危機に瀕した文化遺産のアーカイブ:英国図書館の10年の取組 リビアのティフィナグ語の碑文,マリ共和国トンブクトゥの手稿,ロマの民族自決運動黎明期の新聞,カメルーンの写真スタジオの写真,ギニアのセク・トゥーレ大統領時代の音楽,イランのラジオ番組…。これらの文化遺産はよく知られているとは言い難いが,政治的な紛争,自然災害等のさまざまな理由により,いずれも消滅の危機に瀕していたという。 英国図書館(BL)では,Arcadia財団の支援を得て,これらの消滅の危機に瀕した文化遺産をアーカイブする取組み“Endangered Archives Programme”(以下EAP)を2004年から実施している。EAPではこれまで,世界78か国の約250のプロジェクトに助成を行い,危機に瀕した文化遺産を当該地域の適切なアーカイブに移し,デジタル化し,その大多数をBLが運営するEAPのウェブサイトで公開してい
米国ワシントンD.C.にあるフォルジャー・シェイクスピア・ライブラリー(Folger Shakespeare Library)が、貴重書の装丁や製本技術に着目した画像データベース“Folger Bindings Image Collection”を公開しました。このデータベースには、15世紀以降に出版された1,000点もの貴重書の、表紙や背、天や細かい意匠などを撮影した3,000点以上の画像が収録されています。もっとも古い資料としては、15世紀のドイツで出版された、革と木を使って製本されたインキュナブラなどがあります。1932年にフォルジャー(Henry Clay Folger)夫妻によって設立された同館は、世界最大のシェイクスピア関連コレクションで知られており、他にも多数の貴重書を所蔵しています。 Folger Bindings Image Collection http://luna.
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