Rustの特徴のひとつは、所有権(ownership)・移動(move)・借用(borrow)の概念です。これらがコンパイル時に厳格にチェックされることにより、古くから未定義挙動でプログラマを悩ませてきたダングリングポインタなどの問題がなくなり、メモリ安全性がもたらされます。 しかし一方で、自分で多少複雑なデータ構造を定義しようとする場合にはコンパイルを通すだけでもかなりの知識・力量が要求されます。 この(不定期)連載では、 Rustではじめるデータ構造とアルゴリズム と題し、プログラミングコンテストなどでよく見かける基礎的なデータ構造とアルゴリズムを、できるだけシンプルにRustで実装していきます。 &, &mut, Box, Rc, Cell, RefCell などの使い分けや、なぜそれを使う必要があるかの解説を、実例を通して行います。 第1回は、最もシンプルな木構造である 二分木 を
WebAssembly(WASM)のバイトコードやスタックマシンに対する解説が少なかったので、一つガツンと低レイヤーの入門記事を書こうかなと思いました!3句ほど詠んでマニアックなWASMの世界に最速で旅立ちましょう。 WebAssembly自体の楽しみな展望や意義については末尾に書かせてもらいますので、そっちから読んでもらっても構いません! まず、WASMには3つの形態があります。 ①WAT(.wat) これはLispっぽい感じの人が読み書きできるWASMの形で、WASMの高級言語版です。 ②WAST(.wast) これはほぼ機械語のWASMの表記です。アセンブリ言語っぽいのはこちらで、WATはこれにシンタックスシュガーを加えた形になります。 ③WASM(.wasm) これがWASMの機械語バイナリです。コンパイル後の形であり、C言語、Rust、Go言語、WATなどからコンパイルでき、ブラ
ローカルでのソースコードの変更を自動で検知してKubenetesへデプロイ! Skaffoldを開発モードで使ってみました Skaffoldを使用して、ローカルでソースコードを変更したら自動的にKubernetes(EKS)までデプロイして快適に開発できる環境の作り方をまとめてみました。 はじめに おはようございます、加藤です。昨日参加した勉強会でSkaffoldの存在を知ったので、早速 ECR & EKS で試してみました。 Skaffoldとは GoogleContainerTools/skaffold: Easy and Repeatable Kubernetes Development SkaffoldはGoogleによって開発されている、Kubernetes(以降、k8s)への継続的な開発を容易にするコマンドラインツールです。 開発フェイズでは、アプリケーションのソースコードの変
初回、先頭打者が出塁して2番打者。ここで送りバントのサインが出れば、解説者は決まってこう言うだろう。「手堅いですね」。しかし統計からみると、これは正確とはいいがたい。まずは2014~18年の日本のプロ野球(NPB)における「得点期待値」をみてみよう。特定の状況からそのイニングが終わるまでに入った得点の平均を示す。無死一塁の0.804点に対し、1死二塁では0.674点。つまり送りバントを決めて走
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