タグ

literatureとcriticに関するinmymemoryのブックマーク (55)

  • 朝の書評 登場人物の登場過程

    7 ここまでの小説の形式をおさらいすると、構成としては、イワンの生い立ちから六号室収容までの小さなストーリーがあって、その後に、それと相似形の、アンドレイの生い立ちから六号室収容までの変化が描かれている。また、語りとしては、前半で、アンドレイを善良だの正直だの言って、読者を混乱させている。 次に、第十七章に至っても、ニキータの差し出した「囚人服」に唯々諾々と着替え、イワンに泣き言を言っていたアンドレイは、第十八章の冒頭で、監獄然とした六号室の様子を初めて見るかのように、あらためてまざまざと見つめなおす。これは冒頭のイメージの再現であり、そのような構成から、私たちは、これが人間の監獄についての物語である、チェーホフはそう主張している、という感じを感じる。またそれは今までの構成と整合して、無辜の囚人のイメージを喚起する。 アンドレイは、第十八章で、ようやく、どうしても煙草とビールが欲しいのだと

  • 朝の書評 小説の基本構成

    朝の書評 読んだの感想ブログです。 Home > 小説の基構成 カレンダー 07 | 2024/08 | 09 日 月 火 水 木 金 土 - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 プロフィール Author:朝野十字 朝野HOME kindle著者セントラル JUJI ASANO 読書メーター パブー youtube ニコニコ 朝の短編 最近の記事 ヴィクトル・シクロフスキーはこう語った(3) (06/25) ヴィクトル・シクロフスキーはこう語った(2) (06/25) ヴィクトル・シクロフスキーはこう語った(1) (06/23) 茄子最強 (06/03) 雪男の殺人 ゲーム実況 (04/12) 名探偵朝野十字の近況報告 (03/27) 【フリ

  • ロシア・フォルマリズム - Wikipedia

    ロシア・フォルマリズム(ロシア形式主義、英語: Russian formalism、露: Русский формализм)は、1910年代半ばから1930年代にかけてのロシアの文学運動・文学批評の学派。シクロフスキーやヤコブソン、トゥイニャーノフらが中心となって行われた。 文学作品の自律性を強調し、言語表現の方法と構造の面からの作品解明を目指した[1]。文学性を言語の詩的機能や、「異化作用」から特徴づけ、作品の素材を手法の動機付けとした。構造主義、文化記号論、新批評(ニュークリティシズム)などに影響を与える一方、反マルクス主義的とみなされ、スターリン政権から政治的弾圧を受けた[2]。 代表的なロシア・フォルマリストには、シクロフスキー、トゥイニャーノフ、プロップ、エイヘンバウム、ヤコブソン、トマシェフスキー、グコフスキーがいる。 ^ 日国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典内言及

    inmymemory
    inmymemory 2010/04/13
    1910~30年代シクロフスキー、ヤコブソン、トゥイニャーノフが行った文学批評一派。文学性を言語の詩的機能や異化作用から特徴づけ作品の素材を手法の動機付けとした。 構造主義やニュークリティシズムに影響を与える
  • 文学理論 - Wikipedia

    この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "文学理論" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2012年1月) 文学理論(ぶんがくりろん、英語: literary theory)とは、「文学とは何か」を構築するための理論である。文芸批評とは異なり、個別の作品の読み方ではなく、そもそも文学とは何か、あるいは何を目指すものか、どのように構成されているか、という根的な問いを探求するものであり、作品の批評とは通常区別される。 文学が理論的な対象とされたのは古代ギリシアの哲学者であるアリストテレスの『詩学』にまで遡ることができるが、20世紀初頭におけるロシア・フォルマリズム、そ

  • フランス文学 - Wikipedia

    『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』フォリオ153v (1412-1416) フランス文学(フランスぶんがく、フランス語: Littérature française)は、フランス国籍の作家もしくはフランス語によって書かれた文学作品の総体である。仏文学(ふつぶんがく)ともいう。その歴史は中世の古フランス語に始まり今日まで続いている。ベルギーや西アフリカ諸国などフランス国外のフランス語圏文学(fr:Littérature francophone)や、ブルトン語やオック語などフランス国内のフランス語以外による文学も存在する。 またそれらの作品や作家を研究する学問も指し、その研究者をフランス文学者(仏文学者)と呼ぶ。 ストラスブールの誓い(842) フランス語は俗ラテン語から派生したロマンス諸語の1つであり、ケルト語と古フランク語の強い影響を受けていた。842年のストラスブールの誓いの文書のうちの

    フランス文学 - Wikipedia
  • 小谷野敦「『こころ』は本当に名作か 正直者の名作案内」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    新潮新書 2009年4月 漱石の『こころ』を論じたものではなく、副題のように、どのような文学作品を薦めるかを示したものである。 小谷野氏の読書量は驚くべきもので、前の『里見紝伝』でも里見氏の全作品を読んだといい、そんなことは「時間さえ掛ければ誰にもできる」とこともなげに書いていたが、書でも「十年くらい前からは、意図的に、未読の古典名作を読むようになり、たいていは読み終えたのではないかと思っている」と書いている。丸谷才一・鹿島茂・三浦雅士・三氏による『文学全集を立ちあげる』(文藝春秋 2006年)などを読んでも、なんでみんなあんなにたくさんを読めるのだろうと思う。何もせずに朝から晩までを読んでも一日3冊、年に千冊ではないだろうか。十歳から七十歳まで読んでもたったの六万冊である。もちろんばかり読んで暮らすわけにはいかない。実際には一生かかって一万冊がやっとではないだろうか? 同じを二

    小谷野敦「『こころ』は本当に名作か 正直者の名作案内」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
  • 仏文学書評 SYUGO.COM

    SYUGO.COM

    inmymemory
    inmymemory 2009/03/21
    朝倉秀吾によるエミール・ゾラとフランス文学のサイト
  • 「たかが100年ですよ!〜岡野宏文+豊崎由美インタビュー(P2)―名作は、あらすじだけじゃわからない」 ニュースな本棚|Excite エキサイト : ブックス(文学・書評・本のニュース)

    ●たかが100年ですよ!〜岡野宏文+豊崎由美インタビュー 2.文学が身近になる優秀ガイド ――『百年の誤読』は、この100年にいかに面白いが眠っているかを知るブックガイドにもなっていると思うのですが、このほかに、おふたりがおすすめする「文学が楽しくなる」があれば教えてください。 豊崎:伊藤整の『日文壇史』はね、これは素晴らしいですよ。ほんとだまされたと思って、自分が興味がある作家が出てくるところだけでもいいから読んでほしい。「見てきたような嘘を言い」っていいますけど、この伊藤整って、もしかしたら1000人くらいいたなんじゃないの?っていうくらい、ありとあらゆる作家が、どこで誰と会って何を話してどうしたこうしたっていうのを全部書いてるの。しかもそのぼう大なエピソードの構成が絶妙にうまくて、読ませる読ませる。わたし、伊藤整って相当IQ高い人だと思う。 ――18巻(19〜24巻は

    inmymemory
    inmymemory 2009/01/03
    ウラジーミル・ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』 、イタロ・カルヴィーノ『なぜ古典を読むのか』は共に入手しにくいけどお薦め
  • asahi.com(朝日新聞社):〈回顧2008〉今年の文芸を振り返る - ひと・流行・話題 - BOOK

    〈回顧2008〉今年の文芸を振り返る2008年12月11日■社会状況やシステム問い/現代の混迷ぶり劇画的に ネットやメールの普及は私たちの生活を大きく変えた。一方で、人間の質は変わらず、社会体制も代わり映えしない。激変しているようで閉塞(へいそく)感が漂う現代の混迷ぶりを反映してか、今年は社会の状況やシステムに切り込んだ意欲的な長編が目立った。 ■ネット社会見つめ 平野啓一郎氏の『決壊』(新潮社)は、従来なら出会うはずのない関係で起きる殺人事件を描く。人間の多面性やズレがネットを介することで容赦なく増幅され、悲劇を招く一方で、メディアや警察の反応は旧態依然としており、その対比が今日の状況をあぶり出している。新たなコミュニケーションのパラダイムに入ったネット社会で起こりうる危機と倫理を問いかけた野心作だ。 携帯電話の浸透は私たちに、離れていてもつながっている感覚をもたらした。黒川創氏の『か

    inmymemory
    inmymemory 2008/12/12
    附:各評論委員の「私の3点」
  • http://www.mars.dti.ne.jp/~akaki/akutagawa.htm

  • 水鏡/樹海の糸 [芥川龍之介文学の構造分析]

    芥川文学の構造分析 「水鏡/樹海の糸 [芥川龍之介文学の構造分析]」 どうか Mizukagami / Jukainoito と発音してください。 はじめに 以下のテキストは、作家芥川龍之介の作品について構造分析を試みたものです。 ただし、分析の際の方法論は全面的に『夢と構造』(新宮一成 弘文堂)、特に第1章「夢テクストの構成」に負っています。 新宮一成氏は、この論文において、妊娠中絶を体験した女性2名の夢について実に示唆に富んだ分析を行っています。(「妊娠中絶」自体が既に芥川文学の暗示になってることにお気付きでしょうか) この論文が、私の坂口安吾論・芥川龍之介論の母胎となっております。 新宮一成氏に深く感謝いたします。 ただし、夢分析の手法を文学作品の解釈に適用することについては疑問が残されるかも知れません。私はその是非については触れません。その可能性を保証するのは結果のみであると考える

  • 読売文学賞 - Wikipedia

    読売文学賞(よみうりぶんがくしょう)は、読売新聞社が制定した文学賞で、1949年に第二次世界大戦後の文芸復興の一助として発足した。小説、戯曲・シナリオ、随筆・紀行(第19回より創設)、評論・伝記、詩歌俳句、研究・翻訳の6部門に分類し、過去1年間に発表された作品を対象とする。 受賞作品は選考委員の合議によって決定される。受賞者には正賞として硯、副賞として200万円が授与される。年度受賞者は翌年の2月1日に発表するため、受賞年度の表記で混乱が生じることがある。

  • 認証がかかっています

    inmymemory
    inmymemory 2008/05/30
    偏愛ぶりがよく伝わってくるのはジュリアン・グラック、イーヴリン・ウォー、吉田健一の三人。北杜夫『楡家の人びと』を無人島に持っていく一冊の最有力候補とまで絶賛。
  • 文学作品を読む・作品解釈の方法

    文学作品を自分で読み解くことを目的とし、独自の作品解釈や読書のための方法論を紹介しています。

  • 首吊り芸人は首を吊らない。  書評 高橋源一郎/文学なんかこわくない

  • PLANETS4 : 文学特集ボツ原稿

  • 現代批評の一分(2) - 感情レヴュー

    純文学をしていると、「東浩紀は文学をわかっちゃいない」という物言いをする人にしばしば出会う。口にしなくとも、彼の話を話題にすると、「ラノベのあれでしょ」的な我関せずの(まあそれはそれで妥当性のある)反応をして話は先に進まない。 今月号の「新潮」にて「小説と評論の環境問題」と題する討論の模様が掲載されていて、高橋源一郎と田中和生にくわえ、東浩紀が参加しているのだが、東氏に挑みかかる田中氏の発言からは、そのような純文学サイドの苛立ちを感じ取れた。ライトノベルを評価することはべつにかまわないが、純文学を軽視しすぎているという苛立ちだ。 その軽視は、たとえば、東氏が純文学の定義を「自然主義的リアリズム」として一括するところに求められる。僕としては、東氏のそのような定義を、べつに大文字の文学とか純文学に崇高な(ジャンルの存立)根拠を見出しているわけではなく、単に事実問題として粗雑だと思っている。 た

    現代批評の一分(2) - 感情レヴュー
  • 山形浩生「CUT」書評連載「今月の一冊」まとめ

    CUT 連載書評 CUT はいったいなんでぼくになんかこんな書評を続けさせてくれてるんだろう。渋谷陽一が「死の迷路」訳者解説を見て、こいつはなんか書けそうだと思って依頼してきたのが最初なんだけど、当時は(いまも?)ほとんど実績のなかった人間に、なんと大胆な。 新刊だろうと旧刊だろうと写真集だろうと経済書だろうと、なんでもできるのはホント得難い場ではある。でも、つまんないのが続くと怒られるし(「最近は山下達郎より反響が少ないですよ!」(涙))、しかも途中から吉親子とタメはらなきゃなんないっつー……いつ打ち切りになるかとヒヤヒヤしながら書いてて、先日も「実はこんどから月刊になってコラムを刷新するんですが……」という電話がかかってきて、ああきたか、ついに終わるか、と腹をくくったら「山形さんには続けて書いていただくということで」と続くことになってしまった。なんで?!? 気がつけば、ぼくが CUT

    inmymemory
    inmymemory 2008/03/07
    山形浩生「CUT」書評連載「今月の一冊」まとめ
  • KIKIHOUSE

    別宅です。毎日曜日に更新。 詩のマガジンサイト。 年に四回くらい更新。 藤富保男さんの詩の出版社のHP。 たびたび更新。 西新宿の飲み屋さんのHP。 ごくたまに更新。 灰皿町にあるデジカメ動画のHP。 たまに更新。

  • http://members.jcom.home.ne.jp/tana-masa/