1. イテレータとはコンテナの要素を走査するためのオブジェクト これまでに Python の リスト内包表記、イテレータ について調べた。 次は、「ジェネーレータ」。 Python のジェネレータを理解するには、イテレータの理解が不可欠。ジェネレータについて調べる前に、イテレータの復習から行う。 a. イテレータの役割 Python のドキュメント「9. クラス」 における「9.8 イテレータ」の説明を確認すると、 イテレータの使用は Python 全体に普及していて、統一性をもたらしています。背後では、for 文は コンテナオブジェクトの iter() を呼び出しています。… イテレータは、Python において特別扱いされており、for 文と密接な関わりを持っている。 … この関数は next() メソッドの定義されたイテレータオブジェクトを返します。 next() メソッドは一度コン
たとえば整数の配列から、条件に合う要素のうち、最初に現れる 10 個だけ拾いたいとき、どうしますか? ary.select {|x| x.even? }.take(10) ↑これは非常に明瞭なプログラムです。しかし select は、最初の 10 個だけでなく全要素をチェックしてしまうため、ary が大きいと無駄にループします。また、select の戻り値となる中間配列も無駄です。 ret = [] ary.each do |x| ret << x if x.even? break if ret.size == 10 end ↑これなら 10 個見つかった時点で終了してくれるし、無駄な配列確保もありません。しかし非常に強引で原始的で煩雑なプログラムであり、Ruby 1.9 の時代を迎えた新人類である我々には、可読性やメンテナンス性に問題があると言わざるを得ない。一言で言うと品がないのです。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く