AO入試、2年連続で定員減 来年度の国公立大入試 文部科学省は6日、来春の国公立大学入試の概要を発表した。今年7月末までに各大学が公表した選抜要項をまとめたもので、国立の募集は82大学383学部で9万6270人(前年度比40人減)、公立は81大学174学部で2万8407人(同226人増)。大学入試センター試験は、5教科を課すところが国立で全学部の9割、公立で6割と引き続き多数を占めている。 丁寧な面接や小論文などによって選抜するAO(アドミッション・オフィス)入試は、国公立合わせて69大学171学部が実施。定員は全体の2・6%にあたる3216人(同31人減)で、ピークだった12年度から2年連続で減った。 AO入試をめぐっては、受験生の潜在能力をみることができるという評価の一方で、「手間がかかりすぎる」「講義についてこられる学力があるか把握しきれない」という指摘もある。政府の教育再生実行会議