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ブックマーク / webronza.asahi.com (11)

  • ウェブ誕生30年、先駆者・森田洋平さんに聞く - 勝田敏彦|論座アーカイブ

    ウェブ誕生30年、先駆者・森田洋平さんに聞く ターニングポイントは、彗星の木星衝突だった 勝田敏彦 元朝日新聞記者、高エネルギー加速器研究機構広報室長 生活に欠かせない社会インフラになったウェブ。ニュース閲覧や調べもの買い物などなどで毎日のように使うようになり、インターネットとほぼ同じ意味で使われることも多い。そのウェブが今年、誕生から30年を迎えた。日で最初のウェブサイトをつくった沖縄科学技術大学院大学の森田洋平シニアマネジャー(60)に話を聞いた。 世界初のウェブはCERNの情報共有プロジェクト 今から30年前の1991年8月、ジュネーブ近郊にある欧州合同原子核研究機関(CERN)で、あるプロジェクトの概要がインターネットに公開された。 そのプロジェクトとは、CERNのコンピューター科学者、ティム・バーナーズリー氏が考えた「ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)」。ウェブとはクモの網のよ

    ウェブ誕生30年、先駆者・森田洋平さんに聞く - 勝田敏彦|論座アーカイブ
  • 過去論文の図の引用に使用料を要求されるとは - 山内正敏|論座アーカイブ

    何度か論座で取り上げてきた、学術論文の著作権と専門出版社の寡占化の問題だが(例えば『著作権「過保護」が科学の発展を妨げる』)、この弊害が私の論文の作製にすら影響を及ぼすようになったので、ここで改めて取り上げたい。 科学論文での図の引用に使用料を要求 まず、何が起こったから簡単に述べる。 先月、私は、15-30年後の宇宙科学ミッションで解明すべき課題をテーマにした論文を投稿した。論文の性質上、未解明の関連現象を列記しており、その説明のために観測データの図を多くの過去論文から選んで利用している。日の著作権法であれば「正当な引用」として許可無し使用が認められる内容だ。 ところが、これらの図の使用に対し、原論文を掲載した出版社のうちの2つ(米国WileyとオランダSpringer-Nature)が、図の使用料(1枚1万円以上)を要求してきたのである。これは科学の発展を妨害する歴史的横暴だ。稿で

    過去論文の図の引用に使用料を要求されるとは - 山内正敏|論座アーカイブ
  • 新型コロナで露呈する学生の「格差」問題 - 田中駿介|論座アーカイブ

    新型コロナで露呈する学生の「格差」問題 「大学の危機」をどう乗り越えるか、渦中からの訴え(上) 田中駿介 東京大学大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻 大学が、危機に瀕している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、今まで、多くの人が直視してこなかった学生の「格差」が、一気に露呈したのである。 「何もかも困ってる。特にバイトが全てなくなって貯金が5000円しかない」「家の中は騒がしく、演習形式のオンライン授業が出来ない。おそらく大学に行き、受ける事になる」「この時期に新たにアルバイトを探せるかどうかが不安である」(筆者が実施したアンケートより)。 文部科学省によれば、大学・短大・高専の約8割が、授業の開始を延期したという。筆者が通う慶應義塾大学を含め、キャンパスを封鎖する大学も出てきた。しかし、オンライン授業にうまく移行できるかというと、ここでも「経済格差」がそのまま「教育格差」となって

    新型コロナで露呈する学生の「格差」問題 - 田中駿介|論座アーカイブ
  • 安易な業績評価が生む、もう一つの研究不正 - 須藤靖|論座アーカイブ

    安易な業績評価が生む、もう一つの研究不正 「著名研究者」が編集委員・査読者の立場を悪用してやっていたこと 須藤靖 東京大学教授(宇宙物理学) 優れた研究とは何かを定義することは困難だ。にも関わらず、昨今は大学の研究者の業績を「客観的」に評価し、ややもすれば一次元的に数値化してそれを教員の給与にまで反映する仕組みを導入する大学すら現れている。程度問題なのかも知れないが、私は同意できない。それに関してNatureの2020年2月13日号に興味深い記事が掲載されている。著名な生物物理学者とされるKuo-Cen Chou(周国城)が、専門雑誌の編集委員や査読者の立場を悪用し、自分の論文を引用することを強制して「客観的」業績指標を上げていたというのだ。 この件については後述するとして、特に日の場合、冒頭に述べた流れの背景には、主として二つの理由があると思われる。一つは、大学教員の多くは大した仕事

    安易な業績評価が生む、もう一つの研究不正 - 須藤靖|論座アーカイブ
  • 千数百年の時を超え川上弘美の新作に「転生」 - 有澤知世|論座アーカイブ

    「江戸時代の絵画や読み物を研究しています」 そう自己紹介すると、よく「古典苦手だったんだよね」という反応がかえってくる。時には関心を示してくれる人や、「古い物事を学ぶのは大切ですね」といってくださる人もいるが、多くの人は、古典の研究と、現代社会とは縁のないことのように感じているようだ。 しかし、文学研究や古典の世界は、当に現代社会とかけ離れたものなのだろうか。 古典は、21世紀を生きる私たちの生活や感性と繋がっている。現代、そして未来を考えることや、新たな芸術を創造することに結びつく、「生きている文化」なのだ。 それを、多くの人に実感してもらいたい。そして、さまざまな分野で活躍している人たちと一緒に、古典を通して現代に向き合いたい。そのために私は、「国文学研究資料館(通称・国文研)」(ロバート キャンベル館長)で「古典インタプリタ」として働いている。インタプリタとは「翻訳者」のことで、古

    千数百年の時を超え川上弘美の新作に「転生」 - 有澤知世|論座アーカイブ
  • [2]図書館と出版界の議論が噛み合わない理由 - 福嶋聡|論座アーカイブ

    [1]文庫が売れないのは、図書館のせい? 書店数の減少は、販売チャンネルの減少である。市場の縮小である。市場の縮小とは、すなわちマーケティングの失敗である。 出版業界に必要なマーケティング、すなわち市場の拡大には、販売チャンネルの確保・加増とともに、もう一つ大事なことがある。それは、「読者」の創造、育成である。図書館にその役割があるとすれば、図書館は決して出版業界の敵ではなく、力強い同盟軍と見るべきだ。 図書館は、読者を創造・育成する場 2000年代に入って、図書館=無料貸屋論が噴出し、出版業界からのバッシングを受けたとき、図書館側にも、「図書館がタダで貸すからが売れなくなった」という批判に真っ向から立ち向かった人たちがいた。元浦安市立中央図書館館長の常世田(とこよだ)良(現立命館大学教授)は、著書『浦安図書館にできること――図書館アイデンティティ』(勁草書房、2003年)などで、「図

    [2]図書館と出版界の議論が噛み合わない理由 - 福嶋聡|論座アーカイブ
  • [1]文庫が売れないのは、図書館のせい? - 福嶋聡|論座アーカイブ

    “文庫や新書も図書館で読めるという読者の意識を変えるきっかけとして、図書館での文庫の貸出しをやめていただきたい” 10月13日、第102回「全国図書館大会・東京大会」第12分科会「公共図書館の役割と蔵書、出版文化維持のために」で、パネラーの一人、文藝春秋の松井清人社長が、こう訴えた(『新文化』2017/10/19)。 強い既視感(デジャヴュ)を覚えながら、「またか」とか「まだそんなことを」と評するのは控えようと思う。パネラー4名中3名が出版社社長の分科会であったとはいえ、全国図書館大会というアウェーでの、当の相手に直接訴えかけた言葉である。既に大会前から、松井社長がそのような訴えをすることは、知られていた。松井社長としては、パネラーとしての発言を予め漏らしてまでも訴えたい言葉であったわけで、それだけ出版社としては切実な問題なのである。 図書館が出版不況の元凶と主張する社長たち 文藝春秋の収

    [1]文庫が売れないのは、図書館のせい? - 福嶋聡|論座アーカイブ
  • プログラミング教育「必修化」の期待と課題 - 首藤一幸|論座アーカイブ

    プログラミング教育「必修化」の期待と課題 スキル、思考力、世の仕組み、作る喜び…何を求めるか 首藤一幸 コンピュータ科学者、東京工業大学准教授 「プログラミング言語の文法は教えません。自分で学んでください」。大学に入学したばかりの私達に向けて、プログラミング演習の担当教員はそう言いました。25年前のことです。 プログラミング言語を教えないプログラミング演習。では大学は、その講義を通して何を教えてくれたのかというと、コンピュータ科学の基礎でした。 プログラミング教育ブーム プログラミング教育が大はやりです。幼稚園生から高校生までを対象とする民間のITものづくり教室「LITALICOワンダー」には、東京と神奈川の5教室に1500人もの生徒が通っているそうです。子供達が取り組むロボット制御やアプリ開発のためには、もちろん、プログラミングが必要です。 世界のリーダー、バラク・オバマ、スティーブ・ジ

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  • アクティブラーニングって何だ?! - 高橋真理子|論座アーカイブ

    アクティブラーニングって何だ?! 手探り続く教育現場--河合塾の全国大学調査で見えるもの 高橋真理子 ジャーナリスト、元朝日新聞科学コーディネーター 文部科学省が新しい学習指導要領で高校教育に取り入れる検討を始めたということで、アクティブラーニングに対する関心がにわかに高まっている。詳細は2016年度までに決まる見込みだが、一足早く導入が進む大学でも試行錯誤が続く。大学の実態を2010年から調べている河合塾教育研究部によると、「形だけの導入」から「質を深く理解した上での実効性のある導入」に至るには大学でもまだ時間がかかりそうだ。 アクティブラーニングとは、受け身ではない、自分から行動する学びという意味だ。文科省の資料では「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」と説明されている。 河合塾教育研究部は、大学の教育力の調査を2

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