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ブックマーク / morningrain.hatenablog.com (18)

  •  イアン・R・マクラウド『夏の涯ての島』読了 - 西東京日記 IN はてな

    律儀に読み続けている「プラチナ・ファンタジイ」シリーズの第4弾、イアン・R・マクラウド『夏の涯ての島』を読了。帯に「叙情SF短編の名手」とあって、確かにそんな感じなのですが少し書き過ぎの感があるかな? 著者のイアン・R・マクラウドは1956年生まれのイギリス人の作家で、解説では「同世代ではイーガンと肩を並べる存在」などという紹介も書かれていますが、SF的なディティールの構想力ではイーガンにははるかに及ばないです。このの収録作の「わが家のサッカーボール」、「ドレイク方程式に新しい光を」では、さまざまな姿に変身する人間や翼をはやして飛ぶ人間というものがSF的なものとして描かれているのですが、イーガンが構想するリアルで緻密な近未来と比べるとやや興ざめな感がします。 一方、「チョップ・ガール」や「夏の涯ての島」といった歴史もの、あるいは歴史改変ものはそういった無理がないこともあって読み応えがあり

  •  フィツジェラルド『ベンジャミン・バトン』読了 - 西東京日記 IN はてな

    映画の『ベンジャミン・バトン』を見て、「絶対原作は違う感じの物語なんだろうなー」と思って原作を読んでみましたが、やっぱりぜんぜん違う話でした。 ちなみにタイトルはフィツジェラルドと書きましたが、これはこの角川文庫のの表記がそうだから。個人的にはフィッツジェラルドのほうが馴染んでるんで、以下はフィッツジェラルドで書きます。 このフィッツジェラルドの原作は、年寄りに生まれて若返っていく男のある種の滑稽さ、例えば、老人時代に入った幼稚園では眠くてしょうがなかったとか、髪を染め忘れて大学で入学を拒否されるとか、子供の姿で軍隊に復帰しようとして追い返されるとかそんな姿が描かれます。 そんなベンジャミンの人生の中で、印象的なのは父親との和解というか父親に認められるところ。 老人の姿で生まれたベンジャミンは地元の名士の父にとっては「恥」以外の何者でもありませんでしたが、ベンジャミンが若返り、ちょうど父

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  •  ニール・ゲイマン『アメリカン・ゴッズ』読了 - 西東京日記 IN はてな

    上下巻で850ページほどのボリュームなので、買う時にちょっと躊躇しましたが、これは面白い! オーディン、アヌビス、アナンシ、チェルノボグ、イースターといったアメリカへの移民とともに新世界アメリカへやってきてそして忘れられていった神々。そのいにしえの神々がインターネットの神、クレジットカードの神、メディアの神といった新しい神々と対決する。そしてそれに巻き込まれる、刑務所帰りで出所直前にを失ったシャドウという男。あらすじとしてはこんな無茶苦茶な感じで、実際に荒唐無稽な話なのですが、その荒唐無稽な話の中に「アメリカ」というものを丸ごと書いてしまおうというニール・ゲイマンの意気込みが見える作品です。 この作品の中にすべてをぶち込むという姿勢はピンチョンを思い起こさせるもので、個人的にはピンチョンの『ヴァインランド』を思い起こしました(実際、このの中にピンチョンの『重力の虹』の名前が登場しますし

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  •  デニス・ジョンソン『ジーザス・サン』 - 西東京日記 IN はてな

    記事を書いて保存したら全部消えたという悲しい事が起こってしまったので、消えた記事を思い出しながら簡単に。 白水社の新しい海外文学シリーズ<エクス・リブリス>の第1弾。 訳は柴田元幸で、アメリカの90年代以降を代表する短編集。 ヤク中とか社会からドロップアウトした人びとの話で、そういう中での暴力とか哀しみとか「生の輝き」みたいなものが描かれている。 「俺たち、この道路から永遠に出られないんだぜ」(57p) ヤク中たちが主人公の小説アメリカ文学にはよくあるもので、ブローティガンとかブコウスキーなんかもそう。 でも、この『ジーザス・サン』がそれらの小説と違うのは、この小説が非常に道徳的な点。 文体はぶっきらぼうだけど、「仕事」なんかはストレートな労働讃歌だし、中絶を扱った「ダーティ・ウェディング」なんかも非常に道徳的なお話。 そのあたりが個人的には引っかかるというか、素直に浸れない所ではあるけ

     デニス・ジョンソン『ジーザス・サン』 - 西東京日記 IN はてな
  •  ナンシー・クレス『ベガーズ・イン・スペイン』 - 西東京日記 IN はてな

    ヒューゴー賞やネビュラ賞、スタージョン記念賞、アシモフ誌読者賞といった数々の章に輝くナンシー・クレスの中短編集。バイオ系のSFが多く、イーガンなんかが好きな人には気に入る作品が多いと思います。 特に最後に置かれた中編「ダンシング・オン・エア」は傑作! バレエとナノテクによる人体改造をテーマにした作品なんだけど、SFであり、ミステリーであり、何よりもバレエという芸術の一種のいびつな面、非人間的な面、そして素晴らしさをえぐり出し、それをSFに結びつけている。 近未来、ナノテクによって改造され、人間では不可能なような技ができるようになったバレエダンサーたち。一方で、ニューヨーク・シティ・バレエ団のプリヴィテーラはそのような「強化された」ダンサーを拒み、当のバレエを見せようとする。そんな中、バレエダンサーが連続して殺される事件が起こり、人間の言葉を話す強化犬エンジェルは、ニューヨーク・シティ・バ

     ナンシー・クレス『ベガーズ・イン・スペイン』 - 西東京日記 IN はてな
    inmymemory
    inmymemory 2009/07/11
    中編「ダンシング・オン・エア」は傑作
  •  コーマック・マッカーシー『すべての美しい馬』 - 西東京日記 IN はてな

    1949年。祖父が死に、愛する牧場が人手に渡ることを知った16歳のジョン・グレイディ・コールは、自分の人生を選びとるために親友ロリンズと愛馬とともにメキシコへ越境した。この荒々しい土地でなら、牧場で馬とともに生きていくことができると考えたのだ。途中で年下の少年を一人、道連れに加え、三人は予想だにしない運命の渦中へと踏みこんでいく。至高の恋と苛烈な暴力を鮮烈に描き出す永遠のアメリカ青春小説の傑作。 これがカバーの裏に書かれている紹介文。 これを見て「読みたい!」と思う人もいるかもしれませんが、個人的にはあんまり指が動きませんでした。「永遠のアメリカ青春小説の傑作」なら、まあいいかという気持があったのです。 ところが、これはふつうの青春小説ではない。 確かにジョン・グレイディ・コールがメキシコに行き、そこで恋をはじめとするさまざまな体験をする小説ではあるんだけど、「主人公がさまざまな困難を乗

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  •  斎藤環『関係の化学としての文学』読了 - 西東京日記 IN はてな

    斎藤環、3冊目の文藝批評。1冊目の『文学の徴候』が作家論、2冊目の『文学の断層』が時評的な者だったのに対し、これは「表現論」だとあとがきに書いてありますが、読み終えた感想としては「表現論」と同時に「女性論」であったような気がします。 「関係性」を描くことこそ文学の特徴である、この切り口をもとに桐野夏生、鹿島田真希、マルグリッド・デュラス、金原ひとみ、桜庭一樹、谷崎潤一郎、川上美映子、中上健次の作品を俎上に載せて分析していくわけですが、一見してわかるように女性作家が多いです。 斎藤環は「やおい」などの分析を通して、男性の欲望が「所有」に向かうのに対して女性の欲望は「関係性」へ向かうと言いました。また、『母は娘の人生を支配する』では母親と娘の関係について1次のような知見を示しました。 母親の価値規範の影響は、父親のそれに比べると、ずっと直接的なものです。母親は娘にさまざまな形で「こうあってほし

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  •  斎藤環『文学の断層』読了 - 西東京日記 IN はてな

    相変わらず斎藤環のはチェックしていて、しかも毎回誉めているんで、なんだか斎藤環の回し者みたいな感じではあるけど、今回も次の部分には思わず唸った。 いまやわれわれは「理解とコミュニケーション」の可能性と「変化と成長」の可能性とのいずれかを、相互排除的に選択し続けるほかないのかもしれない。もはやそれらは両立しない。コミュニケーションは変化をさまたげ、理解は成長を阻害するからだ。(190p) これは今の社会の現状を非常に鋭く捉えた言葉だし、「真理」だと思う。 精神科医のアルフレッド・ビオンが患者と接する時の態度を示した名言に「感情なく、記憶なく、理解なく」というのがあって、僕は今までその「理解なく」というのを「相手をわかったつもりにならない」という単純な意味で理解していたけど、その真意は斎藤環の言う理解と成長の相互排除性にあるのかもしれない。 いきなり、熱く語ってしまいましたが、このは『文学

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  •  桐野夏生『グロテスク』 - 西東京日記 IN はてな

    東電OL殺人事件をモデルにした小説ですが、事件をなぞるのではなく、事件からはるかに深くそしてまさに「グロテスク」な世界を描いてみた傑作。 桐野夏生は『残虐記』を読んだことがあったのですが、『残虐記』は面白いもののやや図式的な気がしましたが、この『グロテスク』は筆がほとばしっている感じで、とのかく面白い! Amazonの単行の方に掲載されている著者のインタビューで桐野夏生は「私ね、この世の差別のすべてを書いてやろうと思ったんですね。」と言っていますが、まさに差別とそれを生み出す悪意といったものをとことんまで書いた小説。お嬢様の集まる名門Q女子高に高等部から入った「私」と和恵、天性の美貌を持つ私の妹のユリコ、そして中等部から入って学年トップの成績をキープするミツル。差別と悪意のうずまく学校をサヴァイヴする4人は、やがて壊れていき、ユリコと和恵は夜の娼婦になっていきます。 まあ、この和恵が東電

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  •  ロベルト・ボラーニョ『通話』 - 西東京日記 IN はてな

    訳者あとがきには「ウディ・アレンとタランティーノとボルヘスとロートレアモンを合わせたような奇才」との評価が引用され、帯には「チェーホフ、カフカ、ボルヘス、カーヴァー、彼らの作品の完璧な受容が、これらの作品の原点にある」と書かれている、チリ出身の作家ロベルト・ボラーニョの短編集。 こんなに脈絡も泣くビッグネームが並ぶと、「さすがにそんなのありえないでしょ?」と思うでしょう。実際、上記の名前のアーティストの作品にそれほど共通点があるとも思いませんし。 ところが、読んでみるとそのいくつかは納得できる。特に個人的にはタランティーノとチェーホフ、その全く関連のないような2人のアーティストが、コーマック・マッカーシーあたりのテイストを通して結びついている、それがこのロベルト・ボラーニョの『通話』だと思いました。 この短編集は短編集でありながら、マイナーな詩人たちの生き様を描いた「通話」、ロシアのマフィ

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  •  アーシュラ・K・ル・グィン『闇の左手』 - 西東京日記 IN はてな

    SFの古典的名作をいまさら読了。 やはり面白いですね。両性具有的な宇宙人というジェンダー的な仕掛けや民俗学的な語り口、他者との理解、二元論的世界観、冒険小説的な面白さ、いろいろなものが詰まっているだと思います。特に主人公のゲイリー・アンとエストラーベンの愛と友情は美しいです。 何を今更感がありますが、気づいたのはこの小説も非常に冷戦の影響を受けている小説だということ。 主人公は対立するカルハイド王国とオルゴレインの間で翻弄されるわけですが、オルゴレインは明らかにソ連。 国家を動かす三十三委員会に秘密警察に強制収容所、ソ連を思わせるものがたくさん登場します。 そして、次の部分なんかはまさに冷戦的な構造を言い当てた部分と言えるでしょうし、冷戦が終わっても続いていることでしょう。 「わかりませんね。あなたのおっしゃる愛国心が、国土への愛ではないのだとすると。わたしはそう理解してきたのですが」

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  •  ヴァーナー・ヴィンジ『レインボーズ・エンド』読了 - 西東京日記 IN はてな

    ヒューゴー賞、ローカス賞の二冠に輝くヴァーナー・ヴィンジの大作。 2030年代、サッカーの試合で流れたサブリミナルとも考えられるCMが実は人類をマインド・コントロールするための細菌兵器だった!という壮大な陰謀から始まる作品は、物語のはじめに影の首謀者が明かされ、さらには「ウサギ」と呼ばれる謎のハッカーが登場し、電脳空間を舞台にした壮大な諜報合戦が描かれるかのように始まります。 ところが、すぐに物語は、アルツハイマーから最新の治療法に寄って回復した75歳の詩人ロバート・グーに焦点が移ります。 気難しくて人を見下しお世辞にもいい人間とは言えないロバートですが、彼の「リハビリ」を通して、ヴィンジはうまく読者を近未来へと導きます。 特殊なコンタクトをつけることで、現実世界にバーチャルなイメージを重ねあわせることができるようになった世界というのは「電脳コイル」みたいな感じですが、それ以外にもさまざま

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  •  ミロラド・パヴィッチ『帝都最後の恋』 - 西東京日記 IN はてな

    今最も注目すべき海外小説のシリーズ松籟社<東欧の想像力>シリーズの第4弾はセルビアの作家ミロラド・パヴィッチの『帝都最後の恋』。 パヴィッチというと、『ハザール事典』が有名で読んだことがある人もいると思います。 ただ、個人的に『ハザール事典』はいまいちノレなかった。事典形式という面白さはあるけど、やっぱりストーリーが薄い分、小説を引っ張る力のようなものがなかったんですよね。 今回の『帝都最後の恋』も、副題は「占いのための手引き書」で、巻末にタロットカードが付いていて、出たタロットカード潤にも読み進めることが出来るという構成。『ハザール事典』と同じくポストモダン的な構成なのです。 ただ、今回の『帝都最後の恋』は面白かった。 僕は最初から順番に読み進めていったんですが、最初から最後まできちんとしたストーリーになってる。 時はナポレオン戦争、フランス、オーストリア、オスマン・トルコといった帝国に

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  •  2008年の本 - 西東京日記 IN はてな

    小説以外の2008年の まずは小説以外のを5冊ほど。 1位 豊永郁子『新保守主義の作用』 新保守主義の作用―中曽根・ブレア・ブッシュと政治の変容 豊永 郁子 勁草書房 2008-01-25 by G-Tools 日最高の政治学者がチャーグ・ストラウス症候群という難病から帰ってきた! デビュー作の『サッチャリズムの世紀』も素晴らしかったですが、このも期待以上の出来。新保守主義の思想と展開について鋭い分析が光りますが、特にNTTの分割政策に焦点を当て、コーポラティズムの挫折と「社会民主主義勢力の消滅の瞬間を確認する」第2章の面白さは出色。 紹介した記事(http://d.hatena.ne.jp/morningrain/20080216/p1) 2位 イアン・エアーズ『その数学が戦略を決める』 その数学が戦略を決める 山形 浩生 文藝春秋 2007-11-29 by G-Tools こ

     2008年の本 - 西東京日記 IN はてな
  •  最近の個人的名盤 - 西東京日記 IN はてな

    id:inmymemoryさんから http://page.freett.com/lifeinaday/meiban.htm について、最近のもアップして欲しいとIDコールされたのですが(はてなでずっと日記書いてるけどこんな機能があるとは知らなかった)、さすがにhtmlのページをいじっている時間はないので、ここで軽く紹介。2005年あたりから去年までの個人的名盤を何枚か。 Set Yourself on Fire Stars Elephant Eyelash Why? Bottoms of Barrels Tilly and the Wall Loney, Noir Dear Loney Boxer The National といったところですかね。 あとは次のページの年間ベストアルバムなんかを見てやって下さい。 http://d.hatena.ne.jp/morningrain/2005

     最近の個人的名盤 - 西東京日記 IN はてな
  •  TV On The Radio/Dear Science - 西東京日記 IN はてな

    トム・ヨークの「ロックはゴミだ」発言で幕を開け、そのままロックの低迷が続いた00年代。The Strokesをはじめとしてリバイバルとしてのロックはあったけど、真に新しいロックを生み出したのは、このTV On The Radioの中心メンバーであり、Yeah Yeah YeahsなどのプロデューサーもつとめたDavid Sitekくらいじゃないですかね。 そんなDavid Sitek率いるTV On The Radioの3rdアルバムがこの作品なのですが、期待に違わず素晴らしい! 1st、2ndに比べると明るくて開放的な曲"Halfway Home"から始まり、3曲目の"Dancing Choose"では絶妙なホーンmんおアレンジを聴かせてくれるのですが、TV On The Radioの変化した姿が現われてくるのは5曲目の"Golden Age"から。 "Golden Age"は80年代的

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  •  2008年、上半期ベストアルバム - 西東京日記 IN はてな

    今年も半年以上過ぎたってことで。 1位Colin MacIntyre/The Water 今のところはコレ。"Faith No. 2"は00年代を代表する名曲ではないかと。 http://www.myspace.com/colinmacintyre 2位宇多田ヒカル/HEART STATION 曲、歌詞、歌唱とも今までのアルバムの中で一番好き。ロッキンオン・ジャパンのインタビューもすごかったし、日のソロアーティストの中だと頭抜けた位置にいる気がする。 3位Lacrosse/This New Year Will Be For You And Me スウェーデンのバンドでいかにもインディーポップっぽいんだけど、メロディとかアレンジとか中毒性がある。 http://www.myspace.com/lacrossesthlm 4位Styrofoam/A Thousand Words 前作より平板

  •  私家版・世界十大小説 短編編 - 西東京日記 IN はてな

    昨日、はてな界隈で流行っている私家版・世界十大小説をやりましたけど、考えてる最中に、どうしても「十大小説」とかいうと長編、特に大長編を選んでしまうなってことで、短編もちょっと考えてみました。 ・ チェーホフ「かわいい女」かわいい女・犬を連れた奥さん (新潮文庫) チェーホフ 小笠原 豊樹 新潮社 1970-11 by G-Tools ・ ボルヘス「バベルの図書館」伝奇集 (岩波文庫) J.L. ボルヘス 鼓 直 岩波書店 1993-11 by G-Tools ・ ウィリアム・トレヴァー「マティルダのイングランド」聖母の贈り物 (短篇小説の快楽) ウィリアム・トレヴァー 栩木 伸明 国書刊行会 2007-02 by G-Tools ・ ウラジーミル・ソローキン「セルゲイ・アンドレーエヴィチ」愛 (文学の冒険シリーズ) ウラジーミル・ソローキン 国書刊行会 1999-01 by G-Tools

    inmymemory
    inmymemory 2007/10/24
    「バベルの図書館」のセレクトは実に素晴らしい。澁澤龍彦、荒俣宏、三島由紀夫、寺山修司、紀田順一郎、江藤淳、江戸川乱歩、ドナルド・キーン、三浦雅士etc.文芸評論家リストも作ろうかな
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