ベネズエラ・カラカス(Caracas)での停電の最中、ライターの火を頼りに階段を下りる女性(2008年4月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/Juan BARRETO 【10月29日 AFP】オランダ東部の町マースドリエル(Maasdriel)で、9か月前に発生した2日間にわたる停電で、出生数が44%も増加していたことが明らかになった。地元当局者が28日、語った。 マースドリエルでは前年12月、ヘリコプターが高圧電線を切断する事故があり、町を構成する9つの村への電力供給がストップした。停電は50時間も続き、住民2万3000人が暗闇で2晩過ごすことになった。 町の広報担当者はAFPに対し、停電当時は真冬だったため、ほかの町に避難した住民もいたが、「なかには『互いに暖めあった』住民もいたようだ」と語った。 マースドリエルの2008年9月の出生数は26人で、前年の18人から44%も増加していた