警察庁の調査(2010年)によると、痴漢行為を目撃したことがある人のうち、「どのような行動もとらなかった」という人は約45%にのぼります。その理由として挙げられていたのは、「犯人との確証が持てなかった」が約58%、次いで「関わり合いになるのが面倒だ」が約37%、「急いでいたので時間をとられるのがいやだった」が約32%でした(いずれも複数回答)。 “性暴力を考える”取材班は、痴漢を撲滅するためには、痴漢被害を これ以上 見て見ぬふりをしない社会が不可欠と考え、取材を継続しています。今回は、この冬に出版された2冊の本から、痴漢を見過ごしてきてしまった“周囲”について考えます。 ※記事では、被害の実態を伝えるため、痴漢行為の内容に触れ、痴漢がどのように“娯楽”と一部の人たちの間で見られてきたか、具体例を紹介しています。フラッシュバックなどの症状がある方はご留意ください。 (クロ現+ディレクター
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強制退去を命じられた外国人が収容されている東京出入国在留管理局(東京都港区)前で29日、長期収容に抗議し、処遇の改善を求める抗議デモが行われた。市民ら約70人が参加し「拷問やめろ」「人権守れ」などと訴えた。施設の窓越しに手を振る収容者の姿も見られた。 出入国在留管理庁によると6月末時点で入管施設の収容者は1253人で、うち679人は半年以上の長期収容。収容者の約7割は難民申請をしたことがある。 今月19日には東日本入国管理センターの職員が男性収容者の腕を曲げて制圧する映像を、国が民事裁判の証拠として東京地裁に提出。男性の弁護団が口頭弁論終了後に公開した。
「住民税を滞納し続けてしまったんです。日本語が分からなくて」―。広島市内で暮らすフィリピン人女性(32)から、こんな話を聞いた。納税を求める市の通知は日本語表記だけで、何が書いてあるか分からなかったという。おかげで女性は延滞金まで払うことになった。どうもふに落ちない。「自己責任」で済ませていいのだろうか。 【写真】3言語で住民税の案内であることを記す浜松市の封筒 女性は約7年前、母国を離れ同市に移り住んだ。職場を何度か変えながら、非正規で製造業などの現場で働いてきた。日本語はあいさつが交わせる程度。漢字は全く分からない。税金の払い方についての知識もなかった。 この春ごろに突然、給料ががくんと減った。フィリピン人労働者を支援する会に調べてもらったところ、市によって差し押さえられていた。女性はここで初めて「滞納して大変なことになっている」と知る。滞納の通知や差し押さえを予告する書類も届いていた
「眠らない星」(高知県仁淀川町)。撮影後のコンポジット合成ではない、現場でのいわゆる「一発撮り」の長時間露光による作品。全紙に引き伸ばしてもまったく問題ない画質が得られた。長時間露光でのノイズの発生は十分少なく、デジタルカメラによるバルブ撮影でもここまで写ることを知ってほしい。撮影:米美知子■キヤノンEOS 5D MarkIII・EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM・ISO200・絞りf4・40分 「インスタ映え」写真、見飽きました。この言葉が2017年の流行語大賞に選ばれてから2年。どこかで見たことがあるような写真ばかりが並び、写真家の方々からも、必ずと言っていいほど「レタッチしすぎ」という声があがります。「自然」を撮っているのに「不自然」に見える。 そこで『アサヒカメラ2019年9月号』では「風景写真があぶない!『レタッチしすぎ」の罠』と題し、氾濫するレタッチしすぎの劇的写
1960年、山口県生まれ。監督・プロデューサー。学生時代から自主制作映画を手掛け、その後TVアニメ『超時空要塞マクロス』(1982年)、劇場用アニメ『風の谷のナウシカ』(1984年)等に原画マンとして参加。1988年、OVA『トップをねらえ!』でアニメ監督デビュー。1995年にTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を手掛け、1997年の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』とともに社会現象を巻き起こす。1998年、『ラブ&ポップ』で実写映画を初監督。2006年、株式会社カラーを設立し、代表取締役に就任。自社製作による『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ(2007年〜)では、原作、脚本、総監督、エグゼクティブ・プロデューサーを担当している。最新作は脚本・総監督を務めた実写映画『シン・ゴジラ』(2016年)。現在は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を2020年6月公開に向けて制作中。 庵野秀明監督・特別
女子生徒が髪を結ぶ位置を定めた校則(浜松TG研究会提供) 浜松市立中学校全48校のうち、10校に下着を白色などに規定する校則のあることが浜松市のトランスジェンダー(TG・心と体の性の不一致を感じている人)当事者らで作る「浜松TG研究会」の調査で分かった。女子生徒のポニーテール禁止を定めた校則もあり、会のメンバーらは「人権侵害だ」と批判している。 研究会代表で同市天竜区の鈴木げんさん(45)が9~11月に情報公開請求などで行った調査の結果を発表した。それによると、市内全48校で制服、30校で頭髪をそれぞれ男女別に厳格に規定していた。 具体的には、女子生徒が髪の毛を縛る高さを耳の下にすることを定める校則が6校あった。女優・斉藤由貴さんのかつてのドラマ「スケバン刑事(デカ)」などで注目を集めたポニーテールの禁止を意味する。ヘアピン留めを不可とする校則が1校にあった。 女子に対し厳しい規定を設けた
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
1960年代後半、チャウシェスク政権下のルーマニアではストリートチルドレンが溢れていた。愛情を受け取れずに育った子どもたちは、その後どうなるのか。 最近の相次ぐ児童虐待事件を受け、親の懲戒権が見直され、体罰禁止が法制化されるかもしれない。“しつけ”と言いつつも、実は虐待しているケースに対しては警鐘が必要だ。しかし、親から引き離されて保護される子どもの数が急増するかもしれない。 私がかつてアメリカに住んでいたころ、子どもの泣き声がすると隣人に通報され、すぐに子どもが保護施設に隔離されてしまうという話を聞いたことがあった。親から引き離され、児童養護施設にあずけられる子どもの数が急増したらどうなるか?「チャウシェスクの落とし子」が思い浮かぶ。 1960年代後半、ルーマニア社会主義共和国の国家元首となったチャウシェスクは人工妊娠中絶や離婚を禁止。その結果、ルーマニアの人口は増えたが、貧困と育児放棄
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