【北京=牧野田亨】中国有人宇宙プロジェクトの総設計師(技術部門トップ)、周建平氏は6日、読売新聞の取材に応じ、2016年頃に初の宇宙貨物船を打ち上げる計画を明らかにした。 15年末頃には新たな小型宇宙実験室「天宮2号」も打ち上げ、20年頃の大型宇宙ステーション建設に向けて準備を進めている。 周氏によると、宇宙貨物船は無人で、地上との間を行き来するのではなく、1回のみ使用する使い捨て方式だという。天宮2号に自動ドッキングした後、燃料の補給実験を行う。「天宮2号(約8トン)より重くなる」といい、打ち上げには重さ13トン以上の重量物を運べる新開発ロケット「長征7号」を使用する。 周氏は「貨物船が運ぶ物資には、宇宙飛行士の食料も含まれる」と説明し、今後、新たな有人宇宙船の打ち上げも視野に入れていることを示唆した。
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