「EMCジャパン、2012年は顧客の新規ビジネス創出を支援」 (ZDnet Japan / 2012年01月26日) こんなタイトルが飛び込んできました。時代は動き始めている・・・そんな想いがこみ上げてきました。 ITの技術革新の歴史を振り返れば、ITをコモディティ化する歴史でもあります。 新しい技術が世の中に出現すると、最初はその技術そのものが差別化の源泉となります。そして、それを使いこなす人もまた高度な技術が求められ、そこにビジネスが生まれます。 その後、その技術が普及し始めると、機能や性能の向上を競う技術競争が始まります。その結果、各社の製品はどれもが同様の水準で高止まりし、こんどは価格競争へと移ってゆきます。その結果、価格の低下が進みさらに普及することになります。 また技術競争は、同時に技術を隠蔽化する競争を生み出します。高い技術力がなくても、誰もが使えるものを創り出そうという競争