本の世界のことを描いた児童書は、フィクション、ノンフィクション併せ、いろいろありますが、このようなタイプの本はめずらしいのではないでしょうか。 岩貞るみこ『青い鳥文庫ができるまで』(講談社) 内容はこのような感じ。《青い鳥文庫の大人気シリーズが書店に並ぶまでを追いかけた、迫真のノンフィクション。本は、読むのもいいけど、作るのも楽しい! 累計200万部突破目前の、とある大人気シリーズ。子どもたちへのクリスマスプレゼントにしたい!と最新刊・第14巻の12月発売を決めたものの、先生の原稿は遅れに遅れ……。果たして12月発売にまにあうのか? 作家、イラストレーター、編集部、そして、校閲や販売、印刷所、取次、書店などなど、青い鳥文庫が書店に並ぶまでの人々の奮闘を描きます。4ヵ月におよぶ綿密な取材にもとづいた、臨場感あふれる現場の姿。これを読んだら、あなたも本を作りたくなっちゃうかも!※小学中級から大