アニメの方じゃなくて原作の方ね 子供のころ読んで以来、もっとも好きな童話の一つです。 ある意味では少女革命ウテナを好きになったのは、 この「アリーテ姫の冒険」という下地があればこそだったのかもしれない。 フェミニズム作品と言われているそうだが、 ウテナが「フェミニズム」を超えて作品として成り立っていたように、 アリーテ姫の冒険もそれ単体で面白く痛快だ。 「アリーテ姫の冒険」のアリーテ姫は、ウテナとアンシーを足してサトジュン作品ヒロインを混ぜたような王女さまだった。 アリーテ姫は賢い賢いと作中で言われていたが、 賢いというよりは自由な発想力をもった人物であったと言った方がいいだろう。 ああ、そうか「キングゲイナー」のアナ姫も凄くアリーテ姫に似てるなぁ とにかく彼女は退屈が嫌いだった。 彼女は悪い魔法使いの出す難題を解く方が、 アホな王様に箱入りにされているよりも楽しかったんだろうと思う。 む