは、ICFP (International Conference on Functional Programming)という関数型プログラミングについての国際会議に併設された、Haskellの実装者のためのワークショップです。 名前の通り、G
先日、twitterで投稿した以下の動画がちょいバズりしました。 うちのテレビからジョイマン出てきたwww pic.twitter.com/Ob74vN9JbX — ふしっきー (@fusikky) August 30, 2019 こちらはジョイマン高木氏にリツイートしていただいたことも相まって、2019年9月頭時点で約4400いいねの反響をいただきました。大変ありがたい限りです。 内容としては、「テレビでジョイマンのコント動画を見ていると突然テレビからジョイマン高木氏(の3Dモデル)が飛び出してくる」というもので、技術的にはARでジョイマン高木氏の3Dモデルを表示し、テレビから高木氏を消す、今流行り(?)のDR (Diminished Reality, 隠消現実感)を実現しています。 こちらの動画についてなぜやろうと思ったのか、苦労したところ、大変だったところを含めてコンテンツの選定から
この記事は、ある程度以上の規模のGUI開発において、React Hooks以後の宣言的UIにより、大規模開発に用いられる設計論に完全に対応できるようになり「ビジネスロジックの変更や追加」に対応するコストを低く保つこと(技術的負債の抑制)ができるようになったことを解説するものです。 技術的負債の抑制には、技術的負債の原因となりがちな「広範囲の密結合」と「適切な疎結合を保つ仕組みの欠如」が欠かせません。それをカバーするのが、大規模開発をクリーンに行える設計論(ここでは「現代的な設計論」とよぶもの)です。クリーンアーキテクチャなんかでGUIによく適用されるHumble Object Patternのようにプレゼンテーションとビューを分離する必然性が無くなるでしょう。 ポイントは ある程度以上の規模で開発するなら設計論をうまく使い設計しないと、技術的負債を抱え込む(ビジネスロジックの変更や追加に対
はじめに 弊社では、大きな1つのサービス(ECサイト)をたくさんの部署が協力しながら運営しています。 2012年4月に新卒入社して以来ずっと同じサービスに携わっている自分が、開発チーム内でサーバーサイドエンジニアとして意識してきたこと、そして今はマネージャーとして意識していることを簡単にまとめてみました。 エンジニアとして意識していたこと 1.1/3の法則 1/3の法則とはスケジュールを立てる際に、全体の時間の過ごし方を「設計」「開発」「テスト」それぞれ1/3ずつで分配するという方法です。 ただし、順序は問わずです。 全体の開発の中で、まずモックアップ的に実装することをフェーズ1、プロダクトとして出せるレベルまでクオリティを高める実装をフェーズ2とすると、それぞれのフェーズ内で1/3の法則を適用させます。 入社後しばらくは、コードを書くことが楽しくて「とにかく手を動かして作りまくるぞ!」と
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く