DX推進のニーズが高まるなか、より高度な「データ活用」が求められてきた。より多くのデータを集め、より速く、より入念に分析するには、最新のツールやサービスの活用が欠かせない。データ活用のための「新3種の神器」ともいえる「オブジェクトストレージ」「データ仮想化ツール」「データ連係クラウド」について、その機能や活用法を解説する。今回はデータ連係クラウドを取り上げる。 クラウドの活用が進むにつれて、複数のクラウド間でデータ連係したいというニーズが高まってきた。あるクラウド上に蓄積したデータを別のクラウドで分析したり、あるクラウドで処理が終わったら後続処理を別のクラウドにデータを引き継いだりといったユースケースだ。 こうした連係をGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)上で簡単に設定し、クラウド―クラウド間、クラウド―オンプレミス環境間でアプリケーションやサービスを仲介するのが「データ連係