総工費約9000万円をかけて建設、東京都千代田区が外部業者に管理・運営を委託する有料トイレ「オアシス@akiba (オアシスアットアキバ)」が16日、電気とITとオタクの街秋葉原にオープンした。管理者がカウンターに常駐し、利用料金100円で「安心」と「清潔」が買える都内初の区営有料トイレだ。 「1回の使用料100円。1日の利用客を80人から100人を見込んでいますが、もちろん採算は取れません」と区の担当職員は言うが、物珍しさも手伝ってか、開業初日はオープン後5時間で140人が利用したという。同区が初めて有料トイレを設置した背景には、公衆トイレでは、毎日清掃しても、一部のマナーの悪い利用者のために、ほかの利用者が安心して使える快適で清潔なトイレを維持することはできないという結論がある。 同区環境土木部の道路公園課・土本惠介課長は「区は毎年、区内30カ所の公衆トイレの維持に約5000万円の費用