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ブックマーク / pmazzarino.blog.fc2.com (183)

  • 陰謀論と詭弁の宴 東京都知事選雑感反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。多くの常識的な都民をうんざりさせた東京百鬼夜行のような都知事選から2週間。世間も落ち着きを取り戻してきたところで、振り返ってみました。 投票前に各戸に配られた選挙公報は、過去最多56人の候補者の主義主張が満載されたぶ厚いものでした。主張の9割はイカれたたわごとなので、すべて目を通すのが苦痛でしかありません。この候補者たちは都知事選を、陰謀論や差別思想を自由に発表できる闇の文化祭かなんかだと思ってるんでしょうか。 知事というのは、いうなれば都道府県の雇われ経営者みたいなものです。県政全体に目を配り、舵取りをする能力・資質が求められるので、自分の好き嫌いだけで物事を決めるような人がなってはいけません。都政とまったく関係ない個人的な主義主張を叫ばれても迷惑なだけ。 通常であれば、公言したらクソミソにけなされるような愚論や陰謀論を、政治的主張という大義名分を

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    igrep 2024/07/23
  • 昭和の日常風景反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。最近、『ザ・ニンチドショー』というテレ朝のバラエティ番組を毎週録画して観ています。昭和、おもに1970・80年代の日常風景を記録したニュース映像を現代の若者たちに見せて、どういうところに驚いたかをクイズにするという、ひねりを効かせた企画がおもしろい。 当時の新宿などの繁華街や、デパート、通勤ラッシュ時の駅などを記録した映像は、当時を知る世代としては懐かしさをおぼえます。と同時に、ここ30年、40年で、街並みだけでなく人々の行動や見た目もずいぶん変わったことが、あらためてわかります。 私の世代にとってはあたりまえと思ってたことも多いので、若者の指摘ではじめて気づいた変化もありました。 むかしの秋葉原に若者がいなくて、おじさんとおばさんだらけという指摘は、確かにそうでした。いまのようなオタクの街ではなく、家電の街でしたからね。アキハバラデパート(いまはア

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    igrep 2024/07/10
    "『ニンチドショー』で放送された80年代のデパートの映像では、エスカレーターを歩いてる人が誰もいません。2列ぎっしり並んで、立ったまま乗ってます"
  • 被害者の存在を消すな反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。先日、パソコンのマウスが壊れたので買いに出たら、平日の昼間なのにやけに街なかに人が多い……そうか、世間はいま春休みなのでした。 ●最大多数の最大幸福 1月末にアップして反響を呼んだ記事「松人志さんの罪についての考察と提案」のなかで私は、大衆なんてのは薄情なものだから、1年も経たずに松さん不在のテレビにみんな慣れてしまうだろうと予告しました。 1年どころか、騒動勃発から2か月も経たぬうちに、早くもそれが現実になってしまいました。テレビ界もお笑い界も何事もなかったかのように通常営業を続けてます。私はもともと松さんの出演番組をほとんど見てなかったので、テレビが急につまらなくなったとは全然思いません。実際、松さんが出なくなって視聴率が下がった番組はほとんどないそうです。 松さんがいなくても何も変わらないことが証明されてしまったし、多くの視聴者はそれ

  • 松本さんについての記事への反響など反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。松さんの件に関するブログ記事へのご意見、ざっとですがひととおり目を通しました。ダイヤモンドオンラインに記事が転載されたこともあり、反響が膨大な量になってしまったので読みこぼしてしまったご意見も多いと思います。私はツイッターを熱心にチェックしてないので。 松さんには「信者」といわれるくらいに熱狂的なファンがいることは以前から知ってました。批判的なことを書けば叩かれるのは承知の上で、ブログに記事を公開したんです。 でもフタを開けたら、私に賛意を表してくれるかたが圧倒的に多かったので、安心したというか、意外だったというか。私と同じようなモヤモヤを抱えつつも、言葉にできず口をつぐんでいた人が大勢いたのでしょう。 なお、私はツイッター上で何かに答えることはしてません。これまでも寄せられたご意見にはときどきブログで回答してきました。今回も反響に対する私の考え

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    igrep 2024/02/08
  • 松本人志さんの罪についての考察と提案反社会学講座ブログ

    ●まつもtoジャニー こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 ジャニー喜多川さんは、いい人でした。多くの芸能人を育て、テレビ界に貢献した功労者であり、育てられた芸能人にとっては恩人です。 でも、ジャニーさんは犯罪者だったのです。 24時間、つねに犯罪者でいる人などいません。犯罪者としての顔は、個人が持つ多くの顔のうちのひとつにすぎないのです。犯罪をしてるとき以外は、何わぬ顔で暮らしてます。それはマジメな職業人の顔であったり、優しい父親・母親の顔だったり、情にあつい先輩の顔だったりします。 でも、そういう「いい人」が、犯罪者の顔も持ってたりするんです。 ジャニーズ問題から我々が学ばねばならないもっとも重要な教訓、それは、予断をもって犯罪告発の声を封じてはならない、ということです。 いい人は犯罪をするわけがない。社会的地位の高い人が犯罪者であるはずがない。無名の人間が犯罪を告発するのは売名

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    igrep 2024/01/28
    "共感はスポットライトである。対象者だけを明るく照らし出すが、...  人情もスポットライトです。だから人情で物事の正誤を公平に判定することはできませんし、してはいけない"
  • 災害時でも理性を失わぬために反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。今年の日は年明け早々から大地震やら飛行機事故やらと、エラいことになってます。 災害が発生するとすぐさまツイッターに悪意のあるデマが流れだすのが、もはや恒例になってしまいました。ニセの救助要請を書きこむなんて悪質なことがよくできるもんです。芯から性根が腐ってるヤツなのでしょうか。救助をする側の人員は限られているのだから、もしもデマに振り回されたら、当に救助を求めてる人が救われる確率が下がるかもしれないのに。 あと、被災地での犯罪に関するデマ情報にも注意が必要です。以前に当ブログでは『災害ユートピア』というをおすすめしました。(災害関連で必読のおすすめ) 著者のレベッカ・ソルニットさんは災害後の被災者たちの実態について、世界中の事例を検証しています。それによると、災害発生後に被災地で起きた犯罪は、多くの人たちが思っているよりもかなり少ないのだそう

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    igrep 2024/01/09
    "それによると、災害発生後に被災地で起きた犯罪は、多くの人たちが思っているよりもかなり少ないのだそうです。日本よりも遙かに犯罪発生率が高い国でもそうなんです"
  • 誠実さゆえにむなしさが残る『進撃の巨人』反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。先月から始まった秋ドラマは、目玉となるような大作はないけど、地味ながらキャスティングがうまくハマってる良作が多いので楽しみです。 ですが今日は、アニメにあまり関心のない私が珍しく長年観続けた『進撃の巨人』がついに完結したので、最後の感想を書きとめておきたいと思います。 私はアニメに偏見も思い入れもないので特別扱いはしません。一般的な劇映画やドラマと同じようにストーリーや人物像を中心に評価します。アニメの作画技術の良し悪しのような点は評価していないとおことわりした上で、アニメ『進撃の巨人』の最終的な総合評価をするならば、星5つ。満点です。 評価を上げるポイントは多々あれど、ここだけは納得できないといった、大きなマイナス要素はありません。減点する理由がない以上は、満点の評価をつけてもべつに甘くはないでしょう。 以下、詳しく説明したいのですが、どうしても終

  • テレビ番組評:ストライキのドキュメンタリーと旧統一教会の手口解説反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。去年まではわりと池袋に近いところに10年近く住んでたので、池袋にはちょいちょい行ってました。東京の他の大きな街にはない穴場的な雰囲気が気にいってたんです。でも西武・東武デパートで買い物をしたことはほぼなかったです。 その池袋西武で先月――いや、もう先々月になりますか、デパートとしては61年ぶりのストライキが行われました。 西武の池袋店は黒字経営だそうですが、グループ全体ではかなり苦しいようで、経営側がデパートという業態に見切りをつけて売却したのです。買収した会社がデパートの3フロアをヨドバシカメラにする計画に反対する西武の従業員がストに踏み切ったのでした。 西武グループがこじゃれた広告やCMを流しまくって消費文化を牽引していた絶頂期を知ってる世代の私としては、感慨深いものがあります。 デパートに限らず、いまや日ではストライキ自体が非常に珍しいものに

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    igrep 2023/10/03
    "ユーチューバーが個人でストライキの模様を取材させてくれと申し入れてもムリでしょ。テレビっていう看板があるからできることもあるのだから、テレビはそのアドバンテージを最大限活用して価値のある番組を..."
  • 関東大震災が商店街ブームのきっかけになった反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。関東大震災が商店街ブームのきっかけになったという話は、あまり知られてないと思います。 日最初の商店街を名乗ってるところは全国各地にあるのですが、伝聞による自己申告ばかりで、証拠となる資料がないんです。 町のなかに商店が建ち並ぶ一角があるのは全国共通の風景なので珍しくはありません。そういうのは江戸時代から存在し、見世などと呼ばれるか、あるいはとくに名前もないまま営業を続けてきたのです。 商店街という言葉自体は大正期の文献にちらほら見られるのですが、具体的に○○商店街と名乗って営業していた例というのが、大正中期まではまったく見当たらないんです。さらにややこしいのは、○○銀座と名乗るところはそれ以前からあったといわれてまして、商店街と混同して伝わってる可能性もあります。 なので問題は、「○○商店街」という名称を正式に最初に使ったのはどこか、という点に絞ら

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    igrep 2023/09/02
  • 旧統一教会問題を風化させないために反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。先週、7月3日から9日の週には、旧統一教会問題をあらためて検証する報道番組が地上波・BSで放送されました。旧統一教会に関しては、まだまだ現在進行中の問題がたくさんあります。終わったこととして風化させるわけにはいかないので、遅ればせながら、書き留めておきます。 ちなみに私はおよそ1年前、当ブログで政治と宗教に関する問題を論じました。(無宗教な私から見た政治と宗教の問題) かなり長い記事ですが、未読のかたはぜひ読んでください。当に重要なことは140字では説明できません。140字の文章しか書けない人は、140字分の思考しかしてないんです。 宗教と政治が癒着するのは非常に危険であるという私の懸念はいまでも変わりませんし、強まるばかりです。宗教的な価値観なら「私は信じない」と拒否できますが、議会で多数派を占める与党と宗教団体が組んで宗教的価値観を法律化したら

  • 『読むワイドショー』のレビューについて思うところをお話しします 《後半》反社会学講座ブログ

    前半はこちら 『読むワイドショー』のレビューについて思うところをお話しします 《前半》 ●政治ネタへの言及を不自然に避ける批判レビュー さて、そろそろ批判的・否定的な意見を見ていきましょうか。 『読むワイドショー』では政治圧力とそれに抗った芸能人たちの歴史について、もっとも多くのページ数を割いてます。賛否が分かれるなら当然ここだと予想してましたけど、実際の感想は「賛」か「無視」でした。 批判的なレビュアーは、政治関連の話題への言及を不自然なくらいに避けて、抽象的な言葉で全体をやんわり否定してきます。 自民党の黒歴史ばかり取りあげないで、野党も批判しろ、みたいな定番の論点ずらしをしてくる人も、今回はいないようです。 私が野党のことをあまり取りあげないのは、野党にはおもしろいネタがないからです。そりゃそうでしょ。権力を持つ与党だから、いいことも悪いこともできるんです。権力を持たない野党には、

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    igrep 2023/06/11
  • 『読むワイドショー』のレビューについて思うところをお話しします 《前半》反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。地方紙に『読むワイドショー』の書評が出たりしたおかげか、ネット上のレビューや感想がだいぶたまったようなので、ざっと目を通してみました。書いてくれたみなさん、ありがとうございます。 読んだかぎりでは、私の意図をきちんと読み取ってくれた読者が多いようなので、ほっとしています。 今回から2回にわたって、『読むワイドショー』の感想やレビューについて思うところをお話しするのですが、その前置きとして、いっておかねばならないことがあります。 ●誤読され続ける『反社会学講座』 私の著作に対するレビューや感想だけでなく他の作品に対してもですが、広い意味での批判や炎上といった事例は、誤読がもとになってることが少なくありません。どこをどう読めばそんな解釈ができるの? と、批判してる側、炎上させてる側の読解力を疑ってしまう事例をしばしば見かけます。 思考力の乏しい人はその欠

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    igrep 2023/06/10
  • 笑える? 笑えぬ? ChatGPT反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。近頃ちまたで話題のChatGPTですが、私はまだ使ったことがありません。ちょっと試すだけでも登録しなきゃならないみたいなんで、面倒くさい。 ニュースなどでは、ChatGPTの性能のスゴさやら、日の企業や自治体などでも導入が検討されているみたいな、明るい側面ばかりが報じられます。 でも、ChatGPTをそんなに信用して大丈夫ですか? いえ、AIに人類が支配されるぞ、みたいなSF的な話じゃなくて、単純に、信頼性が疑われる例がたくさん報告されてるからです。 なかでも笑ってしまったのが、お笑い芸人FUJIWARAのおふたりがChatGPTにいろいろ質問したYoutube動画。 お笑い芸人FUJIWARAについて質問すると、ChatGPTはこんな感じに回答しました。FUJIWARAは2001年に結成され、2006年にM-1グランプリで優勝、藤はオネエキャラ

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    igrep 2023/04/25
    個別具体的な事実についての回答は信用するな、とは登場当初から言われていたけど、そこまで理解して使うのはなかなか難しいよな
  • 続・エスカレーター片側空けの件反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。前回のブログ(エスカレーター片側空けの歴史を踏まえた提案)では、エスカレーターの片側空けをやめるべきであるとする意見を書きました。その後わかった追加情報などを補足しておきます。 片側空けの習慣がなかなかやめられないいちばんの理由は、それが合理的で効率がいいと思ってる人が多いからです。でも、片側空けが定着するまでの歴史とさまざまな人たちによる実証研究、メーカーの主張などを総合して検討すると、じつは片側空けは利用者全体の効率を下げている可能性が高いのです。みんなで両側に立って乗ったほうが、結果的に全員が早く移動できて社会全体の効率がよくなるし、事故も減って安全になります。 それと前回指摘したのは、急ぐ人のために片側を空けろというけど、真剣に急いでる人が実際どれだけいるんですか、って疑問。気で急ぐのなら、階段を駆けるはずで、エスカレーターを歩いてる人は、

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    igrep 2023/03/24
    すごいな、それは見習いたい “ネット上の反応を見ると、人が少ないときを見計らって、右側(東京での歩く側)に立ってみるという、消極的なアピール活動を実践してる人もいるようです”
  • エスカレーター片側空けの歴史を踏まえた提案反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。新刊の『読むワイドショー』はお読みいただけたでしょうか。ネットで検索しても出てこない貴重な情報が山盛り、てんこ盛りで収録されたお得な一冊となってますので、ひとつよろしくお願いします。 さて、今日は全然べつのお話を。じつはしばらく前から、エスカレーターの片側空けの是非がかなり気になっていたので、調べてみました。 近年、自治体や鉄道会社はエスカレーターを歩かず、立ち止まったまま乗ってほしいというキャンペーンを張るようになりました。すると思ったとおり、急ぐ人のために空けておくべきだ、立ち止まるのを強制するな、と反発する声がほうぼうから上がってます。 でも改めて考えてみると、急ぐ人ってなんでそんなにエラそうにしてるんだろう。急ぐ人の権利を守るために多くの人が犠牲になってるいまの状況は、理不尽かつ不合理です。 東京だと左側に立って右側を空けるルールが定着してま

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    igrep 2023/02/25
    片側空けが普及したのは意外と最近なのかー
  • 『読むワイドショー』著者解説反社会学講座ブログ

  • 再読で気づいた『有閑階級の理論』のおもしろさ反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 略奪行為が集団で行われる場合には、この傾向は軍国主義とか、最近では愛国心などと呼ばれている。 なかなかエッジの効いた皮肉です。「最近では」となってますが、この「最近」とは1899年、日でいえば明治32年のこと。 これは2022年に読んだのなかでもっともおもしろかったからの引用です。 『有閑階級の理論[新版]』ソースタイン・ヴェブレン 村井章子訳 ちくま学芸文庫 いわずと知れた、社会学の古典的名著です。私は20年以上前に読んだきりでしたけど、近年(といっても7年前だけど)新訳が出ていたことを知り、図書館でぱらぱらとページをめくっていたら、古臭さがまったく感じられないことに驚きました。 愛国心などという美辞麗句を免罪符にして略奪行為を正当化する無法者どものやり口を、ヴェブレンは100年以上前に見抜いてました。その指摘がいまでも通用してしまうのはヴ

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    igrep 2023/01/28
  • 倍速視聴と良いレビュアーの条件と2022年のベスト反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。ここ2年ほどでしょうか、映画などを倍速で観る人が増えたそうで、その是非が議論されるようになりました。 私には、倍速で観る意味がよくわかりません。話題の作品を観てないといったらバカにされるから、ムリしてでも観たという実績だけは作っておきたい、みたいな心理なのかな? でもおもしろい作品なら当然普通の速度で観ますよね。つまり、あまりおもしろくない作品を時短、タイパを優先して観るための手段なのでしょうけど、だとしたら理にかなってないんです。 たとえば2時間の映画は倍速で観ても1時間かかります。あまりおもしろくない作品を観る1時間は、やっぱりムダな時間でしかありません。 私の場合、映画やドラマは冒頭の15~20分を観て、おもしろくなりそうな気配がないな、自分好みのジャンルではないな、などと感じたら、見切りをつけてそこでやめてしまい、他の作品を観ます。よのなかに

  • 書き下ろし新刊が2月に発売されます反社会学講座ブログ

  • 社会派ドラマの傑作の予感反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。サッカーに1ミリも興味がない私はいつもどおり映画やドラマを観ています。先日、アマゾンプライムビデオに再加入しました。 今回のお目当てのひとつは『シン・ウルトラマン』。ちゃんとSFマインドみたいなものを感じさせてくれるのがよかったです。ただ、SF的な要素の説明は必要最低限で済ませてしまってるので、SFを囓ってきた人たちは、だいたいああいうことだなと察することができますが、わからない人たちはちょっと置いてけぼりをくらうかもしれません。 『シン・ゴジラ』ほどのレベルには至らなかったけど、ありきたりなヒーローものとはひと味違う、オトナの鑑賞にも耐える作品にはなってます。 『シン・ウルトラマン』では捕まって変身できないウルトラマンの救出に単身で乗り込んだり、巨大化させられたり(笑)と大活躍だった長澤まさみさんは、今期のテレビドラマでも活躍中。 それが『エルピス

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    igrep 2022/11/30