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ブックマーク / ichiyanakamura.blogspot.com (10)

  • デジタル教科書の課題

    ■デジタル教科書の課題 もちろん、課題もあります。 それに対する指摘も書いておきます。 つまるところ、情報が与えられすぎて、自ら探索し、感じ、考えるという自主的な能力が忘れられるということではないでしょうか >はい、そういう「懸念」はあるかと思います。だからといって「使わせない」のがよいということが「検証」できるかです。 僕は賛成派ですが、「情報量が多いと考えることができない」理由がわかりません。考えるためには必ず情報が必要だと思うんですけど。 >ぼくもわかりません。検証してもらえるといいんですが。 凄い直感ですが、「デジタル~(なんちゃら)」って表現が敵を多くしてる気が(^-^; そもそも書籍も電子化してるなかで媒体の電子化は避けられない >そう思います。3年前、コトが動かないのに業を煮やしわざと刺激的な「デジタル教科書」という言葉を使いました。 早めの導入は必要ですし、そのための旗振り

  • デジタル教科書にサンセイのハンタイなのだ

    ■デジタル教科書にサンセイのハンタイなのだ というわけで、デジタル教科書への改めての批判と回答、反対論と賛成論からなる一連のやりとりをご紹介してまいりました。 でもかなり錯綜しているので、最後にちょっと整理してみます。 まず、当初、ツイッターで議論を進めるに当たり、現状を6点整理しました。 1)  教育情報化の第一目的は「やる気の向上」。政府調査によれば、一人一台導入後、小学生の9割5分が「授業が面白い」と回答。 2)  第二目的は「学力の向上」。政府調査によれば、一人一台導入後、9割以上が「授業がわかりやすい」と回答。第三目的は「表現力の向上」。同じく7割以上が「わかりやすく伝える・発表したい」と回答。 3)  授業にICTを活用して指導する能力は、一人一台導入前は教員の51%、導入後1年で80%に向上。 4) ただし紙・鉛筆をデジタルに置き換えよというものではなく、紙・鉛筆+デジタル。

  • デジタル教科書反対!への質問

    ■デジタル教科書反対!への質問 ★一次質問 デジタル教育反対派に「デジタル教育反対派への10の質問」を掲げてみました。 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2013/03/10.html ★二次質問 が、「質問が乱暴」といった意見が多く、論理的な答えがほとんどありません。 こいつは質問が悪かったと思うので、もっと簡単な質問を4つばかり。お答えください。 1)世界の情報を瞬時に調べる。海外の子どもとつながって対話する。デジタルなら簡単だが、「使わないほうがいい」理由は何でしょう? 2)生徒みんなの考えを電子黒板で一斉に共有して比較できる。デジタルなら簡単だが、「使わないほうがいい」理由は何でしょう? 3)デジタル教育反対:大規模な理科の実験や天体の観測など映像や音声による学習ができる。デジタルなら簡単だが、「使わないほうがいい」理由は何でしょう? 4)映像や音

    ivory_rene
    ivory_rene 2013/09/21
    もういいと思うんだけど…
  • デジタル教科書賛成!

    ■デジタル教科書賛成! 前回まで反対意見とその回答を紹介しましたが、もちろん賛成意見も多数あります。下記に連ねます。 いずれにしても技術的に問題があるなら技術的に解決すればいいだけでは。ただ、五感を鍛えるような授業も必要だとは思いますよ。 >そう思います。 授業の運営法を先生達が効率よく学んでいくためにもオンライン教材は有効だと思います。先生の事務的負担を減らして、より生徒と深く向きあい、学べる環境を作っていくかを、教材や環境提供メーカーと作りあげていって欲しいです! >ですね。 ワンテンポ遅れるっていつの技術の話?まあ紙の方がいいことは紙でいいと思いますが。 >そうですね。 デジタル教科書を推進する中村伊知哉氏は反論や疑問に対して常に丁寧に答えておられる。高圧的な物言いが微塵もない。相手を捩じ伏せず、一緒にやりましょうよという穏やかなスタンスに、氏の強い信念を感じる。 >丁寧すぎるかもで

  • デジタル教科書反対! その2 

    ■デジタル教科書反対! その2 反対意見はまだあります。依存性への不安、プログラミング学習への批判など。 これらも面白いので、やりとりを貼っておきます。 ★依存するだろ! >3年前、田原総一朗さんや田中真紀子さんの書には反論しも書きましたが、その後の反対論には反論に値すると思えるものがなく、だから逆にこちらから質問することにしました。あ、例外は自民党WGで議員から出た2つの意見。「子どもがのめりこみすぎる」「目が悪くなる」。前者には「のめりこませたいのです」後者には「ぼくは紙ので目が悪くなりました」と答えました。 紙のと、デジタル教科書との目に対する影響を科学的に比較しないと >いや、デジタルだと目が悪くなるという指摘なので、アナログでも悪くなる、デジタルかアナログの問題じゃなく授業や家庭対応の問題と申し上げてるのであり、デジタルのほうがどうとか言ってません。 答えになっていません。

  • デジタル教科書反対! その1

    ■デジタル教科書反対! その1 「1人1年1万円でデジタル教科書を」 デジタル教科書運動が次のステージに入りました。 http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2013/08/blog-post_29.html というブログをアップしたところ、改めて異論・反論が来ました。 3年前、デジタル教科書・教材協議会(DiTT)を立ち上げたころ、ずいぶん批判も浴び、議論し、対応したものですが、しばらく止んでいたと思ったところ、具体的なコストイメージが登場したからでありましょう、また同様の議論がぶり返してきました。 もう場面が変わっていて、特に海外に後れをとっている日は政府決定もなされ、議論の段階でなく実行の段階であり、逆にデジタル教育反対者にはこちらから質問することにした(下記の2記事)のですが、これらに対する回答はなく、またも質問を浴びる格好であります。 デジタル教科書

  • 教育情報化八策

  • 世界初公開、ドゥンチョン小学校のスマート授業

    「ドゥンチョン小学校」。そのスマート授業を見学しました。デジタル教科書教材協議会の視察で訪れたのですが、これが世界初公開だそうです。31クラス820人の生徒に80人の先生。ごく普通の公立校。 今年、政府からデジタル教育研究学校に指定されたばかりだそうです。2つの「スマート教室」が設置され、ギャラクシータブレット一人一台、電子黒板、先生用のPC、そしてwifiが整備されています。スマート教室を作る前にも、各教室にデジタルテレビPCがあり、ネットも接続されていたといいますから、インフラはあったんですね。以前から6割の授業でPCやネットが使われていたそうです。

    世界初公開、ドゥンチョン小学校のスマート授業
    ivory_rene
    ivory_rene 2012/12/03
    「多様なコンテンツ、アプリ、メディアを使うより、SNSで共有できることを重視している。」「SNSや先生の個人ブログ、メールなどさまざまな手法を使って生徒や保護者とのコミュニケーションをとっている。」
  • デジタル教科書法案

    デジタル教科書教材協議会(DiTT)がデジタル教科書を正規教科書とせよとの政策提言を発出したのが2012年4月5日。政府が知財計画でそれを検討すると正式決定したのが5月29日。事態は急展開しています。 言いっぱなしはいけない。そこでDiTTは教科書会社やメーカなどの会員企業のほか、衆議院議員、官僚、弁護士、経済学者などを招き、プロのWGを形成して、法案を策定する作業に入りました。

    ivory_rene
    ivory_rene 2012/09/24
    DiTTの策定した「デジタル教科書法案概要」について。整理も。
  • ボールは蹴ってみるもんだ。

    デジタル教科書。2010年にぐいっと動きました。タブレットなど教育にも使えるデバイスが出そろってきたのと、政権交代で政府が力を入れ始めたのが共鳴したのです。政府は2020年に一人一台環境を整備することを目標に掲げ、総務省と文科省とが連携して20の小中学校で実証研究を進めるに至りました。 しかしその後、事態はなかなか進みません。政府関係者と話しても、実証研究の成果を上げていくことが必要だいうのが基方針で、実証研究が事態を進めないための仕掛けにも見えてきます。しかも総務省のフューチャースクールが仕分けに遭ってしまうありさまで、政府もフラついています。 だいいちデジタル教科書を標榜していますが、デジタル教科書は存在しません。学校教育法、教科書発行法、著作権法上、教科書は「図書」と定義されていて、つまり、紙でないと認められないのです。いくらデジタルががんばっても教科書にはなれないのです。

    ボールは蹴ってみるもんだ。
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