横浜市のホームページに小学校襲撃予告が書き込まれ、男子大学生(19)が誤認逮捕された事件で、横浜地検作成の自白調書が大学生が神奈川県警に提出した容疑を認める上申書に沿った内容だったことが22日、分かった。県警の捜査員が取り調べで、「認めれば少年院に行かなくて済む」と誘導していた疑いも判明し、県警が捜査経緯を検証している。 横浜地検は23日、大学生の保護観察処分の取り消しを求めて家裁に申し立てる。 大学生は県警に3通の上申書を提出。うち2通は容疑を否認する内容だった。1通目は書き込みがあった6月29日に任意聴取を受けた際のもので、否認する内容だった。 7月1日の逮捕時も否認を貫いていたが、4日には容疑を認める上申書を提出。この上申書には、襲撃予告の文言や「鬼殺銃蔵」というハンドルネームの由来などに関する具体的記載もあったという。 翌5日には、3通目の上申書で再び否認に転じたが、家裁送致前日の